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2014-08-06 23:10:00

7月中旬時点での2014年の収穫量の予測は、2012、2013年を上回る
Un potentiel de production viticole 2014 estime,
a la mi-juillet, en hausse par rapport a 2012 et 2013
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フランス農水省統計局(SSP)が7月21日付で発表した今年初めての収穫量予測に
よると、2014年の収穫量は、4,640万hlと予想され、歴史的に少なかった2012
年、2013年を上回り、過去5年平均(2009-2013)に近くなると見られる。

2013年に対し10%増、過去5年平均に対し2%増となる。なおこの予想は、あくま
でも7月中旬の時点のものであり、今後、変動する可能性がある。

カテゴリー別では、AOPワインが対前年17%増の2,194万hl(過去5年平均に対し
4%増)、蒸留酒向けのワインが同8%増の842万hl(5年平均に対し8%増)、IGP
が同3%増の1,293万hl(5年平均に対し1%増)、その他(地理的表示のないワイ
ンを含む)が同3%減の312万hl(5年平均に対し19%減)と予想される。なお、
IGP向けのワインは、地理的表示のないワインとして販売される可能性もあり、
現段階で予測するのは難しい。

2013年は、ぶどうの生育の進みが著しく遅かったが、2014年は例年並みの進み
具合である。東部の一部の地方では、過去5年平均に対し、生育の進み具合が
早いところもある。7月21日現在、大半の畑で、果房の形成が終了し(果実の
大きさが最終的なものとなる)、一部の場所では色づきが始まった。冬と春が
暖かかったことが、この生育の早さの要因である。

開花と結実は、全般的に良い天候条件の中で進んだ。花ぶるいは全体的に少な
かった。春の終わりが乾燥して暑かったおかげで、ぶどう畑の衛生状態は、昨
年にくらべて良かった。ウドンコ病やベト病の発生は少なかった。しかし、夏
の初めに繰り返された雷雨のために、一部の産地では灰色カビ病が急激に広が
った。この湿気のある状況のため、今後数週間、カビ病の広がりを監視する必
要がある。

7月21日現在、雹の被害は、程度の差はあるが、全国で28,000haに及び、その
半分近くは、ラングドック・ルーシヨン地方である。この雹と雷雨の被害にも
かかわらず、全国合計の収穫量の第一回の見込みは、2009-2013年の5か年平均
に近い。


[各地の状況]
(*各地域に続く( )内の数字は、2014年予想収穫量、対前年増減率(%)、過
去5年(09-13年)平均に対する増減率(%)の順番です)

シャンパーニュ(320万hl、+12%、+21%)
7月中旬の時点で、ぶどう畑の衛生状態はよく保たれている。灰色カビ病に警
戒が必要。果房の形成が終了し、ぶどう樹の生育は例年より約1週間早い。

ブルゴーニュ・ボージョレー(223万hl、+9%、-2%)
例年より10日早く、果房の形成が終了した。畑の衛生状態は良好。ボージョレ
ーでは、ボトリティス菌が懸念される。最初の収穫量の予測は、コート・ドー
ルとソーヌ・エ・ロワール県を除き、高い。コート・ドールとソーヌ・エ・ロ
ワール県は、6月28日の雹のため、広域で被害を受けた(程度の差はあるが、
6,000haが被害を受けた)。

アルザス(110万hl、+10%、0%)
畑の衛生状態は保たれている。7月初頭の雨が、春の水不足を補った。

サヴォワ(12万hl、+16%、+2%)  ジュラ(8万hl、+38%、-5%)
サヴォワは、開花が十分に広がり、過去5年平均に近い収穫量が予測される。
ジュラでは、果房の形成が終了し、収穫量は今のところ、例年に近いと予測さ
れる。

ロワール(282万hl、+7%、+1%)
どの品種も、7月中旬の時点で、果房の形成が終了した。開花は、良好な天候
のおかげで、素早く、一様に広がった。サントル地区では、ベト病に警戒が必
要。収穫量の予測は、2013年を7%上回ると予測され、過去5年平均に近い。

シャラント(853万hl、+8%、+1%)
6月8日の雹が、程度の差はあるが、開花中の7,500haのコニャックの畑に被害
を与えた。しかし、残りの場所の開花は、良好な条件のもとに進んだ。花ぶる
いは、あまり見られない。ユニ・ブランは、果房の形成の終了段階に近い。畑
の衛生状態は良好だが、ウドンコ病が脅威となり始めている。収穫量の予測は、
現在のところ期待が持てる。

ボルドー(595万hl、+50%、+7%)  南西地方(356万hl、+36%、+3%)
ボルドーでは、2013年と対照的に、開花が良く広がった。果房の形成の終了と
色づきの開始が始まった。畑の衛生状態は良く保たれている。メドックの
1,500haが雹の被害を受けたが、収穫量の予測は、とても少なかった2013年に
対し50%増と見込まれている。南西部では、雹の被害は、特にミディ・ピレネ
地域圏を中心とする局地的なもので、収穫量の予測への影響は少ない。2013年
に減少した後、2014年は例年並みに戻る見込みである。

ラングドック・ルーシヨン(1,260万hl、-7%、-2%)
春の終わりの時点での土壌の保水量は、場所によりばらつきがあった。ガール
県とピレネ・オリエンタル県は例年並みであったが、大産地であるオード県と
エロー県は、保水量が大きく不足していた。開花は、すべての品種について、
例年通り進んだ。生長サイクルの最初に見られた生育の早さは、この数週間で
和らげられた。雹が、程度の差はあるが、オード県の主要部分に被害を与え
(12,800ha)、オード県の収穫量の予測が減少している。

南東部*)(519万hl、+11%、+2%)  コルス(35万hl、0%、+9%)
開花は良好な条件のもとで広がり、花ぶるいも少なかった。夏の初めの悪天候
のために、ヴァール県とヴォークルーズ県では、カビ病が広がっている。ボト
リティス菌は、北部で見られる。ヴァール県、ブーシュ・デュ・ローヌ県、ア
ルデッシュ県での局地的な雹の被害はあったが、この地方の収穫量は、2013年
を上回り、過去5年平均並みとなる見込みである。コルスでは、畑の衛生状態
は良く保たれている。花ぶるいが、グルナッシュとメルロに見られた。
*)ローヌ地方とプロヴァンス地方を含む

(Agreste Conjocture,no.1,2014年7月,7/25公開)