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2020-01-18 13:46:00

「アマゾン対抗」で変わるEC・リアル店舗 「新・小売り」が分かるまとめ記事

 
 
 
 
 
 
日経クロストレンド

アマゾンやヤフー・LINEをはじめとする巨大ECが攻勢を強めるなか、小規模なECやリアル店舗はどう対抗すればよいのでしょうか。新しい小売りの実例がいくつか出はじめています。日経クロストレンドの記者が新トレンドを解説します。

(写真/Shutterstock)
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 アマゾンやヤフー・LINEをはじめとする巨大ECが攻勢を強めるなか、小規模なECやリアル店舗はどう対抗すればよいのでしょうか。新しい小売りの実例がいくつか出はじめています。

 例えば、若者を中心に「検索しない購買行動」が増えるなか、信頼の置ける第三者の意見を買い物の参考にする「提案型EC」が日本でも相次いで登場しています。効率的かつ、納得のいく買い物をしたいという消費者ニーズを捉え、3年後には新市場が確立すると予想されます。

 リアル店舗でもECでも圧倒的な売り上げをたたき出す「オムニチャネル店員」も活躍を始めています。1人のショップ店員によるEC売り上げは月間最高で約3450万円に達するなど、驚異的な実績をたたき出す事例もあるそうです。

 リアル店舗では、次世代型ショールームとして店舗で“モノを売らない”選択をした「蔦屋家電+(プラス)」が、新しい小売店のあり方でしょう。蔦屋家電+の店舗には、国内で未発売の海外製品やクラウドファンディングでプロジェクトを実施中の試作品などがずらりと並んでいます。この店は「マーケティングデータの獲得」を主目的とする新しいビジネスモデルが特徴です。

 「あわせて読みたい」には、D2Cブランドが作る次世代小売店やアマゾンに対抗するウォルマートなど、米国の「次世代小売店」の最新事情を紹介しています。

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2020-01-18 13:44:00

中国、19年にハイテクなど44社国有化 産業保護強める

貿易摩擦
習政権
ネット・IT
エレクトロニクス
中国・台湾
アジアBiz
2020/1/16 15:00
日本経済新聞 電子版
 
 
 
 
 

【北京=多部田俊輔】中国の民営上場企業44社が2019年に国有企業に転換した。米中貿易戦争で打撃を受ける恐れがあるハイテク分野の企業を政府の資金によっててこ入れするケースが目立ち、国有化された44社の合計の時価総額は4兆円規模に達する。トランプ米政権は中国の先端企業への補助金などの政府支援を取りやめるよう求めてきたが、中国側はむしろ米国との対立長期化に備えて重点産業の保護を強めてきた実態が浮き彫りになった。

 

重要産業の国有化の流れは強まっている(美亜柏科の製品体験センター、同社サイトから)

重要産業の国有化の流れは強まっている(美亜柏科の製品体験センター、同社サイトから)

米中両国は15日、貿易交渉を巡る「第1段階の合意」に署名しており、近く中国の知的財産保護や中国企業への補助金問題などを巡る第2段階の協議に入る。今後の米中交渉でも米側が中国のハイテク企業の国有化を問題視するのは必至だ。

国営新華社系の経済紙、中国証券報によると、19年に中国で上場する企業のうち、165社で経営権を握る株主の変更があった。中国経済の減速を背景に経営難に陥った企業が増えたことから、18年よりも約6割増えたという。

このうち44社で、経営権を握る大株主が民間の創業者などから国有企業や政府が運営する投資会社に代わった。国有企業の傘下に入った企業の事業領域は防犯システムや情報システムなど、習近平(シー・ジンピン)指導部が重視する治安に関係するハイテク分野の企業が目立つ。

44社の合計の時価総額は2500億元(約4兆円)規模に達する。時価総額が約2500億円で最も高いのはアモイ市美亜柏科信息だ。公安なども含む司法部門のデジタルデータやネット空間の検閲にかかわる技術を手掛ける企業で、国有の国家開発投資集団のグループ企業、国投智能科技の傘下に入った。

広東省深圳市政府の投資会社が買収した深圳英飛拓科技は公安向けの防犯システムなどを手掛け、北米や欧州など100カ国以上への輸出実績を持つ。四川省政府の投資会社が傘下に収めた東方網力科技は監視システムなどを手掛けている企業だ。

リチウム電池の製造設備で知られる深圳市贏合科技は国有電機大手、上海電気集団に買収された。電池は習指導部がハイテク産業育成策「中国製造2025」で重視する産業分野だ。人工知能(AI)やビッグデータを活用した電力管理などを手掛ける遠光軟件は国有送電大手の国家電網の傘下に入った。

 

中国政府は18年後半から経営難に陥った民営企業の救済に乗り出した。中国メディアによると、地方政府を中心に金融機関などが参画する形で5千億元規模の資金が準備され、19年6月末までに860億元が利用されたという。

しかし、44社の18年12月期の業績をみると、最終赤字だった企業は11社で全体の25%にとどまる。美亜柏科は同期の売上高は前期比2割、純利益は同1割それぞれ増えた。英飛拓と東方網力の同期の売上高はそれぞれ5割と2割増加した。

トランプ米政権は中国のハイテク産業が米国の技術覇権を脅かしかねないと危機感を強め、追加関税や禁輸などの制裁措置で狙い撃ちしてきた。ハイテク分野の国有化は米中対立の長期化をにらみ、政府が国内産業を保護するための戦略的な買収という側面もある。

中国経済で民営企業の役割は大きい。中華全国工商業聯合会によると、民営企業は雇用の8割以上、国内総生産の6割以上を占める。しかし、国家統計局が一定規模以上の工業企業を対象に実施した19年1~11月の民営企業の利潤総額は1兆5900億元で、国有企業の1兆6000億元を下回った。民営企業が国有企業を下回るのは18年に続いて2年連続となる。

民営企業の国有企業への転換について、地方政府の関係者は「党の方針に沿った民営企業の支援策の一環だ」と説明する。ただ、中国の外資系投資会社の幹部は「民営企業への政府のコントロールが強まり、民間事業が圧迫される『国進民退』が進んでいるようだ」と指摘する。


2020-01-18 13:40:00

「高値で買いたい!」中国人期待の日本産水産物のカラクリ

日経ビジネス記者
2020年1月16日
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全1569文字

 中国で日本産水産物への期待が高まっている。場合によっては「倍の高値でも買いたい!」との声も現地にはあるという。そんな期待に応える、三菱ケミカルが手掛ける付加価値向上策とは。

 「品質が良く、文句なし。コスト次第だが取引量を増やせる」。中国・大連にある日本料理店「政宗」の店主は、日本から送られてきたマダイやブリの品質の高さに、思わず表情を緩めた。

 2019年11月、三菱ケミカルやNTTデータが手掛けた魚の輸出の実証実験。三重県や鹿児島県の養殖場で水揚げされたマダイやブリを空輸し、中国の大連や北京向けに輸出した。

 一般的な輸出との大きな違いは、デジタル通貨の発行などに使われてきたブロックチェーン(分散型台帳)技術を応用したこと。魚を詰めた発泡スチロールに貼られたQRコードを基に、いつどこを経由して届けられたのかを追跡できる。保冷温度などの記録もブロックチェーンで管理した。

出荷前に、魚や発泡スチロールにQRコードを貼って識別する
QRコードを読み取れば、出荷日だけでなく、養殖場での投薬履歴なども確認できる
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 ブロックチェーンの最大の特長は、データの書き換えが難しい点にある。NTTデータなどは、どのような管理下で輸入されたのか、QRコードを読み取れば現地の業者や客も確認できる仕組みを作った。日本料理は海外でも人気が高く、鮮度の高さは大きなウリになる。だが、トレーサビリティー(生産履歴追跡)をきちんと証明するものがこれまではなかった。

 事前の現地調査では、「トレーサビリティーがきちんと管理されたものであれば、倍の値段でも買いたい」という声がバイヤーや料理店から多く寄せられていた。「高く売れれば、それだけ漁師や養殖業者の実入りが増える」と三菱ケミカルのインフラ・アグリマテリアルズ本部の吉田重信プロジェクトマネジャーは胸を張る。

現地に着荷後、通関履歴やどのような経路で運ばれたかの位置データ、温度管理のデータも一目でわかる
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 三菱ケミカルは魚の養殖を成長市場の1つと捉えている。養殖に使うエサで、三菱ケミカルが持つ食品機能材などの売り上げ増を期待する。日本は四方を海に囲まれ、恵み豊かな海流も通る、世界でも屈指の漁場を抱える。資源が乏しい日本にとって、水産物は世界に売っていける数少ない資源と言える。水産物は水揚げから加工、運送などのシステムが確立されており、鮮度の高さは海外でも評価が高い。

 だが、農林水産省「漁業経営調査報告」によると、沿岸漁船の漁労所得は年間で200万円程度と低い。高齢化が進む一方で、次世代の担い手不足に慢性的に悩まされる。いかにして水産業従事者の所得を増やすか。

 その課題解消策の1つとして、三菱ケミカルはより高く海外で売るスキームの構築が不可欠と考える。水産白書によると日本の水産物の輸出は2018年に前年比26%増の75万トン、金額ベースでも同10%増の3031億円と増えている。海外で高く売れば、漁師や養殖業者などへの実入りも増えるというわけだ。そのためには、履歴をきちんと証明するプラットフォームを整備する必要がある。

大連の日本料理店の店主は、鮮度の高さに驚いた

 今回の実証実験では、QRコードを活用してトレーサビリティーを確保できることは証明できた。ただ、中国内でのコールドチェーンの確立などの課題も見えた。将来的にはチップを活用した個体管理も視野に入れるが、チップの価格が高いと、利用できるのが高級魚種など一部に限られるといった問題もある。

 政府は農林水産品の輸出を19年に1兆円とする目標を掲げている。香港や韓国への輸出の減少もあり、19年の達成は難しそうだが、経済連携協定(EPA)を発効した欧州や環太平洋経済連携協定(TPP)発効国向けの輸出は好調だ。農林水産品の輸出増加には、付加価値を高めるためのプラットフォーム整備も欠かせない。


2020-01-18 13:39:00

日本ハムが植物肉、3月から参入 健康志向で需要増
【イブニングスクープ】

サービス・食品
関西
2020/1/14 18:00
日本経済新聞 電子版
 
 
 
 
 

食肉国内最大手の日本ハムが3月、植物性の材料を使う「植物肉」市場に参入する。大豆を主原料にしたハムやソーセージ風の商品を発売する。動物保護や健康志向の高まりといった観点から植物肉の需要は世界で急増し、2030年には9兆円市場になるとの予測もある。ESG(環境・社会・企業統治)への関心の高まりに食肉業界も対応する。

 

日本ハムは、植物肉で開発が難しいとされたハムタイプの商品化にも成功した

日本ハムは、植物肉で開発が難しいとされたハムタイプの商品化にも成功した

日本ハムは「NatuMeat(ナチュミート)」のブランド名で、家庭用と業務用の植物肉を展開する。家庭向けに加熱しなくても食べられるハム(希望小売価格は6枚で税別217円)のほか、ソーセージやハンバーグなど5品目を3月に発売する。初年度は5億円の売上高(小売りベース)を目指す。

 

イブニングスクープ

翌日の朝刊に掲載するホットな独自ニュースやコラムを平日の午後6時ごろに配信します。

健康志向の高まりや畜産に伴う環境破壊への懸念、動物保護といった観点から、欧米を中心に肉を口にしないベジタリアンが増加。植物肉需要が急増し、ビヨンド・ミート(09年創業)やインポッシブル・フーズ(11年創業)といった新興企業がブームをけん引する。

 

 

スイスの金融大手UBSによると、18年に5千億円だった植物肉の世界市場が30年には9兆円を超える見通しだ。日本でも成長が期待され、調査会社のマーケッツアンドマーケッツは国内市場も13年の約150億円から23年には約340億円に膨らむと試算している。

食肉大手にとって、食肉とハム・ソーセージ事業は連結売上高の約6~8割を占める。主要な事業基盤を脅かしかねない植物肉事業だが、米国発のブームが急速に広がっているほか、ESGの観点から手掛けざるを得なくなっている。日本では17年に丸大食品が家庭向け商品を投入し、今春、品目数を増やす。伊藤ハムもカツやソーセージなど8品目を2月に発売する予定で、プリマハムも研究開発中だ。


2020-01-18 13:37:00

日本産牛肉の輸入禁止措置を解除

(中国、日本)

北京発

2019年12月26日

中国の海関(税関)総署と農業農村部は12月19日、2001年の牛海綿状脳症(BSE)の発症を受けた、日本産の月齢30カ月以下の骨なしの牛肉(骨から分離した肉)の輸入禁止措置について、解除すると発表した。輸入に際する具体的な検疫条件は別途、策定するとした。また、海関総署と農業農村部は同日、口蹄疫(こうていえき)の発生を理由に、2010年から実施している日本産の偶蹄類動物(豚、牛、ヒツジなど)およびその製品の輸入禁止措置も解除すると発表した。いずれも、公布日から実施する。

中国は2001年3月、BSEの侵入防止のために、英国、フランス、ドイツなど欧州の13カ国からの牛肉およびその製品の輸入を禁止した(注)。その後、同年9月に日本でBSEが発生したことを受け、日本産牛肉に対しても輸入禁止措置が発動された。さらに、2003年には、米国産牛肉からもBSEが検出されたことで、同様に輸入禁止措置が講じられた。

その後、米国、フランス、英国などからの牛肉輸入は再開されたが、日本産牛肉の輸入は禁止されたままになっていた。このような状況の下、2019年4月14日に北京市で開催された第5回日中ハイレベル経済対話において、日中双方は日本産牛肉の対中輸出再開で実質合意し、同年11月25日に名古屋市で行われた日中外相会談において、日中動物衛生検疫協定に署名していた(2019年4月15日記事参照)。

中国では所得の増加などにより、牛肉の需要が高まっている。海関総署によれば、2018年通年の牛肉の輸入量は前年比49.5%増の約103万9,400トンとなった。10年前と比較すると、約245倍の水準になっている。

今回の輸入禁止措置の解除によって、日本産牛肉の対中輸出が18年ぶりに再開されることとなる。

(注)2001年3月1日に公布された農業部、国家出入境検査検疫局公告第143号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますには、同時点までにBSEが発生した国として、英国、アイルランド、スイス、フランス、ベルギー、ルクセンブルク、オランダ、ドイツ、ポルトガル、デンマーク、イタリア、スペイン、リヒテンシュタインの13カ国が記載されていた。また、同公告には、同時点以降にBSEが発生した国は、自動的にリストに追加されると規定されていた。

(張敏)

(中国、日本)

ビジネス短信 dbe73ead1c687d80