インフォメーション
-持ち帰り用バッグ推奨も業界には賛否両論-(フランス)
食品廃棄物のリサイクルの対象基準が1月1日から変更され、レストランにも適用された。ホテル職業産業連合(UMIH)は食品廃棄物削減対策として、飲食店に持ち帰り用のドギーバッグを推奨しているが、業界からは賛否両論の声が上がっている。
米国農務省は、2月9日(現地時間)、2015/16年度の10回目の世界及び主
要国の穀物・大豆に関する需給見通しを発表しました。その概要は以下のとお
りです。
-2015/16年度の穀物全体及び大豆の生産量は、消費量を上回る見込み-
1.世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量
24億6,955万トン(対前年度比 1.3%減)
(2)消費量
24億5,623万トン(対前年度比 0.1%増)
(3)期末在庫量
5億7,333万トン(対前年度比 2.4%増)
(4)期末在庫率
23.3%(対前年度差 0.5ポイント増)
《主な品目別の動向》
〈小麦〉
生産量は、インド等で減少するものの、ウクライナで春の降雨による作柄改
善から増加、中国、豪州等でも増加することから、世界全体では史上最高とな
る見込み。また、消費量は、EUで飼料用需要が増加すること等から世界全体
では史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫
率は前年度より上昇。
(1)生産量
7億3,577万トン(対前年度比 1.4%増)
・中国、ウクライナ、豪州等で増加、インド等で減少
(2)消費量
7億1,141万トン(対前年度比 0.8%増)
・EU等で増加、中国、インド等で減少
(前月に比べ、中国、インド等で下方修正)
(3)期末在庫量
2億3,887万トン(対前年度比 11.4%増)
・中国、米国、EU等で増加、カナダ、インド等で減少
(前月に比べ、中国、インド等で上方修正)
(4)期末在庫率
33.6%(対前年度差 3.2ポイント増)
〈とうもろこし〉
生産量は、中国、カナダ等で増加するものの、EUで乾燥により減少、米国、
ウクライナ等でも減少することから、世界全体では史上最高の前年度を下回る
見込み。また、消費量は、中国等で増加するものの、EUで飼料用需要が減少
すること等から前年度を下回る見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、
期末在庫率は前年度より上昇。
なお、ブラジルの生産量は、夏とうもろこしの単収の上昇、及び国内価格高
に伴う冬とうもろこしの播種面積の増加見込みから、前月より上方修正。
(1)生産量
9億7,008万トン(対前年度比 3.9%減)
・中国、カナダ等で増加、EU、米国、ウクライナ等で減少
(前月に比べ、ブラジル等で上方修正)
(2)消費量
9億6,745万トン(対前年度比 1.0%減)
・中国等で増加、EU等で減少
(前月に比べ、中国等で上方修正)
(3)期末在庫量
2億881万トン(対前年度比 1.3%増)
・中国、米国等で増加、EU等で減少
(前月に比べ、中国で下方修正)
(4)期末在庫率
21.6%(対前年度差 0.5ポイント増)
〈米(精米)〉
生産量は、インド北東部でカリフ米の単収低下、タイで乾燥による収穫面積
の減少及び単収の低下により減少することから、世界全体では前年度を下回る
見込み。また、消費量は、中国等で増加することから史上最高となる見込み。
世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下し、2006/07
年度以来の低い水準。
(1)生産量
4億6,950万トン(対前年度比 1.8%減)
・インド、タイ等で減少
(2)消費量
4億8,368万トン(対前年度比 0.3%増)
・中国等で増加
(3)期末在庫量
8,928万トン(対前年度比 13.7%減)
・インド、タイ等で減少
(4)期末在庫率
18.5%(対前年度差 3.0ポイント減)
2.世界の大豆需給の概要(見込み)
生産量は、アルゼンチン等で減少するものの、ブラジルで現地通貨の下落に
伴う輸出競争力増から収穫面積が増加し史上最高が見込まれること等から、世
界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。また、消費量は、中国、ア
ルゼンチン等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は
消費量を上回るものの、期末在庫率は前年度より低下。
なお、アルゼンチンの生産量は、降雨に恵まれ単収の上昇が見込まれること
から、前月より上方修正。
(1)生産量
3億2,051万トン(対前年度比 0.5%増)
・ブラジル等で増加、アルゼンチン等で減少
(2)消費量
3億1,452万トン(対前年度比 4.7%増)
・中国、アルゼンチン等で増加
(3)期末在庫量
8,042万トン(対前年度比 4.3%増)
・米国等で増加
(4)期末在庫率
25.6%(対前年度差 0.1ポイント減)
近年、世界各地で日本食レストランが増加していると言われていますが、ここ
イギリスも同様です。
ジェトロの調査によると、イギリス国内の日本食レストランは、ここ5年間で約
1.5倍(2010年:329軒→2015年:518軒)に増えたそうです。
イギリスでは、日本人経営ではない日本食レストランも少なくありませんが、
最近の特徴として、日系資本による専門店の進出も見られるという点が挙げら
れます。
たとえば、一昨年8月に「金田家」、10月に「一風堂」という博多の豚骨ラーメ
ン店が相次いでロンドンでオープンしました。料金は10ポンド以上(1,700円強)
と日本に比べると割高ですが、開業から1年以上経った今でも食事時はいつも満
員、客層も現地の方が大半を占めています。
また、昨年11月には、全農が和牛メニュー中心の日本食レストラン「TOKIMEITE」
を開業するなど、今後もこの傾向は続いていくのではと思われます。
こういった『日本食ブーム』は、英国に赴任する前からちらほらと聞いていま
したが、こちらに来て驚いたことの一つに「わさび豆」の人気があります。
イギリスでは、「Wasabi pea」という名称で、多くの現地スーパーで販売され
ているほか、パブのつまみとして提供されることもあります。味は、日本で食
べるものと比べ、わさび味がマイルドになっており、こちらの方でも食べやす
くなっているという印象です。
私は、このわさび豆人気は、イギリス人の「豆好き」が関係しているのではな
いかと勝手に解釈しています。(イギリスでは、伝統的な朝食に豆が添えられ
るほか、スーパーでも様々な種類の豆が陳列されています。)
「wasabi pea」がスーパーのレジ前に陳列されている様子を見て、一見意外と
思えるものでも、その国の趣味・嗜好に合致すれば海外で人気を博することも
あるのだと感じた次第です。
(ロンドン事務所 湊所長補佐)
ニューヨークに住み始めてまず驚いたのは、日本で食べるものにも引けをとら
ない和食を味わうことができる飲食店が、数多くあるということでした。
筆者のような駐在員にとっては大変ありがたい食環境ですが、ニューヨーカー
の反応はどうでしょうか。ニューヨークタイムズ紙で昨年末に掲載された、飲
食店のランキングをご紹介します。
「2015年に開店した飲食店トップ10」には、マンハッタンにある「Shuko」と
いう店がランクインしていました。
この「Shuko」の二人のシェフは日本人ではないものの、ミシュランガイド
ニューヨーク版において、日本料理店では初の3つ星を獲得したことでも知ら
れる高山雅氏氏のもとで修行を積んできました。
彼らは、高山氏の料理に対する姿勢を受け継ぎ、常に想像力豊かに、その地、
その時代に合った美しい寿司や会席料理を提供しています。
また、高い値段設定のことが多い和食ですが、同紙の、「2015年安くて美味し
い飲食店トップ10」には、ブルックリンにある「OKONOMI」という店がランク
インしていました。
寿司店や居酒屋、ラーメン店といった和食の店は多く見られますが、同店は、
朝食やブランチとして、日本の伝統的な「一汁三菜」の献立を提供しています。
日本の「もったいない」精神を大切にしており、だしを取った鰹節を味付けし、
フレーク状にしたふりかけをご飯にかけたり、だしを取った昆布を漬物にする
など、素材は無駄なく活用されています。
先日筆者が訪れたマンハッタンの焼き鳥屋「鳥心Torishin」では、筆者の地元
である和歌山県の紀州備長炭が使用されており、とても感動したのを覚えてい
ます。
これらの店もそうですが、単純に和食が食べられるというだけでなく、素材や
技術にこだわりのある店がとても多く、和食を通じて、もっとニューヨーカー
に日本を知ってもらいたい、という熱意を窺い知ることができます。
彼らの熱意の後押しを受けながら、そして彼らに胃袋を満たしてもらいながら、
残りの赴任期間、筆者も職務にまい進していきます。
(ニューヨーク事務所 丸野所長補佐)
日本からEU向けの牛肉輸出が2014年6月以降開始され、日本側から、牛肉の消
費量が高いフランスへの日本産和牛の売込みに対する関心が高まっています。
そこで、現在、既にフランス国内で日本産和牛を取り扱っている現地の卸売業
者へ、日本産和牛の取扱い状況について聞き取り調査をしました。
■卸売業者A社
A社は現在、フランスの一般向けに神戸牛・上州和牛・鹿児島牛を卸しており、
日本産和牛を1月で約1トン販売しています。
「フランスで日本産和牛を拡大させるためには、値段の問題を解決する必要が
ある」とのこと。なぜこんなに高いのかと逆に質問されました。フランスの一
般向けとしては、日本産和牛はまだ高いと認識されていることが分かります。
また、「ユダヤの教義に従ってと畜、血抜き等の処理をされたコーシャ認定食
品にも需要がある。日本産和牛がコーシャ認定を満たせば、確実に市場は広が
るだろう」とのお話もいただきました。
また提供方法として、「香港などでは日本産和牛を350g程度のボリュームで
ステーキとして出すが、フランスではそれは脂っぽすぎる。提供の仕方や、最
高部位だけではなく他の部位も使って販売を拡大していきたい。」と話してい
ました。
■卸売業者B社
一方、B社は現在、神戸牛・鹿児島牛等を取り扱っており、フランス国内では、
富裕層の訪れるレストランに対し、高級部位を販売しているほか、インド等の
ホテルへも再輸出しています。
「以前、オーストラリア産和牛を取り扱っていたが、日本産和牛と値段が20%
ほどしか変わらないのに質が全く異なったため、現在は日本産和牛のみを取り
扱っている」とのこと。
霜降り肉については、「フランスの大衆向けとしては脂っぽすぎるが、富裕
層には人気がある。フランスのマーケットについては、現在は景気が悪く市
場が小さい。一方、インドへの輸出はある程度のロットもあり、値段も関係
ない。」と話していました。
また、EU圏内での日本産和牛の可能性について、B社はイギリス、オランダ、
ドイツには需要があると思っていると語っていました。
今回は、2社に日本産和牛の状況について聞き取りをすることができました
が、それぞれ販売先が異なり、取扱い部位や戦略も異なってくるということが
分かりました。
このように卸売業者の考えも様々なので、どのような戦略で和牛を販売してい
くのか、各自治体の方針に沿って、業者を選択することが非常に重要と言える
でしょう。
(パリ事務所 夏秋所長補佐)
