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前回は、「リーダーの資質」について説明したが、今回は、「プロフェッショナルな仕事」について説明しよう。
現代経営者の条件(10) |
[4]ドラッカ-が語るリーダーの心得(3)
【プロフェッショナルな仕事】
(9)パンは半切れでもパンだが、赤ん坊はそうはいかな
い
何かの仕事をするときは、自分のクライエント(依頼主で、お金を払ってくれる人)が誰であるかをはっきりと認識し、すべてをそこに向けて優先させ、そのニ-ズの実現のために、ほかとは決して妥協しないものである。
しかし、相手の関係者の中に自分と相性が合わない人がいるときだけ「相手を代える」という妥協だけはするというものである。
(10)自分はここで何を貢献できるかを考えよ
「知識の段階から行動の段階に移るときのテコとしての起爆点となるのが、この「貢献」である。
(貢献の内容)
1.状況が求めているもの
2.自分の強みや価値観に根ざしたもの
3.そこから生まれる成果が組織に対して持つ意味
(11)もっとも重要なことから始めよ
成果をあげるための秘訣を一つだけ挙げるならば、それは集中(コンセントレ-ション)であり、焦点を絞ること(フォカシング)である。
「十分話そうと思ったら、百分話せるだけの用意をしておけ」
(12)今日売れている商品が明日売れるという保証はない。企業は絶えず明日を担う商品を作り出さねばならない。
(13)意思決定において2+2=4という具合に、ドンピシャ“正しい答”が出てくるものは真の決定とは言わない。
「組織とは結局のところ、情報と決定(デシジョン)の体系(システム)だ」
(効果的な決定を行うための5つの原則)
1.問題が一般的であり、そして、それは一定の法則なり原則を確立するような決定を下してのみ解決され得ることを明確に認識すること
2.問題に対してその解が満たすべき要件、すなわち、どこまで適用し得るかの限界条件をはっきりと定義し得ること
3.すなわち、一つのことをバラバラに見るのではなく、関連していることに対しても十分な目配りをすること。「正しい解答」は何かということを事前によく考え抜く(シンク・アウト)こと。
すなわち、その決定がまわりに受け入れられやすくなるための条件とか、妥協のあり方とか、適応や譲歩のしかたなどを考える前に、とにかく要件を完全に満足させる解決策は何かを考え抜いておかなければならない。
4.決定それ自体の中に、その決定を実行に移すための手段や具体的な戦術や方策を必ず組み入れておくこと
5.決定の有効性と妥協性を、その後の現実の成功に照らして検証するための「フィ-ドバック・メカニズム」(追査方式)をあらかじめきちんと設けておくこと。
(決定する際のあり方)
1.この決定に関して知っているべき人間は誰と誰か
2.そのためには、どのような行動をとるべきか
3.その行動をとるのは誰なのか
4.行動をとるべき所期の目的を達成し得るためには、その行動はどのようなものでなければならないか
「どんな決定のあとにも、その実現にはフォロ-が重要である。」
(14)Eコマ-ス(電子商取引)の将来といっても、決してすべてがバラ色というわけではない
(15)問題解決を図るよりも、新しい機会に着目して創造せよ

