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2025-12-24 16:09:00

未来価値創造戦略【4】

 

今回は、「未来価値創造戦略」の「企業の存在価値」として、「現代企業」の「役割の再認識」「社会的責任の再認識」「将来像の確立」と「現代経営者の条件の確立」「経営理念の再検討」が必要となるので、それらの説明をしよう。

 

[4]企業の存在価値

 

「未来価値創造」を行う場合、ただ「創造」ということばかり気を向けても、空事にすぎなくなってしまう。「未来価値創造」の第一歩は、自社の「企業の存在価値」を見直すことからはじめなければならない。

 

(1)現代企業の役割の再認識

「企業の存在価値」については、企業そのものが「現代企業の役割」を思考しているはずであるが、「再認識」をするか、あるいは「再構築」をするかをしなければならない。また「現代企業の役割」が存在しない場合は、是が非でも「確立」しなければならない。

「現代企業の役割」は数々あるが、「未来価値創造」には、「生活者の課題の解決と要望の実現の協力者」であり、「生活者の自己実現のライフスタイル」を提案できるかどうかにかかっている。

 

(2)企業の社会的責任の再認識

「企業の未来価値創造」を行うには、当然「企業の社会的責任」も「再認識」しなければならないが、残念ながら「社会的責任」を思考していない企業があまりにも多すぎるのが現状である。「サクセシイブ・カンパニー」の「基本条件」は、「現代企業の役割」と「企業の社会的責任」をかかげ、「経営理念」を導くものでなければならない。したがって、「企業の社会的責任」を再認識しなければならない。

1.企業存在に対する社会的責任

2.国民生活に対する社会的責任

3.地域住民に対する社会的責任

4.生活者に対する社会的責任

5.人的マネジメント資源に対する社会的責任

6.自然環境に対する社会的責任

7.取引先に対する社会的責任

8.投資家に対する社会的責任

 

(3)日本企業の将来像の確立

「未来価値創造」を行うには、「日本企業の将来像」を描かなくてはならない。多くの企業では、外国の物真似が多くて、「日本の文化」や「組織風土」になじまないものが多いにもかかわらず、相変わらず継続していて、先行き不安に陥っている。

外国に学ぶことは、一向に構わないし、「グローバル化戦略」を志向するには、むしろ積極的に外国に学ぶ必要があろう。しかし、「日本企業」として、独自の「文化」や「風土」を醸成し、「日本企業の将来像」を確立し、世界に広めていかなければならない。

 

(4)現代経営者の条件の確立

「未来価値創造」を行うためには、「現代経営者の条件」を確立し、経営者は「条件」に適合すべき努力をしなければならない。「条件」は、数々あるが、「未来価値創造」を実現するためには、次のことが重要である。

1.未来価値創造の目的をつくる能力

2.プロデューサー・シップを発揮できる能力

3.卓越したリーダーシップを発揮する能力

4.現場力を重視するマネジメント能力

5.全員マネジメントを確立する能力

 

(5)経営理念の再検討

「経営理念」は、基本的に改訂するものではないが、往々にして忘れがちなのは「創業者精神」である。ただし、「創業者精神」を重視するために、時代錯誤の「経営理念」で、「企業マネジメント」にまったく無視している企業が多いのも現実の姿である。

「経営理念」を確立した時点では、「企業の社会的責任」や「未来価値創造」などまったく意識をしなくても、「創業者」の確立した「経営理念」に包含されているものが多々存在している。「創業者精神」は別として、もし「経営理念」が現代にマッチせず、「未来価値創造」のために不向きであれば、「再検討」をしなければならない。


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