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強い会社の創造戦略 |
【現代における企業の役割戦略】【10】
[8]サスティナブリティ経営戦略
「企業マネジメント」というのは、「売上」を伸ばし、「コスト」を吸収し、「利益」をあげるということで、そのための「戦略」としての「経営戦略」が不可欠なのである。しかしながら、環境と社会に対する「課題」は急速に高まり、企業は社会に貢献し、環境を改善しながら「利益」をあげていかなければならなくなった。
「強い会社創造戦略論」を構築し「サクセシイブ・カンパニー」を目指すには、いまや「SDGs」を「経営戦略」の主な機能の一つとして位置づけ「社会的役割」を果たしていかなければならない。
(1)社会的経済的環境の転換
「社会的経済的環境」は、いまや「人間」と「自然」とが調和して、さらに「グローバル・コミュニティ」という「新しい経済的世界観」に転換していくことである。この「世界観」では、「グローバル経済」は、地球の自然的、社会的限界の範囲内で「企業マネジメント」を展開しなくてはならないことを意味している。
「経済的システム」にとっては、地球は、「自然資本」と「人的資本」の究極の供給源であるから、健全な「企業マネジメント」というのは、企業は自然の限界の範囲内で、「生活者」の「課題」と「要望」を実現することである。現在の「経済システム」では地球自体が生体システムであるので、その盛衰は地球自体の「サブシステム」では「持続可能」なバランスが維持できるかどうかである。
「生体サブシステム」では、地球に生息する有機体であり、支配できるのは「人間」であるから、自然界のあり方を決定できるのは「人間」なので、「価値観」をつくらなければならない。
「企業マネジメント」を展開する「サブシステム」を機能させるための燃料を提供する「太陽エネルギー」のフロー、「経済システム」に必要な物資エネルギーを提供する天然資源、さらに処理するべき「廃棄物」にもおよぶ。なぜなら「廃棄物」は「失われた利益」として位置づけなくてはならない。
(2)サスティナビリティ経営戦略化
「経営戦略」では、今後重要な機能としては、「サスティナブリティ経営戦略(Sustainability Management Strategy:SMS:略称)」を確立していかなければならない。
このためには、社会的経済的環境の転換があり、このなかで「自然的環境」を重視しなければ「社会的役割」を果たすことができなくなる。「SMS」は、「ビジョン」「企業戦略」「企業マネジメント計画」「企業システム」という「マネジメント体系」のなかに位置づけなければならない。
その基本的な考え方としては、次のことをあげることである。
1.企業マネジメントの中核となる価値観
2.経営者の信念に基づくもの
3.スタッフのモチベーションを高め共感できるもの
4.経営の原理原則に沿うもの
5.店舗マネジメントとオペレーションの原理原則を的確にできるもの
(3)SMSの目標
「SMS」の目標としては、いまや「グローバル」な取組でなければならない。つまり、負担のかけられた地球の「天然資源」や「社会システム」と「人間」の「経済システム」が「調和」しないかぎり、「地球資源」は危機に瀕してしまう。
こうした「経済システム」の変化は、「企業マネジメント」を完全に転換しなければならない。こうした様相は「企業文化」の大転換をも意味している。「SMS」は、「企業」がおかれている「社会」との「共進化」を推進するものでなければならない。
