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2021-11-21 11:22:00
NNAカンパサール

アジア経済を視る November, 2021, No.82

【アジア・ユニークビジネス列伝】

「細胞培養で魚肉を食す」
「バス揺られ安眠ツアー」

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それを売るのか、そんなサービスがあってもいいのか。アジアは日本では思いもよらない商品やサービスに出会う。斬新で、ニッチで、予想外。「その手があったか!」と思わずうなってしまう、現地ならではのユニークなビジネスを紹介する。


【シンガポール】
細胞培養で魚肉を食す
受託製造も世界初認可

アバントが開発する培養魚肉を使った魚のフライ(シンガポール科学技術研究庁提供)

アバントが開発する培養魚肉を使った魚のフライ(シンガポール科学技術研究庁提供)

香港系企業でシンガポールにも拠点を持つアバントは、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)と共同で、細胞培養魚肉の研究開発(R&D)を行う。2023年までに同国で試験生産設備も開設し、商用化を目指す。アジアで先駆けて培養魚肉を開発・生産する企業として、将来的に販売を展開したい考えだ。

シンガポールでは代替肉や培養肉の市場が拡大しつつある。代替肉とは植物性原料から製造し、培養肉は細胞培養技術によって人工培養したものを指す。

培養魚肉は魚から採取した細胞を培養して作られる。アバントによると、18年設立の同社はアジアで初めて培養魚肉を開発した企業で、既に魚の細胞を活用した薬用化粧品の商業販売を開始している。

より費用対効果の高い培養魚肉の製造技術開発に向け、科技庁傘下のバイオ処理技術研究所(BTI)と提携。シンガポール中部にあるバイオ研究集積地に共同研究所を開設し、細胞の成長促進や量産などに関する共同研究を行っている。

シンガポール政府が食料自給率の引き上げに向けて細胞培養肉の商用化を後押ししているため、培養魚肉の商業化を加速させる意向だ。

アバントの共同創業者キャリー・チャン最高経営責任者(CEO)は、NNAに「商用化はまずシンガポールで開始する。23年をめどに実現したい。試験生産設備は22年か23年初めに稼働させる」と明かした。将来的には東南アジア諸国や他の地域でも販売する意向だ。

世界で初めて認可
培養肉の受託製造

技術開発が進む中、別のシンガポール企業が細胞培養肉の受託製造開発機関(CDMO)として同国の食品庁(SFA)からライセンスを取得した。同様の事例は世界初という。

認可を受けたのは、老舗ライフサイエンス機器製造のエスコ・ライフサイエンシズ・グループ傘下のエスコ・アスター。今年9月に声明で明らかにした。

ライセンス取得により、商用販売向けの細胞培養肉の受託生産が可能になった。同社はエスコ・ライフサイエンシズが長年製造してきたバイオリアクター(培養槽)を活用し、開発・製造体制を整備。世界に45社余り存在する細胞培養肉関連のスタートアップなどにサービスを提供していく考えだ。

同社は声明で「高品質な細胞培養肉を製造することで『実験室から食卓へ』を実現したい」と述べた。

【動画リンク】アバントによる魚の細胞を増殖させた培養魚肉の切り身でシェフが調理する様子(アバント公式ユーチューブより)

【動画リンク】アバントによる魚の細胞を増殖させた培養魚肉の切り身でシェフが調理する様子(アバント公式ユーチューブより)


【香港】
お昼を食べたら寝放題
バス揺られ安眠ツアー

香港の旅行会社ウル・トラベルの「睡眠バス」(公式サイトより)

香港の旅行会社ウル・トラベルの「睡眠バス」(公式サイトより)

新型コロナウイルス感染症の流行で海外旅行が制限される中、地場旅行会社のウル・トラベルが一風変わったツアーを企画した。「香港人を不眠症から解放する」をコンセプトに、走行中のバスの中で眠ってもらうというツアーだ。

「香港初の睡眠バス」「5時間の妨げられない眠りを」とうたうこのバスツアーは、新界西部の屯門公路や北ランタオ高速道路を中心とした83キロメートルのルートを6時間かけて走る。

バスに乗り込んだ参加者は寝るだけ。フォトスポットの屯門・浩和街とランタオ島の航空機整備エリアでバスが一時停車する際は、降りて写真撮影してもそのまま寝続けてもよい。いくつか設定された降車場所なら途中で降りることもできる。

席種と料金は4つのクラスに分かれ、いずれも乗車前の昼食付き。下階の「ゼロデシベル睡眠席・エコノミークラス」(2席分、睡眠用ギフトセット付き、299HKドル=約4,200円)、上階の「ゼロデシベル睡眠席・ビジネスクラス」(同、329HKドル)、同じく上階の「VIP絶景席」(399HKドル)などから選べる。

インターネット上ではこのツアーについて「バスの振動で眠りにつきやすい」と肯定の声がある一方、「バスに6時間も乗っていると腰痛になるのでは」と心配する人もいるという。

【アジア・ユニークビジネス列伝】「細胞培養で魚肉を食す」「バス揺られ安眠ツアー」 - NNA

 


2021-11-20 16:48:00

バージニア州のホリデーシーズン

ホリデーシーズンが間近に迫ってきました。今年は再びアメリカの国境が開かれ安全な海外旅行が可能になり、たくさんのホリデーイベントが催されます。既に旅行の予約をしようとしている方もまだ計画中の方もお楽しみいただける、バージニア州のホリデーシーズンの豊富なインスピレーションをご紹介します。

 

サンクスギビングを本場アメリカのお菓子で祝う

アメリカで行われているものと同じ感謝祭が世界中で行われているわけではありませんが、「すべての恵みに感謝する」という概念は、今日世界中で力強いメッセージとなっています。バージニア州では1619年に、新大陸最初のイギリス人植民地であるジェームズタウンの郊外にあるバークレープランテーションで、アメリカ初の感謝祭が開催されました。それ以来、アメリカ人は毎年食卓を囲んで感謝の気持ちを伝え、友人や家族とその恵みを分かち合ってきました。バークレープランテーションのツアーは毎日開催されており、また11月にはバージニア・サンクスギビング・フェスティバルが開催され、アメリカの祝日にまつわる歴史を知ることができます。

Virginia Thanksgiving Festival

 

アメリカのサンクスギビングの伝統的要素であるパンプキンパイは、ジョージ・ワシントンの時代には既に食卓に出されていました。以下のレシピは、1796年に出版されたアメリア・シモンズの料理本『American Cookery』に掲載されているものです。アメリカ人が知っている用語や身近な材料を用いた革命的な出版物で、パンプキンパイのレシピも含まれたアメリカ初の料理本でした。

ジョージ&マーサ夫妻が愛したバージニア州マウントバーノンの敷地内にあるレストラン「マウントバーノン・イン」でこのレシピのパンプキンパイを作ることはありませんが、今年のホリデーはアメリカのお菓子をご家庭で作ってみたいという方は、ぜひチャレンジしてみてください。

現代風にアレンジしたレシピ

  • かぼちゃ 1パイント(約500g)

  • 牛乳 1 クォート(約1リットル)

  • 溶き卵  4個分

  • 糖蜜 1/2カップ*(約120ml)

  • しょうが 小さじ1

  • オールスパイス 小さじ1

  • パイ生地 2個

  (*アメリカの1カップ=約240ml)

1.  かぼちゃを半分に切って種を取り除き、逆さまにして350℃で1時間焼く

2.  かぼちゃの皮を剥いてつぶす

3.  牛乳を加えて混ぜる

4.  卵と糖蜜を加える

5.  生姜とオールスパイスを混ぜる

6.  パイ生地に入れる

7.  325℃のオーブンで75分焼く

バージニア州のスターシェフによる「Inside the Kitchen」シリーズでは、他にもご家庭で作れるレシピをご紹介しています。

 
 

11月は料理の祭典が目白押し

毎年サンクスギビングまでの1週間はバージニア・サイダー・ウィークとし、州内各地でイベントが開催されます。りんごはバージニア州の数ある農作物のひとつで、サイダー(りんごジュース)の歴史は植民地時代にまで遡ります。近年では、豊かな歴史に敬意を払いながら、新しいトレンド、味、スタイルを求めて、革新的な飲み物を作るメーカーが増えています。バージニア州のサイダーは、辛口から甘口、スティルからスパークリング、シンプルなものから複雑なものまで様々。新たに登場したのが、コーンに入ったサイダーのソフトクリームです。リッチモンドのBuskey Ciderは最近新しい技術を導入し、アルコール飲料をクリームなしの「アイスクリーム」にすることに成功しました。どちらかというと夏向きですが、Buskeyの新商品「Coffee Maplewood Cider」はホリデーシーズンにぴったりです。

Soft-serve Cider

Coffee Maplewood Cider

11月はバージニア州のオイスター月間でもあります。バージニア州のオイスターは一年中味わうことができますが、11月にはオイスター・フェスティバルやオイスターにちなんだお祭りが開催されます。その豊かな歴史と産地ごとに特徴のある8種類の味、またチェサピーク湾の復興に大きな役割を果たしたことなど、バージニア州のオイスターには語るにふさわしいストーリーがあります。そしてその物語を知るには、実際に訪れるのが一番です。

Virginia oyster


2021-11-20 16:46:00

【中国・潮流】「共同富裕」に向けた取り組みが進む
中国ならではの取り組みも

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2021年10月22日

毛沢東時代にまで通じる概念

2021年8月17日の中国共産党中央財経委員会(以下、中央財経委員会)で、習近平国家主席が「共同富裕」を促進すると述べた。中国の大手検索サイト・百度が運営する百度百科(中国版ウィキペディア)で「共同富裕」を検索すると、その定義は「すべての人々が勤勉と相互扶助、つまり(貧富の)二極化の解消と貧困の撲滅による普遍的な繁栄を通じて、最終的に十分な生活水準を達成できること」とあった。これは、毛沢東元国家主席によって1950年代に最初に提唱された概念だ。また、特色ある社会主義の建設という鄧小平氏の理論でも重要な内容の1つとされる。

中国共産党の全体会議で「共同富裕」に初めて言及された文書は、「第14次5カ年(2021~2025年)規画と2035年までの長期目標綱要に関する建議外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」とされる。この文書は、2020年10月29日に開催された中国共産党第19期中央委員会第5回総会(五中全会)で承認された。その後、2021年3月5~11日に開催された第13期全国人民代表大会(全人代)第4回会議で、「第14次5カ年規画と2035年までの長期目標綱要外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」自体が承認された。その中でも、民生・福祉の拡充に関する部分を中心に「共同富裕」に6回言及されている。

中央財経委員会の韓文秀副主任は8月26日、「『共同富裕』とは勤労による富、イノベーションによる富を奨励し、勤勉で合法的なビジネスと起業家のリーダーが富を得ることを奨励するもの」と説明。先に富を得たものが後から富を得る人々を助けるのであり、「裕福な者を殺し、貧しい人に分け与えるものではない」とも述べた。共同富裕でも一定の格差は存在し、均一な平等主義とは異なる旨も付け加えている。

また、発展に伴い人々の生活の保障と改善を堅持するとして、「人々の教育レベルを改善し、発展能力を高め、より包摂的で公平な条件をつくり出し、社会での上向きの移動を円滑にする。より多くの人々が豊かになる機会を創出しなければならない」と述べた。

そして、1次分配を進めるためには課税、2次分配のために社会保障、3次分配には資金移転などによる調整をそれぞれ強化し、そのことにより中所得者層を拡大させるとした。なお、3次分配の資金移転は強制ではなく、自主的なものとした。税制による適切なインセンティブを提供することで、分配構造改善に向け補完的な役割を果たす、と説明した。

格差縮小に向けた動き

中国は2012年11月の第18回党大会で、2020年までの小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的建設という目標を設定し、貧困撲滅に取り組んできた。そして2020年中に貧困脱却を達成したと宣言した。ただし、貧困脱却は終着点ではない。「共同富裕」という目標の実現に向けて都市と農村の格差縮小に取り組む必要があるとした(2021年3月9日付ビジネス短信参照)。

2020年11~12月に実施された第7回人口センサスでは、中国の都市人口が9億199万人、農村人口が5億979万人となった。都市と農村の可処分所得の差は縮小傾向にはある。しかし、依然として2.5倍以上の開きがあるのも事実だ(図参照)。第14次5カ年規画では、常住人口の都市化率を65%に引き上げる目標を掲げた。その一方で、農村部での物流体制整備、農産品の販売促進、インフラ建設促進など、農村経済の振興による格差縮小などを通じて、都市と農村の発展の格差を是正する動きもある。

図:中国の都市と農村の1人当たり可処分所得の推移
2000年には2.74倍だったが、2000年代に拡大し、2007年には3.14倍となった。2010年代には縮小したものの、2020年でも2.56倍の差がある。

出所:国家統計局の発表を基にジェトロ作成

教育レベル改善に向け、無償オンライン学習やネットゲーム規制も

中国共産党中央弁公庁と国務院弁公庁は2021年7月24日、「義務教育段階の生徒の宿題負担と校外学習負担のさらなる軽減に関する意見外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表した。学習塾の規制のほかに、より優れた無料のオンライン学習サービスの開発と提供を通じて教育分野でも公平性の確保を促すとしている。この意見を受け、国家発展改革委員会など3部門は9月2日、「義務教育段階の校外学習塾の費用に課する監督・管理の強化に関する通知外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表した。この通知では、学習塾に対する価格調査を強化し、適正な価格設定による家計への負担軽減を図るとした。このように、教育のレベル改善や家庭の収入の差による教育の機会の不均衡をなくすための措置が取られている。

さらに、国家新聞出版署は8月30日、「未成年者のオンラインゲーム依存を防止するための管理強化に関する通知外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(2021年9月13日付ビジネス短信参照)を発表。オンラインゲーム会社に対し、未成年へのオンラインゲームサービスの提供について時間制限を課すとした。具体的には、金・土・日曜日と法定休日の午後8~9時に制限される。ネットゲームに依存することなく、勉学に励むよう求めた措置とみられる。

早くも3次分配を表明する大企業も

2021年8月17日の中央財経委員会での習近平国家主席による「共同富裕」促進に関する発言以降、その実現に向けた企業の巨額の資金投入の発表が相次いだ。

  • テンセント(インターネットプラットフォーマー)は「共同富裕専門プロジェクト」を立ち上げた。8月18日、習主席発言のまさに翌日のことだ。資金は500億元(約8,500億円、1元=約17円)。独自のデジタル技術と技術力を組み合わせ、農村の活性化、低所得者層の所得拡大、末端医療システムの改善、教育のバランスの取れた発展などの分野で、継続的に支援を提供する。
  • 拚多多〔ピンドゥオドゥオ、電子商取引(EC)サイト運営〕は8月24日、総額100億元を投じて、農業科学技術の専門プロジェクトを立ち上げると発表した。
  • アリババ(EC最大手)も9月2日、「共同富裕」の目標達成に協力することを発表。2025年までに1,000億元を投入。地域のデジタル化の推進、中小企業の成長・海外進出支援、農業の産業化推進、質の高い就業支援、配達員や運転手などに向け保険・保障の拡充などを進める。あわせて、200億元の共同富裕基金も設立するとした。
  • 吉利汽車(自動車大手)は8月30日、「共同富裕」に積極的に応じ、社員1万884人に1億6,700万株の自社株を付与すると発表した。

浙江省がモデル区として先行

こうした中、華東地域の浙江省が、共同富裕に向けた取り組みのモデル地域となっている。中国共産党中央委員会と国務院は2021年6月10日、「浙江省の質の高い発展による共同富裕モデル区の建設の支持に関する意見外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表。浙江省の目標が示された。具体的には、(1)2025年までに共同富裕モデル区として実質的に質の高い発展を遂げ、都市と農村の発展格差と収入格差、生活水準の差をそれぞれ縮める、(2)2035年までに共同富裕を基本的に実現し、1人当たり域内総生産(GRP)と都市・農村住民の収入をいずれも先進国レベルにする、ことなどを挙げた。

この意見を受け、浙江省は2021年7月19日、「浙江省の質の高い発展による共同富裕モデル区建設実施計画(2021~2025年)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表した。中所得者層の規模を2倍にし、10年で住民の収入を倍増させるという計画だ。公平な就職環境を実現し、戸籍や出身地、性別などによる就職の障害を排除する。このほか、高所得者層や企業家が公益事業や慈善事業を実施することを推奨し、それらの事業実施に関する税の優遇制度を運用するなどとしている。

2021年は第14次5カ年(2021~2025年)規画と2035年までの長期目標が制定された最初の年に当たる。そのため、共同富裕についても様々な関連施策などが発表されている。今後、現実に実施されていく中で、微調整や修正などが行われる可能性もあるだろう。

貧富の格差の是正は世界的な課題だ。その中で、中国の共同富裕の取り組みの行方が注目される。

執筆者紹介
ジェトロ・上海事務所 経済信息・機械環境産業部長
高橋 大輔(たかはし だいすけ)
1997年経済産業省入省、国際関係、エネルギー・環境関係部署、製造産業局自動車課(2016~2018年)を経て、2018年6月よりジェトロに出向し現職。
【中国・潮流】「共同富裕」に向けた取り組みが進む | 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ (jetro.go.jp)

2021-11-20 16:31:00

第4回輸入博が閉幕、成約額は前年比微減、引き続き多くの米国企業が出展

(中国)

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上海発

2021年11月16日

上海市で11月10日、第4回「中国国際輸入博覧会」(CIIE)が閉幕した(2021年11月10日記事参照)。主催機関の中国国際輸入博覧局によると、輸入博の成約額は前回より2.6%減の707億2,000万ドル、累計入場者数(11月10日正午時点)は21.6%減の48万人(前年は61万2,000人)となった。

今回の輸入博には127カ国・地域から2,900社以上の企業などが出展し、422の新たな製品、技術とサービスが紹介された。世界500強企業や各業界のトップ企業281社が出展し、このうち、初回から4年連続で出展した企業は120社に上った。

6つある展示エリアのうち、食品・農産品エリアは出展者数が最も多く、102カ国・地域から1,200社以上の参加があった(2021年11月10日記事参照)。消費品エリアは展示面積が9万平方メートル超と、最も展示面積の大きいエリアとなった。

米中対立は続いているものの、米国企業・団体は積極的に輸入博に出展した。主催者によると、米国企業の出展社数は第1回180社、第2回192社、第3回198社で、今回も200社前後と過去最高水準となっている。国・地域別の参加企業数としては常にトップクラスに位置している(「新華網」11月5日)。

著名な米国企業としては、前年に続きナショナル・プロバスケットボール・アソシエーション(NBA、本社:ニューヨーク州)、ナイキ(本社:オレゴン州)が消費品エリア、キャタピラー(本社:イリノイ州州)、デュポン(本社:デラウェア州)、ジョンソンコントロールズ(本社:ウィスコンシン州)、デル(本社:テキサス州)、マイクロソフト(本社:ワシントン州)、クアルコム(本社:カリフォルニア州)、テキサスインスツルメンツ(本社:テキサス州)が工業技術・設備エリアに出展した。

次回の第5回輸入博も今回と同様、上海市国家会展中心で2022年11月5日から10日まで開催される予定。既に9月28日から出展申し込みを開始しており、主催者によると、11月10日時点で既に前年同期を上回る15万平方メートルを超える申し込みを受けている(第5回輸入博申し込みサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

写真 ナショナル・プロバスケットボール・アソシエーション(NBA)の展示ブース(ジェトロ撮影)

ナショナル・プロバスケットボール・アソシエーション(NBA)の展示ブース(ジェトロ撮影)

写真 マイクロソフトの展示ブース(ジェトロ撮影)

マイクロソフトの展示ブース(ジェトロ撮影)

写真 会場内に掲示された第5回輸入博出展予定企業のパネル(ジェトロ撮影)

会場内に掲示された第5回輸入博出展予定企業のパネル(ジェトロ撮影)

(侯恩東)

(中国)


2021-11-20 16:28:00

ぐるなび/飲食店向け業務用食材・資材仕入れ専用ECサイト開設

2021年11月17日 / EC

     

ぐるなびは11月17日、飲食店とサプライヤーをつなぎ、新たな価値を提供する食材受発注支援事業への本格参入に向けて、飲食店向け業務用食材・資材仕入れ専用のECサイト「ぐるなび仕入モール」を先行オープンした。

<ぐるなび仕入モール>
20211117gnavi - ぐるなび/飲食店向け業務用食材・資材仕入れ専用ECサイト開設

飲食店の発注業務は、FAXや電話などのアナログな手法に頼ることが多く、業務コストがかかっている状況がある。ぐるなびでは、このような課題に対して「定期発注サービス」として、発注業務をスマートフォンで簡便に行える「ぐるなび発注」のトライアルを先行して実施し、約100店舗の飲食店が利用(2021年11月5日時点)している。これまで、食材探しや発注業務の省人化・効率化支援に取り組んできた。

さらに、農林水産省からの受託事業として、2020年7月から2021年2月まで飲食店向け国産食材ECサイト「ぐるなびFOODMALL」を期間限定で運営した。約1万3000店舗の飲食店と約1000社のサプライヤーネットワークを構築し、食材仕入れに関するニーズや課題の収集を行ってきた。そこで得た知見やノウハウをもとに、飲食店の発注業務のさらなる効率化や、飲食店・サプライヤー双⽅にとって新たな取引先の開拓に役立つ「マッチングサービス」として、「ぐるなびFOODMALL」の機能面をさらに進化させた「ぐるなび仕入モール」を新たにオープンし、食材受発注支援事業への本格参入を進める。

「ぐるなび仕入モール」は、食材や飲料をはじめ、テイクアウト用の資材など、定番商材から付加価値の高い商材がそろう豊富な品ぞろえや、価格や生産地などで絞り込みができる仕入れに特化した検索機能が特徴となっている。トップページでは、季節に合わせた特集や選りすぐりの商品を紹介する「ぐるなびセレクト」などによりおすすめ商品を訴求し、飲食店にとって欲しいものが見つかりやすく、また、新たな食材との出会いが可能なECサイトとなっている。

まずは先行オープンとして、厳選されたサプライヤーから約1万3000点を出品。今後は全国のサプライヤーが出品可能となり、2022年4月には2万点を超えるラインナップを目指し本格オープンを予定している。

先行オープンに合わせてお得に購入できる施策を実施。ぐるなびPROへの会員登録とエントリーで3000円分クーポンがもらえるオープニングキャンペーンや、期間限定価格として最大30%OFFとなるセールなどにより、会員獲得やサイトの認知・利用向上に努める。

外食市場全体において、食材領域は約3割を占め、5兆円規模のマーケットと推計されている。また、卸売業におけるBtoB-EC市場は年々増加傾向にあり、飲食店向けの食品卸においてもEC化率は今後も伸長することが予想される。このような背景から、ぐるなびでは、食材受発注領域へ本格参入し、飲食店とサプライヤーをつなぎ双方へ新たな価値を提供するサービスの拡充を図るとともに、外食産業における受発注業務のDX化を促進する。

ぐるなびは、「食でつなぐ。人を満たす。」という存在意義(PURPOSE)のもと、事業を推進している。今後も「飲食店経営サポート企業」として、さらなるサービスの拡充を図る。

■ぐるなび仕入モール
https://gsmall.gnavi.co.jp/

ぐるなび/飲食店向け業務用食材・資材仕入れ専用ECサイト開設 | 流通ニュース (ryutsuu.biz)

 


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