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2020-01-11 12:53:00
技術・データ

日本発「抹茶マシン」が世界デビュー イメージは禅【CES2020】

 
 
 
 
 
 
 
酒井 大輔
日経クロストレンド 記者

創業から1年足らず。日本のスタートアップが抹茶で世界に羽ばたいた。2020年1月7日(日本時間1月8日)、米ラスベガスで華々しく開幕した世界最大のデジタル技術見本市「CES」。初出展ながら大賞に準じるイノベーション賞を射止めたのは「抹茶マシン」だった。

CES2020でイノベーション賞を獲得した「Cuzen Matcha(クウゼン・マッチャ)」
CES2020でイノベーション賞を獲得した「Cuzen Matcha(クウゼン・マッチャ)」
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 コーヒーマシンならぬ抹茶マシン。抹茶を挽く前の茶葉「碾茶(てんちゃ)」を入れ、カップに水を注いでセット。ボタンを押せば、挽きたて「抹茶プレッソ」の出来上がり――。

 ストレートで飲むもよし、ミルクを加えて抹茶ラテにするもよし、炭酸水で割るもよし。家庭で気軽に抹茶ライフが楽しめる、ありそうでなかったプロダクトがCESでデビューを飾った。

 その名は「Cuzen Matcha(クウゼン・マッチャ)」。クウゼンは漢字で「空禅」と書く。デザインは禅を連想させる“丸窓”をあしらったシンプルものだ。

抹茶マシンの上部に碾茶を入れる
抹茶マシンの上部に碾茶を入れる
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 開発したのはWORLD MATCHA(東京・目黒)。19年1月23日設立というスタートアップ企業だ。塚田英次郎社長は、かつてサントリーで「伊右衛門特茶」の開発に携わった。その後、18年に米サンフランシスコで抹茶カフェ「Stonemill Matcha(ストーンミル抹茶)」を立ち上げ、軌道に乗せた。


2020-01-11 12:43:00

牛に続き豚の代用肉を発表、インポッシブルが中国に的【CES2020】

 
 
 
 
 
 
 
市嶋 洋平
シリコンバレー支局長

豆類などを利用する代用肉の米インポッシブル・フーズは2019年1月6日、豚肉風味の製品を開発したことを明らかにした。豚のひき肉を材料とする料理に適用できる。世界最大のデジタル技術見本市「CES」の会場で記者会見を開き、同時に代用肉のソーセージも発表した。

豚ひき肉の代用肉を発表するインポッシブル・フーズのパット・ブラウン創業者CEO(左から2番目)
豚ひき肉の代用肉を発表するインポッシブル・フーズのパット・ブラウン創業者CEO(左から2番目)
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 「インポッシブルポーク」は豚のひき肉として利用できる代用肉で、ミートボール、春巻き、シューマイ、麺物など、様々な料理に利用できる。

 実際に発表会場で、シューマイやサンドイッチ、ミートボールやジャアジャア麺などを食べてみたところ、食感や味も豚ひき肉を用いたものと見分けが付かないくらいだった。

 インポッシブルはこれまで牛肉の代用肉を提供しており、バーガーキングの米店舗やハンバーガーチェーン店などでパテとして幅広く提供していた。

豚肉需要が大きい中国市場を攻める


2020-01-11 12:41:00
「シンガポールでは、あらゆるメディアでのジュースの広告が禁止されるようだ」2019年10月にそんなニュースを耳にして大変驚きました。

 シンガポール政府は、砂糖含有量が多い飲料商品(以下、甘味飲料)の広告禁止とパッケージへの「不健康」表示の義務付けの方針を表明しました(広告規制および表示義務の砂糖含有量の程度は、それぞれ異なる)。この甘味飲料への規制については、かねてより議論されており、2019年1月に意見公募が締め切られたところでした。シンガポール政府は、糖尿病対策の一環として甘味飲料の摂取を規制する方法について、(1)糖分・栄養情報のラベルの義務化、(2)広告規制の強化、(3)飲料メーカー、輸入業者への物品税(砂糖税)課税、(4)糖分の高いパッケージ甘味飲料の全面禁止、の4案に対する意見を募集していました。今回の発表は、意見公募したうちの(1)と(2)を採用したかたちです。
 具体的な制度導入のタイミングや違反した場合の罰則の規定については、2020年1月以降制度設計する予定であり、甘味飲料の全面禁止や課税の可能性についても、引き続き検討していくようです。

 甘味飲料への課税は、日本ではあまり馴染みはありませんが、クレアシンガポール事務所で所管する12カ国のうち6カ国(タイ、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、インド、スリランカ )は既に導入済み(いずれも2017~2019年にかけて施行)で、インドネシアとベトナムでも現在検討されているといいます。アジア諸国では経済成長と所得増加により、甘味飲料の消費が拡大を続けており、それにともなって生活習慣病を招く肥満人口が増えています。こうした背景から、医療費増加につながる生活習慣病のリスクを低減するため、アジア諸国は近年次々と甘味飲料への課税に踏み切っているようです。

 例えば、マレーシアの1人当たり年間砂糖消費量は56kgで、日本の1人あたり消費量16kgの3倍以上もの砂糖を1年間に消費しています。日本の1人あたり消費量は、世界平均の22kgよりもずっと少ないですが、同じく世界平均を下回るインドでも砂糖課税が導入されたことを考えると、日本でも砂糖への課税が検討される可能性も否定できません。もしかしたら、税金が高いからジュースを飲むのを控える、なんていう日も訪れるかもしれませんね。


                シンガポール事務所 所長補佐 佐藤

2020-01-11 12:37:00
皆さんはキャッシュレス決済をどれくらい利用していますか?日本では○○ペイが乱立していて、どこに登録していいかわからず利用していない方も多いかもしれませんね(私はそうでした)。私は、日本に住んでいたころは現金かクレジットカード支払いがほとんどでしたが、中国での駐在が始まってからは、お店などでの支払いは全てQRコード決済を利用して、現金をほとんど使わない生活になりました。

 中国では、何もかもQRコードで支払えると言っても過言ではないほど、非常に幅広く普及しています(中国における利用者数は6億人超(2019年6月)、利用金額は40兆ドル超(2018年))。ここ北京においても、普段の買い物はもちろんのこと、街頭での募金活動や路上ライブでの投げ銭受け取りにまでQRコードが用いられているのを見かけます。

 このように、中国での生活の根幹を支えるQRコード決済ですが、この度、嬉しい制度変更がありました。2019年11月、中国の2大QRコード決済アプリである「Alipay(アリペイ、支付宝)」と「WeChat Pay(ウィーチャットペイ、微信支付)」が、国際クレジットカード(VisaやMastercard、JCBなど)と連携し、中国の銀行口座を持たない外国人旅行者などにサービス提供を行うと発表したのです。
 これまでは、この2つのアプリの登録には、中国の携帯電話による認証と中国の銀行口座が必要でした。そして、中国で銀行口座を作るには原則として中国国内に住所が必要となる事情から、実質的に外国人旅行者などはサービスが利用できない状況でした。今後は、国際クレジットカードとパスポートを登録すれば、中国人と同じようにアプリが利用できるようになります。

 日本においても、キャッシュレス社会の実現に向けた取り組みが加速しています。皆さんも、是非一度キャッシュレス先進国の中国を訪れ、実際にQRコード決済を利用して、生活の中に深く浸透している様子を実感してみてください。

 ※QRコード決済を取り巻く中国国内の制度は目まぐるしく変わっています。上述のクレジットカードによる登録についても、今後も同じ状況とは限らないので、実際に中国を訪れる際は、改めて状況を確認した上でチャレンジしていただければと思います。

                    北京事務所 所長補佐 三浦

2020-01-11 12:36:00

タシケント発

2020年01月07日

米国を公式訪問していたカザフスタンのアスカル・マミン首相は、農業分野での米国からの投資に関する文書に調印した。首相公式ウェブサイト(12月10日)によると、投資を予定しているのは、米国食肉販売大手「タイソンフーズ」と、インフラや農業用灌漑システムを手掛ける「バルモントインダストリーズ」の2社。

「タイソンフーズ」は米国アーカンソー州に本部を置く、年間売上高424億ドル、従業員14万人の米国最大の食肉加工企業。投資計画では、牛肉加工工場2カ所と鶏肉加工工場1カ所を段階的に建設する。牛肉加工工場の生産能力は日量10万~12万トン(2,000頭)規模を予定している。投資額は最大50億ドルが見込まれている。食肉加工工場の建設は早ければ2020年4月に開始される見通し。「バルモントインダストリーズ」はネブラスカ州オマハを拠点に、乾燥地で効果を発揮する「センターピポット方式」(注)の農業用灌漑事業を世界的に展開している。カザフスタンに灌漑プラント施設の建設を進め、灌漑農地を現状の140万ヘクタールから2022年までに200万ヘクタール、2030年までに300万ヘクタールまで拡大することを目指している。

マミン首相は「タイソンフーズ」の家畜の大量生産と食肉加工のノウハウ、「バルモントインダストリーズ」の灌漑技術により飼料を確保できれば、国内の食肉生産量を飛躍的に増加できると期待している。

「タイソンフーズ」のカザフスタン投資の背景には米中の貿易摩擦がある。同社は中国への食肉輸出拡大を目指しているが、12月現在、中国は米国産食肉に追加関税を課している。これに対し、カザフスタン産食肉に対する関税は通常の税率のため、米中間の貿易摩擦で上昇した中国の輸入関税を回避する狙いがあるとみられている。

(注)農地の中心から地下水をくみ上げ、それに肥料を加え、巨大な自走式スプリンクラーで、コンパスで円を描くように水(+肥料)をまいていく灌漑方式。比較的低コストで効率的に灌漑できる。

(増島繁延)

(カザフスタン、米国、中国)

ビジネス短信 230b55078765cef5