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2017-12-29 21:06:00

2018年に来る「コーヒー第4の波」の正体

ついにコーヒーはワインに似てきた

企業経営 2017.12.27

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コーヒー業界に「第4の波(フォースウェーブ)」が押し寄せつつある。数年前、話題になったのは「サードウェーブ(第3の波)」。このときは「農園の違い」に注目が集まったが、今回は「栽培方法の違い」や「誰が淹れたか」が問われるという。1年の半分近くを「農園巡り」に費やすという業界のキーパーソンに聞いた――。
写真=iStock.com/jcarillet

「フォースウェーブ」という波

まもなく新しい年を迎える。2018年は、さまざまな業界で新しい動きが進むだろう。

コーヒー業界で注目されるのは「第4の波(フォースウェーブ)」だ。すでに一部では「第4の波」を論じた報道もあったようだが、「コーヒー」や「カフェ(喫茶店)」と多方面から向き合ってきた筆者や、業界キーパーソンの見通しとは少し違う。そこで、これまでの“波”を紹介しながら「フォースウェーブコーヒー」を考察してみよう。

実は、ファーストウェーブ(第1の波)からサードウェーブ(第3の波)までも、時代や中身に諸説あった。それぞれの波の詳細は後述するが、過去の取材では「米国と日本では“波”の起きた時期が異なる」と分析する人もいた。「正解」はないので、「納得解」で考えたい。

今回指南してくれたのは、業界関係者の団体「日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)」理事で、同協会内の「コーヒーブリュワーズ委員会」委員長でもある鈴木太郎氏(サザコーヒー代表取締役)だ。ちなみに同委員会は、「サイフォンやドリップなど、エスプレッソ以外の抽出に関する研究と啓蒙」を活動目的としている。

取材時には鈴木氏が最新のコーヒー豆を用意して、淹れてくれながら熱弁した。いずれ、その内容も紹介したい。「評論ではなく実践」の“当事者意識”が大切だと思うからだ。

高品質コーヒーの「見える化」が進む

「21世紀を迎える頃から、コーヒーはどんどん進化してきました。その進化の中身は、ひとことでいえば『見える化』です」(鈴木氏)

どういうことか。鈴木氏が続ける。

「私は、セカンドウェーブは2000年頃から始まったと考えていますが、それまで『コーヒーの品種の違い』でしかなかったのが、『国や産地の違い』が注目されるようになり、一般的なコーヒー豆と区別する『スペシャルティコーヒー』という概念も生まれました。それが進んで、サードウェーブで起きたのは『農園の違い』です。コーヒー生産国や産地の中でも、すぐれた取り組みをする農園と、そうでない農園に分かれます。農園が良質のコーヒー豆を出品して競い合う『品評会』も盛んになりました」(同)

 

2017-12-29 21:04:00

 

 

2017.12.27

日本のうどん屋がワルシャワで人気レストラン1位になった理由

       
       
       
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店名の「Uki Uki」は人気テレビ番組だった「笑っていいとも!」のテーマ曲が由来。開店準備を進めているときに番組終了を知ったのがきっかけ

2018年に開催されるワールドカップで、日本と同組になったことでも注目度がアップしている国・ポーランド。その首都ワルシャワのレストラン人気ランキングでトップに君臨するのは、日本人が経営するうどん屋だ。2013年に「和食」がユネスコの無形文化財に登録されて以来、日本食ブームが加速。世界各地で日本食がブームになっているという。かといって、すべての店が人気店になれるわけではない。その成功の秘訣を探ってみた。(ライター ミハシヤ)

ワルシャワNo1.の人気レストランは
日本人経営のうどん屋!

 レストラン検索サイト「Zomato」(日本の「食べログ」のようなもの)ワルシャワ版で、「人気の高い順」で検索をかけると、トップに表示されるのは「Uki Uki(ウキウキ)」。2015年に開店した日本人経営のうどん屋である。

 ポイントは4.9でトップタイだが、口コミの数が多いので最初に表示される。ちなみに、「日本食」「アジア料理」などの条件は入力していないので、すべてのカテゴリーの中でトップということになる。つまり「Uki Uki」は、ワルシャワで今、最も人気のレストランといっても過言ではない。

 レビューを見ると、下記のような賛辞のコメントが並ぶ。

 
http://diamond.jp/articles/-/153822?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
 

2017-12-29 21:01:00

アマゾンが放つ、「リアル店決済」攻略の秘策

米国では数百の飲食店に導入、日本上陸は?

アマゾン独自のID決済サービス「Amazon Pay(アマゾンペイ)」は2007年にサービス開始。世界170以上の国・地域で利用されている(撮影:今祥雄)

狙う市場は、もはやオンラインにとどまらない――。ネット通販(EC)で世界最大手の米アマゾンが、独自のID決済サービス「Amazon Pay(アマゾンペイ)」の展開をレストラン、小売店などのリアル店舗に着々と広げている。

アマゾンペイの提供開始は2007年。アマゾンで買い物する際のアカウント情報を使い、ほかのECサイトでも決済できるサービスとしてスタートした。アマゾンが加盟店から決済手数料(4~4.5%)を得るビジネスモデルだ。足元では全世界170以上の国・地域で年間3300万人以上が利用する、極めてポピュラーな決済手段に成長している。

「カート落ち」を避けたいEC事業者

日本でも2015年からアマゾンペイの展開が始まり、ファッションECの「ゾゾタウン」をはじめ、コジマ、ファンケル、劇団四季、出前館などのサイトで利用できる。また変わり種としては、赤十字や青山学院がアマゾンペイによる寄付の受け付けを行っている。

ネットで買い物をする人にとって、各サイトにいちいち名前、住所、クレジットカード情報などを入力することは非常に面倒だ。一方EC事業者側には、この手間をきっかけに「カート落ち」(商品をカートに入れたユーザーが、結局買わずにサイトを離脱してしまうこと)を起こしたくないという心理がある。

買い手と売り手、両方のニーズを満たす手段として、すでに多くの人がアカウントを保有しているアマゾンの決済サービスには求心力があるだろう。「世界中に3億人の顧客ベースを持つ会社は他に類を見ない」。アマゾンの米国本社でペイメントサービスを統括するパトリック・ゴティエ副社長も、他社サービスと比べたアマゾンの強みをそう語る。

そんな同社がアマゾンペイで目下開拓中なのは、オンラインを飛び出したオフラインの場、つまりリアル店舗での決済需要だ。

次ページリアル店決済ならではの機能

 

http://toyokeizai.net/articles/-/202511?utm_source=morning-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2017-12-26

 


2017-12-29 20:59:00

今回は、「競争戦略」のなかでも、「マクドナルドのプライスリ-ダ-」について説明しよう・

 

個性化戦略(17

 

(2)マクドナルドのプライスリ-ダ-

 

「マクドナルド」の偉大さは、数々伝えられているが、何といってもその強みは他のチェーンに比較して価格の安さにつきる。この偉大さはハンバ-ガ-・ビジネスの歴史上「マクドナルド」の創業以来続いている伝統的なものであり、また永遠に続いていくものと予測される。

 これはたんにアメリカだけでなく、全世界の「マクドナルド」の「企業戦略」であり、「マクドナルド」は、これを実現するためには、あらゆる科学的な理論を駆使して、「3S主義」の徹底化を図り、企業や店舗オペレ-ションの「ムダ、ムリ、ムラ」排除して、この価格の安さを実現している。

 ハンバ-ガ-・チェ-ンのレギュラ-・ハンバ-ガ-、フレンチ・フライ、コ-ヒ-の価格をみていると、「マクドナルド」がリ-ドしている。事実値上げのタイミングでわずかに変動することもあるが、3品のト-タルで見ていると、この価格の順位はずっと変わっていない。

 そして何と驚くなかれ、この売上高の順位は各チェ-ンの業界全体の順位こそ変わっているものの、これらのチェ-ンだけの順位は変わっていない。これこそいかに価格がチェ-ン間の競争の分かれ目に大きな要因であるかを如実に物語っているものであり、その価格こそが最大のお客様の支持のポイントになっているかを証明している。

 

【ハンバ-ガ-・チェ-ンの価格比較表】

 

 

マクドナルド

バ-ガ-・キング

ジャック・イン・ザ・ボックス

カ-ルス・ジュニア

ウエンディズ

売上高順位

第1位

第3位

26

41

第6位

売上高(ミリオン)

21,885

6,400

1,040

617

3,400

店舗数

13,193

6,648

1,155

642

3,962

ハンバ-ガ-

フレンチ・フライ

コーヒ-

0.59

0.69

0.49

0.79

0.78

0.59

0.84

0.89

0.59

0.85

0.99

0.60

 

合  計

1.77

2.16

2.32

2.44

 

1/4パウンダ-

フレンチ・フライ

コーヒ-

1.89

0.69

0.49

   

1.89

0.85

0.60

合  計

3.07

   

3.34

 

 「ウエンディズ」の快進撃は「競争戦略」が功を奏したのであるが、商品の価格で常に「ウエンディズ」が「マクドナルド」のクォ-タ-・パウンダ-より、わずかであるが数セント下回っていたからである。

 この例で見られるように、価格がほとんど接近したり、あるいは上回ったという現象を起こすと、高品質はさておき、お客様はたちどころに寄りつかなくなり、快進撃がゆるやかりなり、その傾向がさらに続くと後退を始める。

 

 


2017-12-29 20:55:00

1位はあのラーメン! 2017年飲食店ベスト5

グルメトレンドライターが厳選

2017年12月25日

2017年ももうすぐ終わり。連載「話題の商業施設オープン速報」で、グルメトレンドライターの桑原恵美子氏が取材した飲食店や食のショップは100店以上。うち、実際に試食して味を確かめた店は約80店。その中でも特に桑原氏の印象に残った飲食店をベスト5形式で紹介する。

 

第5位「芋園」(MeetFresh 鮮芋仙)

 今年人気を呼んだスイーツには濃厚さを売りにしたインパクトの強いものや、見た目に新奇性がある派手なものが目立った。そんななかで、2017年4月、赤羽にオープンした台湾スイーツ専門店「MeetFresh 鮮芋仙」(ミートフレッシュ・シェンユイシェン)の看板スイーツの「芋園」は拍子抜けするほど素朴な味が印象に残った。

 黒砂糖で作ったシロップに、芋園(芋で作ったグミのような食感の団子)、あずき、タロイモ、タピオカが入っている。シロップの甘さは物足りないほど控えめだが、そのおかげで芋や豆本来の甘さがはっきり感じられる。芋園のもっちり感、タロイモのねっとり感、ゆであずきの柔らかさ、大きめのタピオカの弾力といった食感の違いも楽しい。例えるなら“地味ゆえの奥深い味”で、穀物を主食として味わって来たアジア圏の人々が共通して好きな甘さではないだろうか。スイーツなのに罪悪感なく食べられ、むしろ健康食のような安心感があるのは、動物性の食材を使っていない穏やかな味だからだと最後に気が付いた。

芋園は世界で505店舗を展開する大チェーン店。写真は人気ナンバーワンの「芋園4号」(冷、Mサイズ、税別500円)。温と冷の2種類から選べて、冷はかき氷と黒砂糖で作った素朴なシロップに芋から作った団子(芋園)、タロイモ、茹で小豆、大きなタピオカが乗っている
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第4位「まるまる一羽! HULIHULI チキン La Ohana」(ラ・オハナ)

 2017年6月に横浜・本牧にオープンした、すかいらーく初のハワイ料理専門店、「La Ohana(ラ・オハナ)」1号店。その看板料理が、鶏肉を直火焼きしたハワイ料理・HULIHULI チキンだ。1羽まるごとで1280円という激安価格にも驚いたが、出て来た鶏の大きさにびっくり、食べてみてその軟らかさ、ジューシーさ、力強いうまみにびっくり……と驚きの連続だった。特に、パサつきがちな胸肉まで滴るほどの肉汁があったのは衝撃。肉そのものの味付けが絶妙だったので、添えられたソースは使わずじまいだった。

 料理は低価格ながら、「ハワイの上質なリゾートホテルの空間をイメージした」(すかいらーく)という内装は高級感がある。それもそのはず、改装などにかかったコスト(店舗投資額)は、すかいらーくの通常店に業態変更した場合の約2倍だという。ハワイを体験させる仕掛けにこれだけの費用をかけ、この価格で料理を提供できるのは、グループ全体で約2800店舗を展開しているパワーがあるからこそだろう。「専門性を前面に出したブランドは成長スピードが速い。同じ場所でも専門店であれば遠くから食べに来る人が増えるので、商圏が大きく広がる」(すかいらーく)という言葉に、ファミレス業界の生き残りの厳しさを感じた。

ラ・オハナの「まるまる一羽! HULIHULI チキン La Ohana」(税別1280円)。百花はちみつ、塩麹、スパイスなどを使った特製だれでマリネしたひな鶏をオーブンでジューシーに焼き上げた一品。炭火風味醤油、BBQ、スイートチリの3種のソースが添えられている。取材当時の営業時間は全曜日7~24時だったが、現在は平日9~24時、土・日・祝日7~24時に変更になっている
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