インフォメーション

2020-03-07 17:35:00

新型コロナウイルス問題が中国の食肉市場に大打撃を与え、特に外食産業にとって苦しい状況が続いている。スターバックス、海底撈(火鍋チェーン)、マクドナルド、ヤム・チャイナ(ケンタッキーフライドチキン・ピザハット・タコベル等)などの多くの外食店が休業。春節期間中の売上は50~80%減少した。

いまだに平常化の兆しがみえず、売上減少は長期化することが予想される。国家統計局(NBS)によると、2019年1~2月の外食売上高は1036億ドル。減少率50~80%で試算すると、1~2月の売上減少額は518億~829億ドルに達する。事態収拾が長引くと、2020年の外食業界の成長率は1%~-4%に落ち込む可能性がある。

2020年第1四半期内の収束が不可能な場合、小規模な外食事業者が資金繰りに行き詰まり、市場から撤退する可能性がある。資金力に余力のある大手企業がより大きな市場シェアを獲得するチャンスになり、外食産業は将来的に合併が活発化するかもしれない。

ウイルス発生後に、清華大学と北京大学が中小企業995社を対象に行った共同調査によると、小規模事業者の85%が3カ月を超えるキャッシュフローのマイナスに耐えられないという。チェーン店を経営する大手は、その規模と強い財務状態から、店舗閉鎖中も労働力を維持することができ、通常営業を再開する際も迅速な対応が取りやすい。

ウイルスの拡散期間中は、食品と労働者の安全確保が大きな問題となる。KFC西安店の従業員が、終日勤務した後に新型コロナウイルス感染症と診断された。これを契機に、外食によるウイルス拡散、食品安全上の懸念が広がり、マクドナルドやヤム・チャイナなどは「非接触型」サービスに力を入れている。食品配達プラットフォームを利用した注文に加えて、スタッフと接することなく店内受取ができる購入方法も開始した。

 

◎Eコマースが外食部門の短期的課題解決を支援

こうした状況下で、アリババやJD.comのような中国のEコマース事業者は、その輸送能力、サプライチェーン、テクノロジーを駆使することで食品の供給を維持している。さらに外食業界を支援するために、以下のような新しい手段も講じている。

①「従業員シェア」スキーム:アリババが展開するスーパー、Freshippo(盒馬鮮生)と、配達プラットフォームであるele.meが、外食部門の労働者に一時的な職探しを提供する従業員シェアスキームを打ち出した。これにより、外食事業者にかかるコスト圧力が低減されるだけでなく、小売や配達における労働者不足も解決しやすくなる。

②配達スタッフへの補助金交付で輸送効率アップ:アリババはサプライチェーンと輸送サービスのために10億元の基金を設立。この基金はサービスを行う配達スタッフへの補償に使われる。この補助金プログラムの目的は配達員の意欲を高め、輸送効率をアップすること。

③「外食事業者が小売でブランド製品を販売」:JD.comは外食事業者に対し、調理済み食品やソースなどの自社ブランド製品の小売販売を支援するオンラインセールス・アライアンスプログラムを開始した。JD オンライン小売販売によると、春節期間中に冷凍食品やインスタント食品の需要は爆発的に増加、売上高は前年比790%増を記録した。火鍋チェーンの海底撈は店舗閉鎖に苦しむ一方、同オンラインプラットフォームで海底撈ソースなどの小売商品の売上を2倍に増加させた。小売商品の売れ行きは良好なことから、外食事業者はEコマース事業者と協同して、小売向けにより多くの調理済みパック商品を開発する計画を進めている。

中長期的に見れば、今回のウイルスの発生によって、Eコマースと配達の利用といった食品購入方法が再形成される可能性がある。さらに、手軽な調理方法が新たなライフスタイルとして定着し、調理済みや半調理済み食品などミールソリューションへの需要が高まるかもしれない。

 

※2020年2月26日 Foodmarket.com

 

 

2020-03-07 17:34:00

植物肉、3Dプリンターで牛ステーキに早変わり

2020/3/1 14:40

スペインのスタートアップ企業が植物由来のたんぱく質を使い、ステーキの外観や質感を3Dプリンターで再現する技術を開発した。筋肉繊維も精巧に作成する。今後は見た目がベーコンや魚への応用も視野に入れる。

https://www.nikkei.com/video/6137335648001/

 


2020-03-01 10:08:00
Sunday 02 September 2018

おいしいものに出会える英国のフードマーケットに出かけてみましょう。以下のトップ10のマーケットは、それぞれが国内でも美しく歴史ある都市、町、村で開かれていて、地元産のおいしい食材を味わったり、持ち帰ったりすることができます。

バラ・マーケット(イングランド、南ロンドン)

Borough Market, London

お腹を空かせたロンドナーに大人気のマーケットは、サザック大聖堂とバラ・ハイストリートの間の鉄道高架下で毎週木曜、金曜、土曜に開かれています。多くのセレブシェフにも愛されるこのバラ・マーケットには150軒が出店して、魚類、狩猟でしとめた肉類、珍しい肉類、職人の手作りチーズ、エール・ビールなど、豊富な品揃えのすばらしい食材が売られています。新鮮な生牡蠣を有機ビールで胃に流し込み、マーケットのにぎわいを堪能しましょう。

おすすめのポイント:マーケットのすぐ北側にある静かなサザック大聖堂を訪ねてみましょう。教区教会としてはグローブ座にいちばん近いので、演劇界と深いつながりがあり、シェイクスピアの弟が埋葬されているほか、窓にはこの大詩人が残した作品の登場人物を写したステンドグラスが飾られています。

オートン・ファーマーズ・マーケット(イングランド、カンブリア)

カンブリアにある小さな村、オートンのファーマーズ・マーケットは、毎月第2土曜日に開かれます。地元の生産者、栽培者、農家など約40店がそろって、鱒のパテから自家製りんご酒まで、あらゆる食品の屋台を出店しています。食材はすべてマーケットから50マイル以内で作られ、捕獲されたもの、そして生産者が自分で育て、栽培し、捕まえ、加工したものに限定されているので、品質の高さは保証つきです。

おすすめのポイント:受賞歴のあるケネディーズ・チョコレート・ショップを訪ねることをお忘れなく。職人が手作りしたチョコレートが味わうことができます。
 

シップボーン・ファーマーズ・マーケット(イングランド、ケント州)

約20軒の屋台が集まるシップボーン・マーケットは、とても美しいセント・ジャイルズ教会の前で毎週木曜日の朝に開かれています。

このマーケットの開催が最初に許可されたのは1285年でしたが、2003年に地元の人によって再開されました。それ以来すっかり人々の生活の中心となっているマーケットでは、舌にピリッとくるおいしいチャツニーやケント州特産のりんごジュースなど、地元の名産品が売られています。

おすすめのポイント:シップボーンが発行するお金を使ってみましょう。マーケットで使えるシップボーン独自の通貨は、クレジットカードかデビットカードを使って地元のパブで簡単に買うことができます。
 

ブロードウェイ・マーケット(イングランド、東ロンドン)

Broadway Market © Yukino Miyazawa

毎週土曜日、東ロンドンのこのトレンディーで人気のマーケットには、おしゃれな地元の住民や好奇心旺盛なお客さんがつめかけ、マーケットのある通りは人と屋台であふれかえります。屋台で売られているのは地元で焼かれたパンや職人が手作りしたスコッチエッグ、ベトナム・コーヒーなどさまざまな食材。

ほかに、ヴィンテージ・ファッションや花、アクセサリー、レコードの店もあります。

おすすめのポイント:ザ・ダブというパブを訪ねてみましょう。木のパネルが張られた居心地のよい部屋で種類の豊富なベルギービールをゆっくり楽しむことができます。

 

ウィンチェスター・ファーマーズ・マーケット(イングランド)

毎月第2と最終の日曜日、ウィンチェスターの壮麗な大聖堂のお膝もとで開かれるこのマーケットは、英国最大のファーマーズ・マーケットです。

ここで売られている地元産の食材はすべてハンプシャー、あるいは州境から10マイル以内の土地で生産されたものなので、品質の高さはしっかり保証されています。

水牛の肉、ハンプシャー産のはちみつ、ピリッと辛みの効いたクレソンなどをぜひ探してみてください。

おすすめのポイント:1500 年もの歴史があるウィンター大聖堂に足を運んでみましょう。地下の納骨室では、著名な彫刻家アントニー・ゴームリーによる像を見ることもできます。

モーズリー・ファーマーズ・マーケット(イングランド、バーミンガム)

バーミンガムは、BBCが発行するフード雑誌『オリーブ』が先日発表した「英国のグルメ都市」にランク入りしています。

これは、モーズリー・ファーマーズ・マーケットの貢献によるところが大きいでしょう。毎月1回、バーミンガム郊外で開かれるこのマーケットでは、ミッドランド全域から生産品を持ち寄った人たちがかける売り込みの声がにぎやかに響きます。

おすすめのポイント:バーミンガムの街が生んだ有名なインド料理、バルティをぜひお試しください。ほかにも、マーケットでちょっと買い物をした後に、バーミンガムの名物料理をあれこれ味わってみてはいかがでしょう?

バーミンガムは英国内でも名高いカレー料理のレストランがあることで知られています。
 

エジンバラのファーマーズ・マーケット(スコットランド)

Edinburgh's farmers' market

エジンバラ・ファーマーズ・マーケットほど眺めがよくて、その上おいしい食べ物を買うことができるマーケットがあるでしょうか? このマーケットは歴史あるエジンバラ城を間近に見上げるカッスル・テラスで毎週土曜に開かれ、55軒の専門店が屋台を出しています。

深い味わいのスコットランド産の鹿肉、ハイランドで収穫された有機栽培のマッシュルーム、手作りのパイなど、おいしいものがたくさん揃っています。

おすすめのポイント:スコットランドの人が愛するストーツのポリッジ・バーをいろいろ試してみてください。スコットランドの寒い朝でも、ポリッジを食べると体がしっかり温まりますよ。

 

カークウォール・ファーマーズ・マーケット(スコットランド、オークニー諸島)

カークウォール・ファーマーズ・マーケットは、毎月最終日曜日、壮麗なセント・マグナス大聖堂の前で開かれます。

ここでは有機野菜、ハーブ、地元の魚や牛肉のほかにも、地元の人によるアートや工芸・手芸品、さらにはハイランド・パーク・ウィスキーも売られています。

おすすめのポイント:頭蓋骨を引き裂くという不吉な名前の地元産のエール・ビール、スカル・スプリッターを試してみましょう。
 

スウォンジー・マーケット(ウェールズ)

Swansea Market

 

ウェールズでももっとも有名なマーケットでは、ウェールズ特産のレイバーブレッド(海藻を茹でて、独特の香りがするペースト状にしたもの)、ペンクラウスで獲れたザルガイ、焼きたてのウェルシュ・ケーキをはじめ、ガウアー半島やペンブロークシャーから運ばれてくる肉類や野菜を買うことができます。

毎週月曜から土曜まで開かれるこの屋内マーケットの国内で最大の規模を誇っています。そしてフレンドリーな対応という意味でも、かなり上位にランキングされるマーケットです。

おすすめのポイント:レイバーブレッドを試食してみましょう。ねっとりした黒いペースト状なので見た目は今ひとつですが、海藻でできているので磯の香りがよく、鉄分などのミネラルも豊富です。ベーコンと一緒にフライパンで焼いて、朝ごはんにぜひどうぞ。

 

セント・ジョージズ・マーケット(北アイルランド、ベルファスト)

St George's Market © comawe

この美しいビクトリア時代のマーケットは、1997年に全面的に改装されて、今でははずせないベルファストの見どころになっています。食品、園芸用品が売られる土曜日には、アーマー産の有機野菜や牛肉、ポーダヴォーギーで獲れた魚類や受賞歴のあるアイルランドの農家のチーズなど、地元のごちそうが並んでいます。

ほかにもフラワーマーケットやライブ音楽、メキシコのスナックやイタリアのオリーブオイルなどの世界各国の味と、いろいろな楽しみが詰まっています。

おすすめのポイント:魚の屋台23軒は、アイルランドでも最高の品揃えと評判です。

 

写真クレジット:ブロードウェイ・マーケット© Yukino Miyazawa, セント・ジョージズ・マーケット© comawe

 

Broadway Market image © Yukino Miyazawa, St George's Market © comawe

 

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コラム:中国外食産業、新型コロナ問題で買収ファンド受け入れも

 
 

[香港 17日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国の外食産業にとっては、買収ファンドが救世主になる可能性がある。マクドナルド(MCD.N)や、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)を運営するヤム・チャイナ(YUMC.N)、火鍋チェーンの海底撈(6862.HK)は、いずれも新型コロナウイルスの感染拡大に伴って中国の全店舗を一時閉鎖した。今まで中国の飲食店とプライベートエクイティ(PE)会社はお互いを警戒し合っていたが、この新型コロナウイルス問題を契機に状況が変わるかもしれない。

 
 
2月17日、中国の外食産業にとっては、買収ファンドが救世主になる可能性がある。写真は14日、成都のKFC店舗で、店の外で注文した品ーの準備ができるのを待つ顧客。提供写真(2020年 ロイター/cnsphoto)

ヤム・チャイナは、春節(旧正月)以降で中国本土に展開する飲食店およそ9000の3割余りを休業し、営業を続けている店舗の既存店売上高は40-50%減少している。マクドナルドは中国の数百店を一時閉鎖し、海底撈や大手中華料理の九毛九(9922.HK)は、本土の全店舗の営業を取りやめた。

チャイナ・ルネッサンスのアナリストチームによると、2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した際にも、消費関連セクターで痛手が最も大きかったのは、飲食・宿泊業だった。だが中国経済全体が減速している今回、事態がもっと悪くなってもおかしくない。人気の飲食チェーン、西貝を経営するJia Guolong氏が地元メディアに示した見積もりでは、中国で飲食業に従事する人々は3000万―4000万人に達する。

ヤム・チャイナの場合、潤沢な手元資金を保有し借金がほとんどないため、苦境を乗り切れるはずだ。しかしバランスシートがずっと脆弱な中小の飲食チェーンは、西貝を含めて数知れない。Jia氏は、現在の資金の回転率ではわずか3カ月操業できるだけの手元資金しかないと認めている。

当然のように銀行は彼らへの融資には慎重になっている以上、価値が割安化した企業を物色する買収ファンドは、Jia氏のような創業者が資金受け入れにより前向きになっていると気づくのではないか。特に海外展開を熱望する創業者なら、なおさらだ。中国の外食産業は旧弊だとの固定概念が付きまとうものの、実際には多くが洗練され、ハイテク技術を巧みに利用して営業する形に進化し、中国の消費者が大きな懸念を持つ透明性と食の安全という分野に大規模な投資をしている。そうした流れに乗れてこなかった向きも、今回、外部の支援を活用できるかもしれない。

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ただしユーロモニターのデータで19年の売上高が7170億ドルに上った中国の外食産業は、引き続き生き馬の目を抜くような世界だ。競争はし烈で、賃金と食品のコストは上がっている。だから英投資会社CVCが14年、四川料理チェーン運営会社の買収で散々な目にあってその難しさを学んだように、中国飲食関連企業の実態を把握し、財務状態を監査するのは一筋縄ではいかないだろう。

一方、こうした企業の多くの所有者は経営権を手放したくないので、これまでPE会社と関係を持つことに消極的だった。それでもSARS終息後の経験に基づいて判断するなら、新型コロナウイルスの感染がいったん抑制されれば消費は急速に持ち直す可能性がある。懐に余裕がある投資家なら、足元は中国外食産業の獲物を狙うチャンスなのかもしれない。

●背景となるニュース

*米ファストフード大手マクドナルドは、中国に展開する約3300店のうち数百店を一時閉鎖した。また中国の人気火鍋チェーンの海底撈は、国内の店舗営業を当面停止すると発表した。

*米コーヒーチェーン大手スターバックスは、中国国内のおよそ4300店の半分強を閉鎖するとともに、予定していた最新の2020年業績見通し公表を延期した。家具販売のイケアは中国の全店舗を、バーガーキングは一部店舗の営業をそれぞれ取りやめた。

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(筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています)

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