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シンガポール 2015/01/30(金曜日)
ジェトロ、日本産水産物・食肉の商談会開催[農水]
日本貿易振興機構(JETRO)は29日、シンガポールで日本産農水産物・食品輸出商談会を実施した。2回目となる今年は、2013年12月に開催された前回に引き続き「水産物・食肉」に絞った商談会で、11都道府県から15業者が集まった。

ジェトロの担当者は、「シンガポールには飲食店が約6,700店ある。このうち和食店は約900店に上り存在感を示している。ただシンガポールの食品輸入量に占める日本産品の比率はわずか2%で、和食店のプレゼンスとの間にギャップがある」と指摘。「水産物や肉はメニューの目玉になることから、現地のバイヤーにも興味を持ってもらえるため、日本からの輸出を促したい」と話した。海外でも水産物・肉に絞って商談会を実施するのは珍しいという。会場には北海道の活毛ガニやホタテ、宮城県のしらす干し、滋賀県の近江牛などが並んだ。
海外の商談会に初めて参加した、いか加工食品製造の和平商店(石川県能登町)は、地元小木特産のスルメイカを使った商品を出展。小木港は全国有数のいかの水揚げ量を誇り、釣った直後の新鮮なスルメイカを船内で急速冷凍した「船凍いか」で知られる。独特の甘味噌が入った「いかの鉄砲焼き」や石川県特産の魚しょう「いしる」などに漬け込んだ「いかの一夜干し」などを紹介した。
同社の浅井園子専務は、「いかは凍結してもおいしく食べられる数少ない水産物。小木港のいかの年間漁獲高は50万~60万箱(1箱当たり8キログラム)。これだけ多く獲れるのだから、日本国内だけでなく海外にも出荷したい」と説明。課題は冷凍輸送にかかるコストだが、日本のJF全漁連が先ごろシンガポールに居酒屋を出店している例を挙げ、「全漁連のような業界関係者の協力を得て日本からまとめて送ってもらう方法を考えたい」と述べた。
鉄砲焼きを試食した地元の食品輸入業者の男性は「ニュージーランド産いかを輸入しているが、味が全く違い、柔らかくて良い香りがする。シンガポール人はバーベキューが好きなのでいかは需要がある。前向きに輸入を検討したい」と話した。
