2014年6月4日~6月6日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「interiorlifestyle TOKYO」は、インテリア・デザイン市場の国際見本市。ドイツで行われている「消費財専門見本市<アンビエンテ>」、「家庭用・業務用テキスタイルの国際見本市<ハイムテキスタイル>」の2つを母体とするアジア最大級の国際消費財見本市として年々その規模を拡大している。

 インテリアやデザインにフォーカスした商品が集まる展示会だけに、ライフスタイル提案型の展示が多く、コンシューマー向け製品はそれほど多くはない。だがそのなかに、海外メーカーやデザイン事務所などによるアイデア勝負の製品、ISOT(国際文具・紙製品展)やおもちゃショー、ギフトショーなどではお目にかかれない製品がいくつも見つかるのだ。

 それらのなかから、特に目立っていた商品をピックアップ。今回は、まず「個性派調理器具」を紹介する(文具と雑貨についての詳しいレポートはこちら)。

フランス人が発明した巻き寿司製作器!? 

 この展示会では毎年、家電を含む調理器具が多く出展される。大手の家電メーカーや調理器具メーカーの新作やコンセプトモデルが中心だが、小さなメーカーや個人による面白いアイデア商品が見つかることも多い。

 今回まず目を引いたのが、フランス人発明家による巻き寿司製作器「easy sushi」。細長い本体から紙が少し出ている姿は、まるでコンパクトなドキュメントスキャナーのようだ。

 本体を開いて専用のシートを敷き、その上にのり、ご飯、具を並べる。ふたを閉じ、シートを引き出すとキレイな巻き寿司が出来上がるという仕組み。その無駄のないプロセスとスッキリしたデザインが印象的だ。

 使ってみると、これがとにかく合理的。シートの上で作るので本体の汚れは最小限に抑えられるし、外側はのりの代わりにゴマなどで巻くことも可能。夫婦で開発した製品とのことで、夫人が作ったというレシピ集にはスイーツを巻いたものなど、日本人の常識では考えられないけれどおいしそうな料理が並んでいた。流通はこれからとのことだが、場所を取らないパッケージングも含め、製品としてのレベルがとても高い。

 
フランスの発明家夫妻による「easy sushi」(価格未定)。パッケージからオシャレ
[画像のクリックで拡大表示]
 
外観はまるでコンパクトなドキュメントスキャナーのようだ
[画像のクリックで拡大表示]
 
食べ物が器具にほとんど触れないように作られているので、メンテナンスがラクなのだ
[画像のクリックで拡大表示]