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今回は「経営環境変化と新マ-ケティング課題」について考え方を説明しよう。
マ-ケティング戦略の確立(5) |
(4)経営環境変化と新マ-ケティング課題
「マ-ケティング戦略」は、経営の環境変化に適応していかなければならず、その課題と、それに対する戦略方向を確立しなければならない。
経営環境の変化 | マ-ケティング課題 | マ-ケティング戦略の方向 |
□企業倫理、経営理念の欠如
| ☆企業の社会的責任の未 認識
| ◎企業理念の確立 ◎企業文化の確立 ◎企業倫理の確立 ◎コンプライアンスの確立 ◎フィランソピ-とメセナ重視のマ-ケティング ◎コンシュ-マリズムのマ-ケティング ◎エコロジカル・マ-ケティング
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□経済の長期的不況
| ☆経済の見通しの甘さ
☆売上高、利益高の低下
☆高コストの未吸収
| ◎本格的なマ-ケティング戦略の甘さ ◎リストラクチャリング、リエンジニアリング、コア・コンピタンス化 ◎ト-タル・マ-ケティングの確立 ◎ロジスティクス・システムの確立
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□お客様離れ
| ☆マ-ケティング不在
☆サ-ビス不在
☆生活者動向の未認識
☆プライス・コンシャスの未認識 ☆競争の激化
| ◎お客様の立場に立ったマ-ケティングの確立 ◎ホスピタリティ・ビジネスの確立 ◎アップスケ-ル・マ-ケティング戦略の確立 ◎バリュ-・マ-ケティングの確立 ◎価格戦略の確立(新価格体系)
◎個性化戦略の確立
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□市場のグローバル化
| ☆グロ-バル・ネットワ-ク化の課題 ☆世界同一品質化時代の到来 ☆技術援助化の課題 ☆保護主義の課題
| ◎国際化マ-ケティング戦略の確立 ◎国際分業戦略の確立 ◎経営理念の共有化戦略の確立 ◎技術援助化戦略の確立 ◎国際協調戦略の確立
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□高度情報社会時代の到来
| ☆IT革命への課題
| ◎IT戦略の確立 ◎国際的情報システム戦略の確立 ◎ナレッジ・マネジメント戦略の確立
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□資金調達環境の変化
| ☆財務戦略不在
| ◎財務戦略の確立 ◎資本調達戦略の確立 ◎企業戦略の確立
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一般的に、「マ-ケティング戦略」を策定するには、次の要素をもって構成していくことが望ましい。
・「企業ミッション」がリ-ドしていること。 ・長期的・中期的展望に基づいた環境適応型であること。 ・独創性と創造的破壊が行われていること。 ・経営資源が集中的に投下されていること。 ・戦略の有機的結合が行える組織が確立されていること。 ・戦略の効果的な組み合わせが行えること。 ・スタッフの独創性が十分発揮されること。 ・スタッフの意思決定、行動基準に適切な判断ができる動機づけがあること。 |
「ジャパンデー~食と芸術のコラボ~」の出演者・団体に対する外務大臣感謝状の授与
サービス産業生産性協議会(代表幹事:秋草直之 富士通(株)相談役)では、
この度2013年度第1回「JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer
Satisfaction Index)」調査として、7業種[コンビニエンスストア/シティ
ホテル/ビジネスホテル/飲食/カフェ/携帯電話/宅配便]における77
企業もしくはブランド(以下企業、ブランド)の満足度等を発表しました。
帝国ホテルとヤマト運輸が5年連続顧客満足度1位、木曽路が飲食で初の顧
客満足度1位となっています。
情報詳細 |
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http://activity.jpc-net.jp/detail/srv/activity001380.html
地場ファストフードチェーン大手3社の2013年3月期決算は、3社とも増収増益を確保した。26日付サウスチャイナ・モーニングポストはうち地場ファストフード最大手の大家楽(カフェ・ド・コーラル)、昨年11月に香港上場を果たした茶餐庁(香港式大衆カフェ)の翠華餐庁の2社について、「増益の主因は値上げ」と指摘した。
■大家楽は過去最高益
大家楽の純利益は前年比14%増の5億4,500万HKドル(約68億5,000万円)で、過去最高額に達した。売上高は7%増の63億9,000万HKドル。
香港事業の売上高は6%増加し、全体の79%を占めた。人件費や賃料の高騰に直面したが、新たなセントラルキッチン(集中調理施設)の利用によるコスト削減などで対応したと説明した。
一方、中国本土事業の売上高は全体の18%にとどまった。鳥インフルエンザ(H7N9型)の流行や経済停滞が外食産業に影響した。25日時点の店舗数は、海外のフランチャイズ(FC)を含め計594店舗。
同社は特別配当1株当たり25HKセントを支払う。年度末の最終配当は48HKセントで、中間配当と合わせると通年の配当性向は94.9%に達した。
■翠華、来年は12店舗オープン
翠華餐庁は、純利益が24.7%増の1億2,960万HKドル、売上高が42.2%増の10億8,442万HKドルだった。
地域別では、本土の売上高が2.5倍に膨れ上がった。香港とマカオは28.9%、55.4%それぞれ伸びた。
同社は、人件費が45.2%、店舗賃料・関連支出が59%それぞれ増えたが、コスト管理により業務効率を改善したと振り返った。
3月末時点の店舗数は計32店舗。昨年3月末から10店舗増えた。来年は12店舗をオープンしたい考え。
■大快活は本土事業振るわず
大家楽のライバルであるファストフードの大快活(フェアウッド)は、純利益が7%増の1億3,950万HKドル、売上高は5.5%増の19億2,920万HKドルだった。
本土事業は、経済停滞や競合との競争激化、人件費や運営費の高騰が響いたほか、新規店舗の業績が振るわなかった。
昨年度は新たに16店舗をオープン。3月末時点の店舗数は計114店舗となった。<香港>
外食チェーンを展開するQSRブランズは、ハラル(イスラム教徒向け)食品の管理に関する学位取得が可能な世界初の教育課程を近く開講する計画を明らかにした。現在マレーシア資格庁(MQA)による認可待ちの状態だ。国営ベルナマ通信が22日に伝えた。
同社のイスラム法(シャリア)・ハラル・コンプライアンス担当のゼネラルマネジャー、モハンマド・ロスラン・サルディン氏によると、同課程はQSRが全額出資する「KFCHインターナショナル・カレッジ」で開講される。開講に当たっては、ハラル産業開発公社(HDC)、マレーシア・イスラム発展局と協力する。
同課程ではシャリアとハラルに関する知識を学ぶ以外に、経営方法についても体系的に学ぶ。
QSRはKFC、ピザハット、アヤマスなどの外食ブランドを展開している。ロスラン氏は「イスラム教徒の利用が多く、ハラル食品の提供とハラルの手法で運営に携わる訓練された従業員の存在が重要だ」と述べた。