インフォメーション

2016-10-30 12:46:00

2016/10/28(金)

日本のシャインマスカット、高額でも人気

個人輸入された日本産の「シャインマスカット」は、高額にもかかわらずベトナムの消費者に人気があるという。25日付VNエクスプレスが報じた。

ホーチミン市では以前から米国産のブドウは売られているが、最近日本産のシャインマスカットも出回るようになった。旬のはしりには1キログラム当たり300万ドン(134米ドル、約1万4,000円)したが、現在は120万~140万ドンが平均的な価格だ。

同市1区の輸入果物販売店によると、米国やチリのブドウは1キロ20万~40万ドンが相場だが、シャインマスカットは最低でも85万ドンはする。値段が高くても2日に一度20~30キロ入荷すると、すぐに売り切れてしまうという。ハノイでは、個人が交流サイト(SNS)で注文を取ってから入荷する形が多く、1キロ120万~130万ドンで販売されている。


2016-10-28 10:15:00

2016/10/27(木)

フジオフードがタイ撤退、和食の競争激化で

レストランチェーン経営のフジオフードシステム(大阪市)は26日、タイ事業から撤退すると発表した。現地で和食形態の競争が激化しているため、合弁を解消してタイ法人を清算する。

2013年10月に設立した「MBKフードシステム」を清算する。フジオフードのシンガポール法人、フジオフードシステム・シンガポールがタイの商業施設運営MBKグループと設立した会社で、フジオフードが手掛ける和食店「まいどおおきに食堂」などをタイでフランチャイズ(FC)展開していた。

フジオフードの担当者はNNAに対し、「一時はタイの店舗網を5店まで広げたが、現在は2店。残りも閉鎖する」と語った。現在は、首都バンコク中心部の商業施設「MBKセンター」内で「MBK食堂(まいどおおきに食堂)」、バンコク東部の商業施設「ハハ55モール」内でうどん店「鶴丸饂飩本舗(つるまる)」を運営している。

フジオフードは07年に地場のオイシ・グループとFC契約を交わしたが、11年に店舗を閉鎖。合弁会社は再挑戦だったが、断念することとなった。

タイ合弁会社の総資産は3,859万バーツ(約1億1,000万円)。清算に伴い特別損失が発生する見通しという。

フジオフードは、海外に19店舗を置く。進出先は、上海、ホノルル、ロサンゼルス、台湾、タイ、インドネシア。店舗数はアジアが大半を占めている。


2016-10-28 10:12:00

今回は、「個性化戦略」を確立する上での「ライフサイクルの局面ごとの戦略発想」について紹介しよう。

 

個性化戦略(4)

 

[3]ライフサイクルの局面ごとの戦略発想

 

 アメリカのフ-ドサ-ビス産業における最大の協会である、NRANATIONAL RESTAURANT ASSOCIATIONNEWS1985年1月号に「ライフサイクルの局面ごとの戦略発想」と題して掲載された論文は「戦略構築」に非常に参考になるので紹介しよう。

 従来フ-ドサ-ビスを論じるときに、あまり「ライフ・サイクル」についての考察がなされなかったが、アメリカのマ-リ-ス・P.ミンノとミンノ・バ-ヤ-ナは、次のように説明した。

 

【ライフサイクルの局面ごとの戦略発想】

Strategies for each life cycle stage

戦 略

Strategies

創業期

Introduction

成長期

Growth

成熟期

Maturity

衰退期

Decline

総合戦略

Overall thrust

 

 

 

マ-ケットにおける自己のレストラン地位の確立

マ-ケットのセグメントを図るセ-ルスボリュ-ム、収益性アップ

マ-ケット・シェアの維持と競争店の追い上げを防ぐ

 

コンセプトの完全な見直し

 

 

 

スタンダ-ド

実行手段

Implementing

Standards

オペレ-ターによるコンスタントな監督

 

スタンダ-ドの重要性をさらに認識

 

コンスタントな監督により再度徹底

 

忘れかけられたスタンダ-ドを思い出させる

 

価格戦略

Pricing

 

 

周辺の競争店よりも低い価格設定

 

他の競争店と同じレベルで戦う

 

マ-ケットシェアを守るために価格引き下げの必要も

競争対策のため、さらに価格引き下げが必要

 

広告&プロモ-ション

Advertising &

Promotion

 

 

多くの費用を費やし知名度をあげる。また最初の時期の客をひきつける。

イメ-ジ作りよりも、マ-ケットシェア拡大のための恒常的な価格に金をかける。

他店との差別化を明確に打ち出す。

レストランのイメ-ジを建て直すために力を注ぐ。

 

 

(1)創業期

 レストランが創造され、マ-ケットに進出する時期。この時期のレストランの目標は、マ-ケットに適合するコンセプトを確立することである。この時期はプランニングの機関として、コンセプトの確立のための市場研究とスタ-トのためのレストランの主な潮流を調査する。

かくしてスタ-トしたレストランは、多くの場合、マネジメントのスタイルは、トップ集中型になる。レストランの場合、起業家タイプの経営者が多く、レストランのオペレ-ションに全エネルギ-を投入し、ビジネス全般についてタッチすることになる。

 このような場合、スタッフの管理という点で問題になる。新店のオ-プンは活気によって、スタッフのやる気は大いにあるが、高いクォリティのサ-ビスのレベルを実現するためには、どうしても経営者はスタッフを教育し、この高いクォリティのあるサ-ビスを実現し、かつスタンダ-ドに実施できるように指導することが不可欠の条件となってくる。

 オ-プンしたての月は、思ったほど利益があげられないことが多いが、その対策は千差万別である。メニュ-・アイテムの絞り込みとか、価格の引き下げなどは、その一例であるが、最も良い方法は、グッド・スタ-トをあきらめないことである。グランド・オ-プンでは、経営者はスタッフが確実にその職務を果たすことができると判断ができた段階で行うべきであるという考え方に徹することも必要になってくる。

 広告や販売促進の面でいと、初期の段階では非常に大きな意味を持ち合わせているので促進する必要がある。NRAの調査によると、普通のレストランにおいて、広告と販売促進費は総売上の2~4%を占めているというデ-タがあるが、創業期においては、5~6%を投入していく必要がある。


2016-10-28 10:10:00

収穫関連情報2016
Les vendanges 2016
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10月1日時点の2016年の収穫量の予測は、2015年から顕著に減少する
Une production viticole 2016 estimee, au 1er octobre,en nette baisse
par rapport a 2015
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フランス農水省統計局(SSP)が発表した10月1日時点の今年第三回目の収穫量予
測によると、2016年の収穫量は、4,218万hlと予想され、2015年より12%減、過
去5年平均に対しても9%減が見込まれる。これは過去30年で最も少ない年の一
つである。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2016/mm1025.html#committee-1

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ボジョレ:エレガントで、魅惑的なワイン
Beaujolais:Des vins elegants, et seduisants
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ボジョレの2016 年ヴィンテージは、フランスの他の産地と同じく平和なもの
ではなかった。春の気まぐれな天候のために、造り手たちはぶどう畑に出る時
間を増やし、監視を強めた。第2 四半期にボジョレを通過した雹のために、収
穫の一部を失った生産者もいる。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2016/mm1025.html#committee-2

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アルザス:とても難しい年にもかかわらず有望
Alsace:Un millesime prometteur malgre une annee techniquement tres
difficile
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今年の最初の3ヵ月は、雨が多いことが特徴であった。今年初めから4月初めま
でに360mmの降雨量が記録されたが、これは過去よりも著しく多かった。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2016/mm1025.html#committee-3

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2016年の世界のワイン生産量の予測は、2億5,950万hl
Production mondiale de vins en 2016 estimee a 259 Miohl, en recul de
5% par rapport a 2015
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OIV(世界ぶどう・ぶどう酒機構)の予測によると、2016年の世界のワイン生
産量は、前年に対し5%減の、2億5,950万hlとなり、2000年以来、最も少ない収
穫量の3つのうちの一つとなるという。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2016/mm1025.html#committee-4

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<お断り>
以下は、収穫状況に関して、各メディアからの情報を抜粋し、ご紹介している
ものです。公式の収穫開始日、ヴィンテージの評価などについては、各ワイン
委員会からコミュニケが発表され次第、随時メルマガでご紹介していきますの
であらかじめご了解ください。
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ブルゴーニュ:収穫量は予想されていたほど悲惨ではない
Une quantite de recolte moins catastrophique que prevu
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2016年の収穫の終了まで残り数週間となった10月7日、BIVB(ブルゴーニュワ
イン委員会)がプレスミーティングで、最初の収穫量の予想を明らかにした。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2016/mm1025.html#committee-5
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「ペリゴールの若鶏」がIGP取得
Le < Poulet du Perigord > obtient l’IGP
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「ペリゴールの若鶏(Poulet du P&eacuterigord)」がIGP(地理的表示保護)
を取得した。2016年10月13日のEU官報に掲載された。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2016/mm1025.html#committee-6


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◆来日ワイン委員会インフォメーション◇◇
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ロワール・サントル地区ワインセミナー 2016
Seminaire des Vins du CENTRE-LOIRE
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ロワール・サントル地区ワインセミナーが、SICAVAC (サントル地区ワイン醸
造分析研究機関) 元所長であり、ソーヴィニヨン・ブランの世界の専門家の
一人、ベルトラン・ドニ氏を特別講師に迎え、10月17日にアカデミー・デュ・
ヴァンにて、また19日には自由が丘ワインスクールにて開催された。 

ロワールワイン産地は北緯47度に位置、その一つを構成するサントル地区では
5,626haの栽培地で4,200万本を生産、その内訳は白ワインが82%、赤ワインが
12%、ロゼが6%。大陸性気候の影響を受け、雨量は少なく、一日の寒暖差が激
しい。土地の起伏・高低差が複雑なミクロクリマを生み出し、ミクロクリマと
テロワールの組み合わせから実に多彩なワインが造られる。

ぶどうの成熟度の区画ごとの綿密な調査、ぶどう栽培に活かされる科学的知識、
新たな設備を導入しての醸造時の温度コントロール、などは確かに進化したが、
醸造のベースは何も変わっていない。

醸造が偉大なワインを造り出すのではない。ソーヴィニヨン・ブランは、他の
偉大な白の品種に較べ順応性が低い品種であり、その真価は畑で決まる。ぶど
う品種は透明な存在、ぶどう品種としてソーヴィニヨン・ブランが使われてい
るのが重要なのではなく、テロワールを表現するのに最適なツールがソーヴィ
ニヨン・ブランなのである。

注目のアペラシオンとしてコトー・デュ・ジェノワ、ルイィ、カンシー、メヌ
トゥー・サロン、プイィ・フュメ、サンセールが試飲に供された。


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◆フランス情報◇◇
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(訃報)
オスピス・ド・ボーヌの支配人アントワーヌ・ジャケ氏
Deces du directeur des Hospices de Beaune Antoine Jacquet
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オスピス・ド・ボーヌの支配人であるアントワーヌ・ジャケ氏が、10月17日、
出張先の中国で急逝した。64歳。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2016/mm1025.html#france-1

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シャトー・マルゴー 新支配人
Philippe Bascaules, directeur general de Chateau Margaux
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ボルドーの格付け第一級シャトー・マルゴーのオーナー、コリーヌ・メンツェ
ロプロス氏は、3月に亡くなったポール・ポンタリエ氏の後任として、フィリ
ップ・バスコール氏を総支配人として指名した。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2016/mm1025.html#france-2


2016-10-28 10:09:00

カンター・ワールドパネル社のレポートによると、日用消費財(主に食料品、日用の洗面用品や化粧品等を含む)の世界的な総売上額は2016年6月までの12カ月間で1.6%増加したが、同商品群のオンラインでの売上は15%増加し、市場全体の4.4%に匹敵する480億ドルを占めているという。

同レポートでは、食料品のオンライン売上の世界的な成長は、食料品全体の成長速度をはるかに上回っており、2025年までに世界のEコマースの食料品売上は市場の9%、1500億ドルに達するだろうと予想。「アマゾンのような新規参入業者が急速に拡大することで、この産業は激震に直面しつつある」と指摘している。

食料品のオンライン販売は世界全体で着実に成長しているが、地域によってばらつきがあり、その地域差はインターネット接続のしやすさのレベルにはほとんど関連性がない。米国やドイツなど、経済の成熟した国々やブラジルなどの新興国では食料品・日用品市場におけるEコマースのシェアは低いままだという。

国別のEコマースの推定シェアは韓国が16.6%と圧倒的に高く、次いで日本7.2%、英国6.9%、フランス5.3%、台湾5.2%、中国4.2%、チェコ共和国2.1%、スペイン・オランダ各1.7%、米国1.4%など。

米国での食品のオンライン購入の浸透はゆっくりだが、これはアマゾンが主体であったためと考えられる。中国ではアリババグループホールディングスとJD.comがオンラインショッピングサイトを運営しているが、アジアでは買い物イベント(○○祭などの催し)がオンライン小売業者に利益をもたらしている。中国の光棍節(こうこんせつ=「独身者の日」)は、11月11日に24時間行われる買い物イベントだが、これによって食料品をEコマースで購入する世帯が2013年の30%から2016年には46%まで上昇している。

韓国では、インターネットが高速でスマートフォンの普及率が85%であることから、10代から40代までのほんどの消費者がオンラインで買い物しており、今後10年以内に日用消費財のオンライン購入シェアは25%に急成長するとみられている。

この調査は3大陸の主要諸国、50万件以上の購入を追跡した結果に基づいている。

 

※2016年10月10日 FOODMARKET.com


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