インフォメーション

2015-01-31 16:33:00

穀物全体の生産量は、前年度より増加。消費量を上回り、期末在庫率は上昇する
見込み。穀物全体の期末在庫率(21.1%)は前年度(20.7%)を上回る見込み。
(1)生産量:24.71億トン(前年度比+0.02%)
(2)消費量:24.54億トン(前年度比+1.3%)
(3)期末在庫率:21.1%(前年度差+0.4ポイント)

【品目別の需給見通し】
<小麦>
 生産量は、カナダ、豪州、米国で減少するものの、EU、ロシア、中国等で増加し、
世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。生産量は消費量を上回り、期末
在庫率は上昇する見込み。
(1)生産量:723百万トン(前年度比+1.1%)
(2)消費量:713百万トン(前年度比+1.3%)
(3)期末在庫率:27.5%(前年度差+1.1ポイント)
・米国の生産量は、収穫面積が増加するものの、冬小麦産地での乾燥型の天候や春の
低温等による単収の低下から、前年度を下回る。
・EUの生産量は、収穫面積の増加及び春から初夏にかけて好天に恵まれ単収が上昇
することから前年度を上回り、史上最高。
・中国の生産量は、収穫面積が減少するものの、好天に恵まれ単収が上昇することから
前年度を上回り、史上最高。

<とうもろこし>
 生産量は、ブラジル、ウクライナ、アルゼンチン、中国等で減少するものの、米国、
EUで増加し、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。生産量は消費量
を上回り、期末在庫率は上昇する見込み。
(1)生産量:988百万トン(前年度比+0.04%)
(2)消費量:971百万トン(前年度比+1.9%)
(3)期末在庫率:19.5%(前年度差+1.4ポイント)
・米国の生産量は、収穫面積が減少するものの、好天に恵まれ単収が上昇することか
ら、前年度を上回り史上最高。期末在庫率も上昇。
・中国の生産量は、収穫面積は増加するものの、主産地で夏の干ばつによる単収の低
下から、前年度を下回る。
・ブラジル、アルゼンチンの生産量は、収益性の高い大豆に作付けがシフトすること
から収穫面積が減少し、前年度を下回る。

<米>
 生産量は、中国等で増加するものの、インドで減少することから、世界全体では前
年度より減少する見込み。消費量は増加し史上最高となり、生産量を上回ることから、
期末在庫率は低下する見込み。
(1)生産量:475百万トン(前年度比-0.3%)
(2)消費量:483百万トン(前年度比+0.7%)
(3)期末在庫率:20.5%(前年度差-1.8ポイント)
・中国の生産量は、単収の上昇から、前年度を上回り史上最高。
・インドの生産量は、収穫面積の減少及び単収の低下から前年度を下回る。
・インドネシアの生産量は、収穫面積の増加及び単収の上昇から前年度を上回る。

<大豆>
 生産量は、中国で減少するものの、米国、ブラジル、アルゼンチンで史上最高とな
ること等から、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。生産量は消費量
を上回り、期末在庫率は上昇する見込み。
(1)生産量:314百万トン(前年度比+10.8%)
(2)消費量:286百万トン(前年度比+5.1%)
(3)期末在庫率:31.7%(前年度差+7.4ポイント)
・米国の生産量は、収穫面積の増加及び単収の上昇により前年度を上回り史上最高。
期末在庫率も上昇。
・ブラジル、アルゼンチンの生産量は、とうもろこし価格の低迷により大豆に作付け
がシフトすることから収穫面積が増加し、史上最高。
・中国では、生産減と需要増により、輸入量が増加。


詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html

内「海外食料需給レポート」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/index.html
でご覧ください。


2015-01-31 16:31:00

都内2号店、25市町村の味一堂に ドリーム社アンテナ居酒屋

※写真クリックで拡大表示します
民具などを飾った古民家風の店内で、本県の地酒で乾杯する来店者

 外食チェーンのドリームリンク(秋田市、村上雅彦社長)は28日、東京都港区芝大門に飲食店「んだんだ 秋田県全25市町村うまいもの酒場」をオープンした。本県郷土料理や特産品、伝統芸能などを首都圏でPRするアンテナ居酒屋の2号店。初日は仕事帰りの会社員らでにぎわった。

 同社は昨年11月、アンテナ居酒屋の1号店として東京・神田に「秋田県由利本荘市うまいもの酒場」を開業。2号店は本県全体の認知度を高める目的で全25市町村を紹介する店舗にした。3号店以降は由利本荘市同様、個別の自治体にスポットを当てる計画で5年以内に全25市町村の店を開くことを目指している。

 「んだんだ」は、JR浜松町駅から徒歩3分のビルの地下1階。116平方メートルに38席を設けた。店内は古民家風の内装で、ざるやわらじ、雪ぞりなどの民具を飾っている。「横沢曲がりねぎ焼き」(大仙市)、「ホゲットの鉄板ステーキ」(藤里町)など県内25市町村それぞれの郷土料理を提供。県内全酒蔵の地酒を常設する。


2015-01-31 16:29:00

中国  2015/01/30(金曜日)
上海自貿区措置を全国展開、ゲーム機製販可能に[経済]

中国の国務院(中央政府)は29日、上海市の中国(上海)自由貿易試験区(上海自貿区)で実施していた改革措置の一部を全国に広げると発表した。貿易手続きの簡素化や金融分野、サービス業の開放などが盛り込まれ、全国でゲーム機の製販が可能になる。

全国展開する措置は中央部門の管轄が29項目、地方政府が6項目。このうち金融分野では、中国人民銀行(中央銀行)が個人その他の経常項目下での人民元決済業務を全国展開する。サービス業の開放では国内外企業によるゲーム機の生産販売や外資の信用調査会社設立、ファイナンスリース会社によるファクタリング業務の兼業、株式制の「外資投資性公司」の設立をそれぞれ全国で認める。ファイナンスリース会社の子会社設立に課していた資本金の下限条件は撤廃する。

地方政府では、企業設立までのワンストップサービス実施や政府情報の共有プラットホーム構築、企業年度報告公示制度の確立などを盛り込んだ。

中央部門の措置は28項目を今年6月までに全国へと広げる。地方政府の措置は2~3年以内に5項目を実施すると定めた。

上海自貿区は2013年9月に設立され、医療や娯楽などの分野で外資の進出規制を緩和。貿易関連の手続き簡素化や人民元の海外送金の自由化などを徐々に進めている。今年3月には広東省と天津市、福建省の3地域にも同様の「自由貿易園区」が設置されることが決まっている。

全国展開する開放措置は国務院のウェブサイト<http://www.gov.cn/zhengce/content/2015-01/29/content_9437.htm>で確認できる。<全国>


2015-01-31 16:27:00

シンガポール  2015/01/30(金曜日)
ジェトロ、日本産水産物・食肉の商談会開催[農水]

日本貿易振興機構(JETRO)は29日、シンガポールで日本産農水産物・食品輸出商談会を実施した。2回目となる今年は、2013年12月に開催された前回に引き続き「水産物・食肉」に絞った商談会で、11都道府県から15業者が集まった。

 



ジェトロの担当者は、「シンガポールには飲食店が約6,700店ある。このうち和食店は約900店に上り存在感を示している。ただシンガポールの食品輸入量に占める日本産品の比率はわずか2%で、和食店のプレゼンスとの間にギャップがある」と指摘。「水産物や肉はメニューの目玉になることから、現地のバイヤーにも興味を持ってもらえるため、日本からの輸出を促したい」と話した。海外でも水産物・肉に絞って商談会を実施するのは珍しいという。会場には北海道の活毛ガニやホタテ、宮城県のしらす干し、滋賀県の近江牛などが並んだ。

海外の商談会に初めて参加した、いか加工食品製造の和平商店(石川県能登町)は、地元小木特産のスルメイカを使った商品を出展。小木港は全国有数のいかの水揚げ量を誇り、釣った直後の新鮮なスルメイカを船内で急速冷凍した「船凍いか」で知られる。独特の甘味噌が入った「いかの鉄砲焼き」や石川県特産の魚しょう「いしる」などに漬け込んだ「いかの一夜干し」などを紹介した。

同社の浅井園子専務は、「いかは凍結してもおいしく食べられる数少ない水産物。小木港のいかの年間漁獲高は50万~60万箱(1箱当たり8キログラム)。これだけ多く獲れるのだから、日本国内だけでなく海外にも出荷したい」と説明。課題は冷凍輸送にかかるコストだが、日本のJF全漁連が先ごろシンガポールに居酒屋を出店している例を挙げ、「全漁連のような業界関係者の協力を得て日本からまとめて送ってもらう方法を考えたい」と述べた。

鉄砲焼きを試食した地元の食品輸入業者の男性は「ニュージーランド産いかを輸入しているが、味が全く違い、柔らかくて良い香りがする。シンガポール人はバーベキューが好きなのでいかは需要がある。前向きに輸入を検討したい」と話した。


2015-01-31 16:25:00

味良し、価格良し、雰囲気良し、給仕人良し、そしてシェフも素敵! そんな抜群の魅力を持つレストラン「修 Shu」は、パリで初めての串揚げ専門店だ。6年前の開店時、著名フランス人ジャーナリストが絶賛して各種雑誌も次々に取り上げ、いきなり話題をさらった。

 映画監督やハリウッド女優グウィネス・パルトロウ、パリを訪れた日本の俳優たちも来店するという修 Shuで串揚げを味わい、シェフの鵜飼修(うかい・おさむ)さんにお話を伺った。

予約必須! 串揚げコースで味わう「和食」

毎朝、パリの市場で鵜飼さんが吟味した食材が、「修 Shu」で熱々の串揚げに変身。同店は世界で人気の旅行口コミサイト、トリップアドバイザーでCertificate of Excellence 2014を受賞している(筆者撮影、以下同)

 「気軽に行ける、裏通りの揚げ物屋さんという気持ちで始めて、それを維持しているんですよ」。鵜飼さんは自分の店についてそう語る。

 しかし、実際は、気品漂う和食レストランと言った方が正しい。串揚げというと、たくさんのキャベツが添えられていたり、自分の好きな串を自分で揚げるスタイルだったりと様々だが、修 Shuでは3種類のコース、風(38ユーロ、約5500円)、鈴(48ユーロ、約7000円)、響(63ユーロ、約9100円)から、お腹の空き具合に合わせて選ぶ。

 風と鈴で串揚げ15本、響で串揚げ9本が出される(1本につき食材1種類ずつ)。これに小鉢、季節のお造り(刺身)、季節の料理、お茶漬けや稲庭うどん、デザートといった料理が盛り込まれている(響は季節の料理の点数が他より多い)。

 「和ということを強調しているつもりはありません。ですが、せっかく来ていただくので、串揚げだけでなく、ほかの和の料理も味わっていただきたくてこういう形にしました」

 メインの串揚げ1本1本も、ほかの料理も、どれをとってもまさに美味。胃に入った料理のエネルギーが体中を巡り、心までじわじわと温かくなっていくのが分かる。こんなにおいしいのは食材がよく、鵜飼さんの腕がいいからだろうが、それだけではない気がする。

 やはり、心がこもっているからだと感じずにはいられなかった。それは鵜飼さんの言葉にも表れていた。

 「開店してからいままで、1度も病気で仕事を休んだことはありません。たとえ多少具合が悪くても、キッチンに立つと集中してほかのことは忘れてしまうんです。そのかわり、仕事が終わると力が抜けきった状態になったり、休日に寝込んでしまったりしますが」

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42589
 

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