インフォメーション
穀物全体の生産量は、前年度より減少して消費量を下回り、期末在庫率は低下する見
込み。
穀物全体の期末在庫率は18.7% と前年度(20.2%)を下回る見込み<FAOの安全在庫水準
(17~18%)>。
《主な品目別の需給》
〈小麦〉
生産量は、米国、インド等で増産も、旧ソ連諸国や豪州、EU等で前年度より減少し
て消費量を下回り、期末在庫率は世界全体では低下する見込み。
(1)生産量
655百万トン( ▲ 5.9% )
(2)消費量
674百万トン( ▲ 3.5%)
(3)期末在庫率
26.3%
・旧ソ連諸国では収穫が終了。凍害や乾燥等により生産減。
・収穫期の豪州では、降雨不足等から、生産量は前年度を下回る見込み。
・インドでは史上最高の生産量となり、輸出が大幅に増加。
・米国で13/14年度冬小麦の初期生育に乾燥の影響懸念
〈とうもろこし〉
生産量は、米国の高温・乾燥による減産等で、前月から下方修正され消費量を下回
り、期末在庫率は低下する見込み。
(1)生産量
849百万トン( ▲ 3.7% )
(2)消費量
863百万トン( ▲1.7% )
(3)期末在庫率
13.6%
・米国はコーンベルトの高温・乾燥により生産量が大幅に下方修正(272百万トン)され、
期末在庫率も低水準(5.8% )。
・中国では、天候に恵まれ史上最高の生産量を更新。飼料向け需要等は今後も堅調の見
込み。
・EUでは、東南部の高温・乾燥により前年度より減産見込み。
・生育期の南米は、アルゼンチンでは一部で降雨過多による作付け遅れはあるも、ブラ
ジルでは2年続きの豊作見込み。
〈米〉
生産量は、インドでの減産はあるも中国、東南アジアでの増産により前年度より増加
したが、消費量を下回り、期末在庫率は低下する見込み。
(1)生産量
465百万トン(+ 0.1% )
(2)消費量
469百万トン(+ 2 .3% )
(3)期末在庫率
21.9%
・中国、インドネシア、ベトナム等で単収の増加等から豊作見込み。
・インドでは減産も、9月以降の降雨がモンスーン到来遅れの影響を緩和。
〈大豆〉
生産量は、米国で減産も降雨で緩和。生育期を迎えた南米の増産見込みから前年度よ
り増加し消費量を上回り、期末在庫率は世界全体で上昇する見込み。
(1)生産量
268百万トン( +11.7% )
(2)消費量
261百万トン(+ 2.0%)
(3)期末在庫率
22.9%
・米国では、コーンベルトの高温・乾燥の影響が8月末以降の降雨で緩和。期末在庫率
は4.3%と低水準で推移。
・中国では、生産減に加え、旺盛な需要から輸入量が増加。
・前年度、高温・乾燥等の被害により大幅な減産となった南米では、生育期を迎え、作
付面積が増加し増産見込み。アルゼンチンでは一部地域で降雨過多による作付け遅れ
はあるものの、ブラジルでは天候に恵まれ史上最高の豊作見通し。
詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html
内「海外食料需給レポート」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/index.html
でご覧ください。
米国農務省は、12月11日(現地時間)、2012/13年度の8回目の世界及び主要国の穀物・
大豆に関する需給見通しを発表した。その概要は以下のとおり。
2012/13年度の穀物全体の生産量は消費量を下回るが、大豆の生産量は消費量を上回る
見込み
1世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量
22億3,940万t(対前年度比 3.2%減)
(2)消費量
22億7,961万t(対前年度比 1.3%減)
(3)期末在庫量
4億2,595万t(対前年度比 8.6%減)
(4)期末在庫率
18.7%(1.5ポイント減)
《主な品目別の動向》
〈小麦〉
生産量は、前年度、悪天候による被害を受けた米国の他、インド等で増産となるもの
の、乾燥等の影響を受けたロシアをはじめとする旧ソ連諸国、豪州、EUで減産となり、
世界全体では前年度を下回る見込み。また、消費量はインド、米国等を除き前年度より
減少するものの、世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。
(1)生産量
6億5,511万t(対前年度比 5.9%減)
米国、インド、中国等で増加、ロシア、カザフ、豪州、ウクライナ、EU、アルゼンチ
ン等で減少。
(2)消費量
6億7,393万t(対前年度比 3.5%減)
米国、インド等で増加、EU、ロシア、ウクライナ等で減少。
(3)期末在庫量
1億7,695万t(対前年度比 9.6%減)
(4)期末在庫率
26.3%(1.7ポイント減)
(5)前月からの主な変更点
生産量は中国で上方修正。
〈とうもろこし〉
生産量は、中国で天候に恵まれ史上最高を更新するも、米国、EUで高温乾燥により減
産となり、世界全体では前年度を下回る見込み。また、消費量は、中国で増加も米国で
減少し、世界全体では前年度を下回る見込み。米国では、期末在庫率は5.8%と、前月予
測と変わらず。
(1)生産量
8億4,909万t(対前年度比 3.7%減)
中国、アルゼンチン、メキシコで増加、米国、EU、ブラジル等で減少。
(2)消費量
8億6,252万t(対前年度比 1.7%減)
中国、ブラジル等で増加、米国、EU等で減少。
(3)期末在庫量
1億1,761万t(対前年度比 10.2%減)
(4)期末在庫率
13.6%(1.3ポイント減)
(5)前月からの主な変更点
生産量は、中国で作付面積増に加え夏季の降雨に恵まれ上方修正。消費量は、中国で
上方修正。
〈米(精米)〉
生産量は、中国や東南アジア諸国で増産となることから、世界全体では前年度を上回
るも、中国、インド等の消費量の増加から、消費量を下回り、期末在庫率は低下。
(1)生産量
4億6,534万t(対前年度比 0.1%増)
中国等で増加、インド等で減少。
(2)消費量
4億6,851万t(対前年度比 2.3%増)
中国、インド等で増加
(3)期末在庫量
1億254万t(対前年度比 3.0%減)
(4)期末在庫率
21.9%(1.2ポイント減)
(5)前月からの主な変更点
大きな変更なし。
2世界の大豆需給の概要(見込み)
生産量は、米国でコーンベルトの高温乾燥により減産も、生育期後半の降雨により単
収は改善。一方、南米は作付面積増の見込みにより増加し、世界全体では前年度を上回
る見込み。
米国の期末在庫率は、消費量の上方修正等から4.3%と前月予測(4.6%)より0.3ポイン
ト下方修正。
(1)生産量
2億6,772万t(対前年度比 11.7%増)
ブラジル、アルゼンチンで増加、米国で減少。
(2)消費量
2億6,125万t(対前年度比 2.0%増)
中国、アルゼンチン等で増加、米国で減少。
(3)期末在庫量
5,993万t(対前年度比 7.0%増)
(4)期末在庫率
22.9%(1.0ポイント増)
(5)前月からの主な変更点
大きな変更なし。
詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html
内「米国農務省穀物等需給報告」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_usda/index.html
でご覧ください。
2013年1月より、「第3回カリフォルニア・レストラン月間」 開催! ~ 1年の始めは、カリフォルニアの食とワインでパワーをチャージ!~ | ||||
カリフォルニア州観光局では、カリフォルニア州が誇る上質な食材とワインを楽しめる期間限定のキャンペーン、『カリフォルニア・レストラン月間』を2013年1月より約1ヶ月間、実施します。 | ||||
今回で3回目を迎える当キャンペーンでは、食の発信地として注目度の高い北カリフォルニアのバークレーや、洗練されたレストランが多く揃う南カリフォルニアのビバリーヒルズとサンタモニカがキャンペーン対象地域として新しく加わり、キャンペーン開始以来の最大規模となる州内33の地域で展開いたします。 | ||||
キャンペーン期間中は、各参加レストランに当キャンペーンオリジナルロゴが掲げられます。 幅広いジャンルの人気レストランでカリフォルニアのオリーブオイル、ワイン、アボガド、アーモンドなど地産地消の食材を使った特別メニュー、プリフィックスメニュー、食とワインのペアリングなど、期間限定オリジナルメニューをお楽しみ頂けます。 | ||||
「レストラン月間」主な参加地域はこちら: | ||||
【北カリフォルニア】 バークレー、エルドラド郡、マンテカ、マリン郡、ナパ・バレー、オークランド、レディング、サクラメント、サンフランシスコ、サン・マテオ郡/シリコンバレー、シャスタカスケード、トライ・バレー、バカビル | ||||
【中央カリフォルニア】 マデラ郡、モントレー郡、サン・ルイス・オビスポ郡、サンタバーバラ、サンタ・イネズ・バレー、トゥオルミー郡 | ||||
【南カリフォルニア】 ビバリーヒルズ、コスタ・メサ、ロングビーチ、アーバイン、ロサンゼルス、ニューポート・ビーチ、オックスナード、パサディナ、サンディエゴ、サンタ・マリア・バレー、サンタモニカ、シミバレー、テメキュラ・バレー | ||||
キャンペーンの詳細はこちら ››(英語) |
http://www.visitcalifornia.com/Restaurant-Month/
今回は「マ-ケットデ-タの収集と分類」について説明しよう。
市場調査の意義と方法⑫ |
[11]マ-ケットデ-タの収集と分類
「市場調査」を客観的に判断するために、「マ-ケットデ-タ」を活用していくことが極めて重要である。
(1)マ-ケットデ-タ集とは
「マ-ケットデ-タ集」とは、「新しいビジネスの企画開発」をする上で客観的に判断するために欠かすことのできないものであり、自分のビジネスの中心的存在と認識しなければならない。
(2)マ-ケットデ-タの収集と分類
「マ-ケットデ-タ集」は、いろいろあるが、自分のビジネスに応じて集めることが必要であるが、継続的に収集することが必要である。「マ-ケットデ-タ集」というのは、ただ集めればよいというものでなく、それを分析し活用するために「分類」が必要である。
(3)マ-ケットデ-タの分類方法
① 新聞・雑誌のスクラップ
新聞は毎日必ず読むことが大事である。少なくても「日本経済新聞」と「日経流通新聞(日経MJ)」は、目を通すことである。そして自分に必要な記事は切り抜き、日付を書き込みスクラッブ紙に貼り付けておくことである。それを封筒に入れて、月毎の単位で保管しておき、必要に応じて活用することである。
このスクラップというのは、慣れないと案外面倒であるので、習慣にしなければならない。1週間とか1ケ月とかまとめてやろうとすると、つい面倒になってしまうのがオチである。習慣というのは、歯を磨くことと同じで、毎日やることがコツである。
雑誌は自分の関係しているビジネスの専門雑誌や、経営全般に関係している雑誌を何種類かは読むべきであろう。雑誌は1~2年間保管した後、分解して、分類すると大いに役立つので大事にしよう。
② 分類の考え方
分類の方法としては、その人の立場や仕事の内容によって異なるので、各人で当然違ってきて良いが、大分類としては、小売業、フ-ドサ-ビス業、サ-ビス業があり、中分類としては「社会的経済的環境」「経営戦略」「マ-ケティング戦略」があり、あと小分類は次のような分類が参考になろう。
【分類一覧】
大 分 類 | 中 分 類 | 小 分 類 |
全般 小売 食品 コンビニ ス-パ- 百貨店 外食 中食 サービス | 社会的経済的環境 | 社会的環境、経済的環境、 |
アメリカの動向 | 小売、フ-ドサ-ビス、サ-ビス | |
日本の動向 | 小売、フ-ドサ-ビス、サ-ビス | |
経営戦略 | 経営理念、ビジョン、経営戦略 | |
マ-ケティング戦略 | マ-ケティング戦略、新業態、新商品開発 | |
出店計画 | 出店地域計画、出店計画 | |
販売促進 | 販売促進、広告、 | |
情報 | 情報システム、IT革命 | |
企業動向 | 企業動向、提携、合併、新規事業 |
キユーピーは26日、グループ会社で惣菜の製造販売を手掛けるデリア食品(東京都府中市)が江蘇省南通市に惣菜店「日菜(リーツァイ)」を開設すると発表した。デリア食品が海外に出店するのは初めて。中国で日本発の中食市場を広げる第一歩と位置付ける。
南通市の子会社、南通菜華食品を通じて出店する。店舗は2階建てで、店舗面積は合計270平方メートル。和惣菜やサラダ、おにぎりなど約50品目を販売する。1階は販売エリアと厨房を設け、店内で調理する。2階には食事スペースを設けた。開店は来年1月下旬を予定する。初年度の売り上げ目標は2,200万円。
来年は南通市内に新たに2店舗を開業する計画。キユーピーはその後の店舗展開について「3店舗の運営状況をみながら検討していく」としている。
南通菜華食品は1995年12月に設立。資本金は160万米ドル(約1億3,600万円)で、デリア食品が全額出資した。日本向けの漬け物を生産している。<江蘇>