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「タブーを破り平和を作る」20230212

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「タブーを破り平和を作る」20230212

聖書  マタイ福音書 

 

 世界情勢と日本の防衛について、先週の聖書楽講座で話し合いました。少ない人数の小さな教会ですが、いつも大きな題材について語り合っていま

 

タブーを破り本当のことを言う時が来た】

 人間は個人で生活しているのではなくて社会生活しているので、誰もが自分のポジション(地位や立場)で行動します。ですから、個人の意見を持つことはできますが、立場を超えた行動はしにくいのです。特に教会のタブーを破ることは難しいです。とはいえ自分が置かれている階層の中だけでの浮き沈みを繰り返すだけでは社会に変化は起こりません。度を越した行動には危険が伴いますが、時にはタブーを破る行動起きるから、社会は硬直状態から解放されて、変化して来たのだと言えるでしょう。

 お前の言うことは学問的に正しいのかと聞かれれば口篭(ごも)ってしまいます。しかし、専門家が正しいとは限りません。既得権などが絡み合ってきますと、専門家であればなおさら、本音を言えない場合があるようです。

 そうだとすれば何を根拠に判断すればよいのでしょう。こで必要なことは、人間に残っている動物的な勘(かん)だと思います。勘というのは広辞苑では「物事を直感的に感じ取る能力」と説明されています。たとえば、大切に育てられた女性が子どもを産んだ時に、こどもをいかに大切に育てようとるかということに表れます。すなわち、大切に育て息子が、隣の家に忍び込んで自分の欲しいものを盗んでくるような事を喜ばないように、また、侵略軍になって隣国に攻め入って略奪したり強姦することを決して喜ばないように、また、互いの息子たちが戦って殺し合うことを喜ばないように、共に生きるためにはどのようにすればいいかと考えて隣国の母たち協力するに違いないと思います。それが平和を作るということの基本に違いありません。これは、同じ種の動物として基本的に持っている感じ方だと言えるはずです。そしてこれは、イデオロギーや宗教や哲学ができる前から整っている人間の優しさというか、道徳と呼んでもいいでしょう。これが人間が作り出すことのできる平和の基礎です。これは、学者や専門家が集まってできることではなくて、常識的な生き物であれば理解し合えることす。

 超エリートや将軍様や特権階級の人だけが身勝手な生活をする社会は、常識的に見て、完全に歪んでいることは誰にでも判るはずです。現実世界がひどく歪められていることがったならば、これを是正していけばいいのです。そのためには言わなきゃならいことうべきなのです。言うべき事を言わずにヘラヘラして、長いもに巻かれていたから、現在のような歪んだ世界になってしまったのです。

 

【日本はアメリカに洗脳されている】

 軍国主義に踊らされたとは言え、戦時中の若者が身を挺して守ろうとした日本で、無条件降伏したとは言え、日本の指導者層に居た者たちは、身を翻(ひるがえ)して、占領軍の言いなりになり、手先として働いて、日本をアメリカの属国に貶(おとし)めたまま、いまだに世界に誇るべき日本を独立できない属国にしているのです。その状態を受け入れるように洗脳されて来た多くの国民はそれを素直に受け入れてしまっている状態なのです。

 アメリカに占領された後は、七十七年間も米軍基地の土地も、金も心までも奪われ続けて来たのです。いままではそれでも我慢して奴隷として勤勉に働き続けたからここまで保ちました。しかし、占領軍の力が弱まって来た今、占領軍に頼る事はできなくなったのですから、速やかに独立しなければ、アメリカを追い出す新しい覇権国家が現れたら、新しい占領国の奴隷にされることになります。もうそろそろ目を覚まして、自由と独立を日本人自らの手で作り上げましょう。それが日本の平和であり、日本の周りの国々の平和に貢献することになるはずです。

 他国に戦争を吹きかけるのではなく、日本に攻め入る隙(すき)を誰にも与えないためにしっかりとした戦力を持つ必要があるということです。日本では、このような議論はタブー視されて、議論どころか口にすることさえできませんでした。そこまで洗脳されているのは確かです。日本バプテスト連盟は、終戦後にアメリカのバプテスト派の教会連合から派遣された宣教師たちによって日本をキリスト教化しようとしました。その教会の中では、反戦と平和が常に叫ばれて来ましたが、宣教師たちを送り出したアメリカは、その後も戦争し続けている国なのです。アメリカのキリスト教は母親たちの人間の常識を持たない宗教だと思えます。日本人の精神を骨抜きにして、アメリカに従順でアメリカに歯向かうことができないように、日本人を奴隷化するためのアメリカの占領政策の一つが日本宣教だったのでしょう。

 

昔はアメリカが好きでした】

 アメリカを好きになるように洗脳されていたのだと思います。子どもの頃はアメリカとドイツが戦う戦争ドラマがテレビで流れていました。たとえば「コンバット」のヒーロー、サンダース軍曹が率いる小隊がドイツ軍に勝つのを喜んで見ていたのです。最近の「硫黄島からの手紙」という映画で日本軍の側から見た戦闘や、日本軍がアメリカ軍にボロボロにされる状態を見た感覚全く別物でした。昔はアメリカをきになる映像を見せられ続けていたのです。「うちのパパは世界一」というドラマではアメリカの幸せそうな家族が描かれていました。

 乗って来た自転車を家の庭に倒したまま家に入って、冷蔵庫から二リットルほどもある大きい瓶から牛乳をコップに注いでガブガブガブと飲むんです。自分の自転車がなくて姉と共用していたぼくは、なんで自転車を倒したまま家に入っていけるんだろうとかあんなに牛乳を飲めるアメリカの家庭ってすごいなあと思いました。ママは大きなボールに小麦と砂糖をたっぷり入れて、そこに卵をいくつも入れてオーブンでケーキを焼いたりするんです。すき焼きの時に卵を人数分だけ買いに行ったぼくは羨ましかったです。しかしそんなアメリカは日本を占領後、日本を奴隷化して利益を吸い上げて来た国だったのです。しかも、今後は他の国に占領される危険が高まっているのです

 

ぼくたちは

 今こそ、現行憲法には成立の時点から正当性がなかったことをみんなで確認して、緊急性のある部分から改定するための議論を始めるべきです。日本を攻撃されない平和の国にすることはアジアの平和を構築することです。そのために、隣国を攻撃したり恫喝しない日本が武装して攻撃されない国にする必要があります。武力のバランスの不均衡は戦争の危険を高めます。他国から武器の供与を受けながら自国内で戦闘するしかないウクライナのようにならないために、今こそ、タブーを破って言わせてもらいます。日本こそすぐに核武装すべきです。

 これは、アジア全体の平和を護ることになるはずです。それをしなければ、武力のバランスが取れないために、不安定になって戦争になる危険が高まるのです。真面目に、日本が核武装するため議論を始めましょう。

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