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未来価値創造戦略【2】 |
今回は、「未来価値創造戦略」の「第2回」として、「意味」「時代の到来」「方向」「挑戦」「意義」について説明をしよう。
[2]未来 価値創造戦略
「日本企業の将来像」を描くには、「未来価値創造戦略」を確立し、さらに実現に向けて「ピープル・パワー」を結集しなければならない。このなかで、特に「未来価値創造の時代の到来」を認識するとともに、「お客様発のマーケティング戦略」と「マネジメント・マーケティング・キーワード」を意識しながら「未来価値を創造」しなければならない。
(1)未来価値創造の意味
「未来価値創造」といっても、その意味が皆目分からないので、「現在価値」を認識することによって、「未来価値」を探ることにする。
① 現在価値の未認識
「未来価値創造」と簡単に言っても、ほとんどの人が具体的には何を指しているか皆目わからないのが、現実の姿であろう。しかしながら、世の中には、「現在価値」が数多く存在しているが、意識していないと気がつかないことが多々ある。
たとえば、、「ラグジュアリー・ホテル」の「ホスピタリティ」や、有名旅館の「おもてなしの心」は、「スタッフ」が当たり前のようにふるまうので、「お客様」は普通の態度でいたら、ほとんど気がつかない。
「ラグジュアリー・ホテル」に車で到着すると、車のトランクに入っているバッゲージのネームタッグを見て、「〇〇様いらっしゃいませ」と迎えてくれる。さらに、ベルボーイやフロントは当たり前のように名前で歓迎し、ただちに部屋に案内される。
有名な旅館では、旅館に着くと接客係がすぐに「お客様」の荷物を持ち、部屋に案内してくれるが、途中で「お客様」の背丈を見て、「お客様」に合う浴衣のサイズをそれとなく用意をしてくれる。これらは、「お客様」が気がつかないように振る舞うので、まったくわからないままに見過しされてしまう。
② 具体的な現在価値
世の中には、「これはすごい」「これは素晴らしい」「これはいままでにない味だ」「これ
は新しい」「これは感動ものだ」ということがかなりあり、これらは「お客様の心」を打つものである。これらの事象は、人によって感じ方が違うものであるが、ほとんどは「お客様」にとって、「現在価値」である。
③ 具体的な未来価値
「未来価値創造」の具体的な事象としては、現在は「世の中にまったく存在しない」ものである。たとえば、商品であれば、「おいしい」を通りこして「これは最高」「これは絶品」というものである。
また、商品の価格でいえば、価格が1,000円ではあるが、1,500円の「価値」があるというものである。これが1,200円では「現在価値」で「未来価値」は存在しない。さらに、これらの商品について何度も購入されるという「価値」のレベルである。「おもてなしの心」でいえば、「満足」「感激」を上回るもので、「感動・感謝・至福」を提供して、「お客様」が「共感・感嘆」を感じられ、「また来ます」という「価値」のレベルである。
(2)未来価値創造時代の到来
現在の「マーケティング戦略」を確立するには、未来の生活行動予測によって、「お客様の立場に立つ」という「価値創造」を行うことであった。しかし、「乱気流とカオス」が頻発する時代になり、現在の「マーケティング戦略」では、追いつけなくなってしまった。
この情況を打破するためには、「戦略」そのものの「創造的破壊とイノベーション戦略」を行い、「お客様発のマーケティング戦略」に大転換を図ることによって、「お客様」との「参加・共創的と企業のサプライズの提供」的な「未来価値創造」を行わなくてはならない時代が到来したことを認識しなければならない。
(3)未来価値創造の方向
「未来価値創造」を行うには、「創造的破壊とイノベーション戦略」を積極的に行うことによって、「個性化戦略」を確立して、「グローバル・スケール」で世界に胎動していかなければならない。
最近は、「ブルーオーシャン戦略」なる言葉が聞かれるが、実は「個性化戦略」そのものである。今後の方向として、「分析的アプローチ」は、「集中と選択」で活用し、「現場重視」「ウォッチング」「インタビュー」「デジタル・マーケティング」重視による「機能的アプローチ」による「未来価値創造」を行うことである。
「未来価値創造」の中でも、最も最優先に考えていかなければならないことは、「日本の文化」である「おもてなしマネジメント」を確立することである。いわば、「物心面」より「精神面」を重視する「未来価値創造」である。
(4)未来価値創造に挑戦
現在の多くの企業の問題点は、「現在価値創造」すらも行えていない。このままの姿で、「企業マネジメント」を行っていれば、現在どんなに優れた企業でも、自ずと限界に達してしまうことは自明の理である。
したがって、「サクセシイブ・カンパニー」のためには、「未来価値創造」に挑戦せざるを得ないことを自覚しなければならない。そのためには、「経営者がプロデューサー」となって、「全スタッフ」に「起業家精神」を発揚させ、かつ垣根を超えた組織づくりをしなければならない。
つまり、「タテ」とか「ヨコ」などをまったく意識させない「全員参加マネジメント戦略」の新しい組織によって、「情報・知識・暗黙知」を総合的に構築することによって、新天地が開かれていくのである。
「未来価値創造」で、最重要視しなければならないことは、「帰属意識」の高い「個」を「全員参加マネジメント戦略」という高度な「チームワーク」と「エンパワーメント」によって統合していくスクラムを組むことによって、各「スタッフ」の能力を高め、さらに高度な「情報・知識・暗黙知」の持続的な知識を図ることである。
(5)未来価値創造戦略とは
「未来価値創造戦略」を確立するには、企業はなによりも、より良い会社を創りあげも「クォリティ・オブ・ライフ」を提供しなければならない。そのためには、企業は独自の技術やアイデアを開発しなければならない。
① ビジネスの未来価値創造
1.お客様の参加・共創のビジネスの未来価値創造
2.フランチャイズ・ビジネスの未来価値創造
3.画期的な未来価値創造
4.協働的なビジネスの未来価値創造
5.アウトソーシングの未来価値創造
② お客様の未来価値創造
1.21世紀のマーケティングの未来価値創造
2,変化を創造する未来価値創造
3.自己革新による未来価値創造
4.ヒドノミクスの未来価値創造
5.お客様個人の未来価値創造
③ 個性化の未来価値創造
1.アップスケールの未来価値創造
2.競争相手はお客様という未来価値創造
3.自己差別化の未来価値創造
4.オンリーワン主義の未来価値創造
5.価値訴求の未来価値創造
