鳳ブログ
2017-08-29 23:37:00
早いもので、8月もあと1日で終わりです。残暑はまだまだ厳しいのですが、夏もそろそろ遠くへと。
☆当店で長年一緒に働いてくれていた従業員の方が、数年前に重い病気にかかりました。
それ以来ずっと、今も闘病生活を送っています。その彼がFBに1つの詩を載せてくれました。
今回は、その詩を紹介したいと思います。元気に良くなって、また復帰してくれることを祈っています。
『祝婚歌』吉野弘
二人が睦まじくいるためには...
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい

