バージニア州のホリデーシーズン
ホリデーシーズンが間近に迫ってきました。今年は再びアメリカの国境が開かれ安全な海外旅行が可能になり、たくさんのホリデーイベントが催されます。既に旅行の予約をしようとしている方もまだ計画中の方もお楽しみいただける、バージニア州のホリデーシーズンの豊富なインスピレーションをご紹介します。
サンクスギビングを本場アメリカのお菓子で祝う
アメリカで行われているものと同じ感謝祭が世界中で行われているわけではありませんが、「すべての恵みに感謝する」という概念は、今日世界中で力強いメッセージとなっています。バージニア州では1619年に、新大陸最初のイギリス人植民地であるジェームズタウンの郊外にあるバークレープランテーションで、アメリカ初の感謝祭が開催されました。それ以来、アメリカ人は毎年食卓を囲んで感謝の気持ちを伝え、友人や家族とその恵みを分かち合ってきました。バークレープランテーションのツアーは毎日開催されており、また11月にはバージニア・サンクスギビング・フェスティバルが開催され、アメリカの祝日にまつわる歴史を知ることができます。
Virginia Thanksgiving Festival
アメリカのサンクスギビングの伝統的要素であるパンプキンパイは、ジョージ・ワシントンの時代には既に食卓に出されていました。以下のレシピは、1796年に出版されたアメリア・シモンズの料理本『American Cookery』に掲載されているものです。アメリカ人が知っている用語や身近な材料を用いた革命的な出版物で、パンプキンパイのレシピも含まれたアメリカ初の料理本でした。
ジョージ&マーサ夫妻が愛したバージニア州マウントバーノンの敷地内にあるレストラン「マウントバーノン・イン」でこのレシピのパンプキンパイを作ることはありませんが、今年のホリデーはアメリカのお菓子をご家庭で作ってみたいという方は、ぜひチャレンジしてみてください。
現代風にアレンジしたレシピ
かぼちゃ 1パイント(約500g)
牛乳 1 クォート(約1リットル)
溶き卵 4個分
糖蜜 1/2カップ*(約120ml)
しょうが 小さじ1
オールスパイス 小さじ1
パイ生地 2個
(*アメリカの1カップ=約240ml)
1. かぼちゃを半分に切って種を取り除き、逆さまにして350℃で1時間焼く
2. かぼちゃの皮を剥いてつぶす
3. 牛乳を加えて混ぜる
4. 卵と糖蜜を加える
5. 生姜とオールスパイスを混ぜる
6. パイ生地に入れる
7. 325℃のオーブンで75分焼く
バージニア州のスターシェフによる「Inside the Kitchen」シリーズでは、他にもご家庭で作れるレシピをご紹介しています。
11月は料理の祭典が目白押し
毎年サンクスギビングまでの1週間はバージニア・サイダー・ウィークとし、州内各地でイベントが開催されます。りんごはバージニア州の数ある農作物のひとつで、サイダー(りんごジュース)の歴史は植民地時代にまで遡ります。近年では、豊かな歴史に敬意を払いながら、新しいトレンド、味、スタイルを求めて、革新的な飲み物を作るメーカーが増えています。バージニア州のサイダーは、辛口から甘口、スティルからスパークリング、シンプルなものから複雑なものまで様々。新たに登場したのが、コーンに入ったサイダーのソフトクリームです。リッチモンドのBuskey Ciderは最近新しい技術を導入し、アルコール飲料をクリームなしの「アイスクリーム」にすることに成功しました。どちらかというと夏向きですが、Buskeyの新商品「Coffee Maplewood Cider」はホリデーシーズンにぴったりです。
Soft-serve Cider
Coffee Maplewood Cider
11月はバージニア州のオイスター月間でもあります。バージニア州のオイスターは一年中味わうことができますが、11月にはオイスター・フェスティバルやオイスターにちなんだお祭りが開催されます。その豊かな歴史と産地ごとに特徴のある8種類の味、またチェサピーク湾の復興に大きな役割を果たしたことなど、バージニア州のオイスターには語るにふさわしいストーリーがあります。そしてその物語を知るには、実際に訪れるのが一番です。
Virginia oyster