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香港 2014/08/13(水曜日)
海鮮消費世界平均の4倍、7割が週に3食[農水]
国連食糧農業機関(FAO)の最新統計によると、香港人1人当たりの海鮮の年間消費量は約78キログラムで、世界平均の4倍強に達した。九龍の商業施設、奥海城(オリンピアン・シティー)が行った調査では、香港人の7割以上が週に3回以上海鮮食材を食べると回答。一方で海の環境保護を意識している人はわずか4.2%にとどまっている。
香港文匯報など各紙が伝えた。
奥海城は7月、18~62歳の香港人684人を対象に聞き取り調査を実施した。調査結果によると、「週に少なくとも3回は海鮮を食べる」と回答した人が7割に上った。また「毎日海鮮を食べる」という回答は34%に達した。海鮮食材を購入する理由(複数回答可)については、9割が「他の食べ物にはない新鮮な味」を挙げた。また約6割が「食材が旬かどうか」で購入を決めるとしたほか、約5割は「価格」で決めるとした。「産地で選ぶ」との回答は1割にとどまった。
FAOの統計によると、香港人が1年間に消費する海鮮食材は、1人当たり平均77.5キログラム。世界平均は18.9キロで、香港人の消費量は平均の4倍超に達しているが、調査はこれを裏付ける形となった。
■「食べ過ぎ」は環境に悪影響
また奥海城の調査結果によると、好む海鮮食材にはガルーパ類(ハタ科の魚類)を挙げた人が18.1%で最も多く首位だった。続いてサケ(16.4%)、生カキ(14.5%)、マグロ(14%)となった。

世界自然保護基金(WWF)が香港向けに発表している「シーフードガイドライン」は、海鮮食材の消費がその生物に与える影響を「問題なし」「消費を再考すべき」「消費を避けるべき」の3段階に分類している。
香港人が最も好むガルーパは複数種が「消費を避けるべき」に分類されている。またサケも「消費を再考すべき」に分類されており、香港人が好む食材トップ2が、消費によって影響を受ける危険が指摘されている。
奥海城の調査は「消費を避けるべき」や「消費を再考すべき」という食材の中にも産地によっては「問題なし」に分類されるものもあるとしているが、調査結果では「海鮮の環境保護を意識している」と回答した人は全体のわずか4.2%にとどまっている。
香港島のテーマーパーク、香港海洋公園(オーシャンパーク)系で環境保護を手掛ける香港海洋公園保育基金(OPCFHK)は、「WWFのガイドラインが一種の新しい概念」と指摘。市民が街市(公設市場)やスーパーマーケット、飲食店で海鮮食材の産地や捕獲方法などを意識することは難しいとし、海洋生物の環境保護は業界全体で取り組む必要があると強調した。<香港>
