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「怒(いか)れ、日本人」20230924

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「怒(いか)れ、日本人」20230924

聖書 マルコ 三節~

 

【水も危ない】

急に寒くなりまして、若い人はまだそれほどではないのでしょうが、高齢者の肌は乾いてきたように感じます。若いほど瑞々(みずみず)しいという違いはありますが、人体の六十パーセント前後は水分だと言われています。また理想的な体脂肪率は男では二十女では三十パーセントだと言われております。水が六十、油が三十パーセントだとすると、身体は、ブヨブヨだということですね。ぼくは、ぼくたちみんながブヨブヨだと言いたいわけではありません。

先週は食が命だと言ったのですが、それ以上に命には水が大切だということです水を摂取しなければ一週間も生きられないそうですから水はいのちに直結しています。幸いなことに、この水だけは日本でも自給率をはるかに超えています。日本のように川の水がそのまま飲めるほど綺麗で豊富な土地は世界でも稀(まれ)です。

綺麗で豊富な日本の水はガソリンと等価交換できるほど価値があります。、日本の美味しい水をタンカー一杯運んで行って、帰りにタンカー一杯の原油をもらってきてもいいほどです。原油国と原水国は良いパートナーになれるはずです。世界中では、古代から水の奪い合いが絶えません。もちろん、現代も続いています。れほど良質な日本の水を中国が狙っているのをご存知でしょうか。中国が日本中の水源地っているです。

武器を携(たずさ)えて日本を占領しになくても、水源地を買う中国は、明確な侵略者です。

それに気付かずに水源地を売る日本人は売国奴です。危険を承知の上で売っているならば、そんな人は、スパイと言って過言じゃありません。国土を外国に売り渡してはならないという法律を早く作るべきです。それをしない国会議員たちは、外国のために働いているスパイと同じです。自分の身の安全と私腹を肥やすために国民を犠牲にして働くスパイたちがたくさんいるから、日本はアメリカの属国から抜け出せないし、国土は中国に買われているのです。こんなことを許していると、スパイ以外の庶民は全員が奴隷にされてしまうのも遠い将来のことではないでしょう。

 

【そんなひどい人はいない?】

外国と言っても、そこまでひどいことをする国はないだろう、と考えるのは心優しい日本人ぐらいです。ぼくら日本人は盗むことは悪いことだという道徳感を教えられて育ちましたけれども、上手く盗むのは良いことだと教える民族もあるのです。盗むのは賢い人で盗まれるのはアホな人だと教える民族もあるのです。

今は国境を超えて人がどんどん行き交う時代です。平和ボケの日本人は、毅然(きぜん・意思信念を断固貫くさま)として注意深く命懸けで生活することに目覚めなければ将来がありません。

自分の利益ばかりを追求して、隣人を攻撃したり、同胞を売ることができる人が存在するのかと心優しい庶民は考すが、どんな人も自分だけは生き残ろうとする生存反応を持っているからでしょう。

 

【宗教界も下剋上】

他者のために命を捧げることが大切だと教える宗教界にあっても、実践されているのは下剋上(げこくじょう)です。

教会が集まって作るグループも、内実は下剋上す。勝ったグループが負けたグループを処刑するようなことも平気でおこなわれてきました。育った国を捨てて自由な新天地を求めて旅立った人々がたくさんいます。漂着した大陸で勢力を伸ばしアメリカを建国したのもこのような人々です。

信仰の父アブラハムも、エジプトでの奴隷生活から抜け出したモーセも、モーセの後を継いでパレスチナに侵略戦争を繰り返したヨシュアも同じ穴の狢(むじな・タヌキ、アナグマ)です。そのような人々を先祖持ち、美化した神話を作って宗教教育してきたのがユダヤ社会で

ユダヤ教から枝分かれしたキリスト教も、過去の宗教と同じように、国家と協力して、勢力を伸ばしたり分裂を繰り返してきました。勢力争いは人間の宿命す。負けた者は殺されるか逃げ出すかしかありませんでした。

 

【イエスは火中の栗を拾う人】

イエスは、バプテスト・ヨハネが当時のユダヤの統治者を批判したために殺されたことを承知の上で、ユダヤ教の教条が間違っているという確かな信念を得て、世に登場した人です。ですから自分も殺されるのだと弟子たちに三度も伝えた、という記録がマルコ福音書に伝えられております。

先生イエスが自分の受難を何度予告しても、理解できすに、一番偉いのは誰か、と争っていたのが弟子たちです。弟子には危機感がありません。

イエスがゲッセマネの園で官憲に取り押さえられた時、上位を争った弟子たちすべてイエスを置き去りにして逃げてしまったのです教会はそんな弟子たちが集まって作った組織です。教会組織の中で下剋上と弾圧と逃亡繰り返されるのも当然です。裏切りは、弟子たち得意分野です。

このような訳で、弾圧されることを承知の上でバプテスト・ヨハネの後を引き継いだイエスの後を引き継ぐ者は教会組織を引き継ぐ者の中にはいないのだと思います。教会が、自己保身と自己利益の誘導に熱心な組織あるならば、組織の誤りを正すために、イエスは、人間の生き方を説くでしょう。

 

【ぼくたちは】

イエスが怒ったという記事はこことエルサレム神殿の庭で商売がなされていたのを見た時ぐらいです。今日の箇所のイエスの怒りは、純粋に人間の生き方に関するイエスの怒りです。指導者の律法解釈に異議を述べたのではなくて、イエスは非常に強い怒りをもって、指導者たちの人間としての生き方を正したのです。

他者の人間性を否定してくる人に対しては相手がどんな身分であれ、イエス人間としての怒りを直接ぶつけました。このように怒りを表明しなければ、人間は権力や暴力に蹂躙(じゅうりん・ふみにじられる)されるからです。

心優しい人々の優しさに付け込んで、騙し奪い取ろうとする人々が周りにいます。近頃、日本バプテスト連盟が、日韓バプテスト連盟になるんじゃないかと心配するほど、韓国人牧師が多くなっています。どんな国から見ても、日本は保護柵のない青々とした草刈場なのでしょう。クリスチャンは優しいなんてことありません。世界中で弱い人々を殺してきたじゃありませんか。いまイエスがいれば、組織に怒りをぶつけるだけではなくて、ぼくたち一人ひとりに「しっかりしろよ。怒るべき時にはハッキリ怒れ、というに違いありません。

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