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未来価値創造戦略【1】 |
今や「乱気流とカオスの時代」で、経済はまったく安定せず、企業は好不況に一喜一憂ばかりしていて、「企業価値創造」を行なわない企業が多くなっている。しかし、いまでこそ「ポスト不況期経済時代」を目指して企業の「価値創造」を行なわなければならない。
しかも、重要なことは、「現在価値」ばかりでなく、「未来価値」の「創造」の確立が不可欠である。そのためには、「サクセシイブ・カンパニー」を目指して、「日本の企業の将来像」を確立して、「未来価値創造戦略」を確立していかなければならない。
多くの企業では、「企業ミッション」を確立し、「企業戦略」「企業マネジメント計画」「マネジメント・システム計画」を策定していくが、それはあくまで自社や業界内における「企業マネジメント」の範囲内である。
しかし、「乱気流とカオス時代」には、「ポスト不況期経済時代」を見据えて、「日本企業の将来像」と「グローバル戦略」を確立して、それを達成するには「全員参加マネジメント戦略」と「エンパワーメント戦略」を行わなければならない。
[1]未来価値創造とは
「乱気流とカオス時代」こそ、「日本企業の将来像」「企業ミッション」を再構築し、「未来価値創造」を創造していかなければならない。
(1)未来価値創造について
多くの企業が低迷するなかで、「21世紀型の企業」の存在も数多くあることも認識しておかなければならない。これらの企業の根本は「価値創造」に止まらず、「おもてなし・マネジメント戦略」や「共感マネジメント戦略」で「未来価値創造」を確立している。
従来、企業の多くは「差別化戦略」とか「競争戦略」に傾注していたが、「未来価値創造」を行っている企業は、継続的に「創造的破壊とイノベーション戦略」によって、「個性化戦略」を確立して、「グローバル・スケール」で世界が胎動する現在、「日本の創造的企業」が世界から尊敬されていることに気づくべきであろう。
今後の方向として、「分析的アプローチ」は、事業の「集中と選択」に活用し、「現場重視」「ウォッチング(watching:観察)重視」と「インタビュー(interview:生活者との会話)による「帰納的アプローチ」による「未来価値創造」をする企業だけが、継続的に利益を創出し、「サクセシイブ・カンパニー」として位置づけられている。
さらに、「未来価値創造」に不可欠な要件は、「お客様」の「課題の解決」と「要望の発掘」をし、これに企業としての「サプライズ」を提供できる能力を具備させることである。「未来価値創造」のなかでも、最も最優先に考えていかなければならないことは、「日本文化」である「おもてなし・マネジメント戦略」を確立することである。
いわば、「物心面」から「精神面」を重視する「未来価値創造」である。また、「未来価値創造」のためには、「生活者」「お客様」「スタッフ」「関連業者」の「共感」を生まなくてはならない。なかでも、「フランチャイズ・ビジネス」の「加盟店」は、継続的に利益を創出しなければ、「加盟店」は脱落しかねないという側面を持ち合わせていることがあるので、「直営店」よりもより「未来価値創造」が不可欠になっている。
(2)未来価値創造に挑戦
現在の多くの企業の問題点は、「現在価値の創造」も行えていない。このままの姿で「企業マネジメント」を行っていれば、現在どんなに優れた企業とはいえ、自ずと限界に達してしまうことは自明の理である。
企業の「サクセシイブ」のためには、「未来価値創造」に挑戦しなければならない。そのためには、「経営者がプロデューサー」となって、「全スタッフ」に「起業家精神」を発揚させ、かつ垣根を超えた組織づくりをしなければならない。
つまり、「タテ」とか「ヨコ」などをまったく意識させない「全員参加マネジメント戦略」の新しい組織によって、「情報・知識・暗黙知」を総合的に構築することによって、新天地が開かれていくのである。
「未来価値創造」で、最重要視しなければならないことは、「帰属意識」の高い「個」を「全員参加マネジメント戦略」という高度な「チームワーク」によって統合していくスクラムを組むことによって、各「スタッフ」の能力を高め、さらに高度な「情報・知識・暗黙知」の持続的な蓄積を図ることである。
