遅い夏休みを利用して、２泊３日でオモニの故郷を一緒に訪ねてきました。オモニは日本で生まれ、日本で育った在日２世です。まだ一度も韓国の自分の故郷に行ったことはありません。もうすぐ８０歳になります。

故郷は、韓国慶尚南道の晋州（チンジュ）というところです。今回、高齢の親戚たちと一緒に訪ねてきました。画像は晋州城です。日本と韓国の悲しい歴史が色濃く残る舞台でもあります。

料理以外のいろんなことも含め、今回の訪問が何か良い機会になればと思っています。

勿論、料理も沢山食べ勉強してきました。明日からまた精一杯頑張りたいと思います。

９月に入りました。でもまだまだ暑い日が続いております。誠に勝手ではございますが、当店は９月４（火）～６（木）の３日間を、少し遅い夏休み休暇を頂きたいとおもっております。

ゆっくり休んで、また新たな気持ちで頑張りたいと思いますので、ご不便をおかけしますが、どうかよろしくお願い致します。大好きな夏の終わりの詩を書きます。これくらいにゆっくりと季節の変わり目を、時の流れを穏やかに感じられたら～と切に思います。

　夏の終わり　　　　伊東静雄

夜来の颱風にひとりはぐれた白い雲が
気のとほくなるほど澄みに澄んだ
かぐはしい大気の空をながれてゆく
太陽の燃えかがやく野の景観に
それがおほきく落とす静かな翳（かげ）は
……さよなら……さやうなら
……さよなら……さやうなら

いちいちさう頷（うなず）く眼差のやうに
一筋ひかる街道をよこぎり
あざやかな暗緑の水田の面を移り
ちひさく動く行人をおひ越して
しづかにしづかに村落の屋根屋根や
樹上にかげり
……さよなら……さやうなら
……さよなら……さやうなら

ずつとこの会釈をつづけながら
やがて優しくわが視野から遠ざかる