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【マネジメント・サイクルの活性化】(3)
[3]計画能力の向上
「PDCA」のカナメである「計画能力の向上」には、何といっても「上司の役割」が最大のポイントになる。そのためには、トップの強い意志による「上司の指導力」を向上させるべく、あらゆる「機会」や「手段」を通して、積極的におこなう「企業文化」を醸成しなければならない。
(1)上司の役割
「組織」において、「計画」を立てる場合、部下の優れた「計画能力」如何にかかっているが、それよりも上司の卓越した「指導力」の方がはるかに重要である。
部下に「計画」を立てさせる場合、上司は「計画」の「目的」「骨子」「方向」「日程」を適切に示すことが極めて重要である。ここで、重要なことは、部下の「計画」についての質問を受け丁寧に説明をすることである。
さらに重要なことは、「計画」を立てている時に、いつでも「相談」に乗ることである。また、途中で「中間報告」を受け、適切に「指導」することである。
(2)上司の指導能力
部下の「計画」の未熟さは上司の「指導能力」の不足であり、この強化を図らない限り、「計画」の「確実性」は高まらない。
「指導能力」を高めるためには、次の事項について、企業が「教育」するとともに、「自己啓発」の「システム」を確立しなければならない。
1.トップの意志の確実な把握
2.トップの意志を自己の計画方針化
3.社会的経済的環境の予測化、創造化
4.仮説化の論理の提示
5.計画の全員参加マネジメント化
6.計画に対する経営資源の明確化
7.企業目標によるマネジメント化
8.計画の実現性
9.卓越したリーダーシップの発揮
10.優れたツー・ウエイ・コミュニケーションの実践
(3)部下の計画能力
いくら上司の「指導能力」が高かろうと、部下の「計画能力」が低かったら何にもならない。部下は上司の背中を見て育つとされているが、それは「能力性」「指導性」「人格性」であって、上司の「計画能力」と部下の「計画能力」は自ずと「内容」が異なるので、上司は部下の「計画能力」を高めることを日頃から「教育」をしておかなければならない。
「計画能力」を高めるためには、次の事項について、企業や上司が「教育」し、さらに「自己啓発」の「システム」を確立しておかなければならない。
1.オリジナリティを発揮できる人財
2.創造的破壊とイノベーションをできる人財
3.先制ができる人財
4.物事に集中できる人財
5.原理原則を遵守できる人財
6.一番主義を確立できる人財
7.目標主義を達成できる人財
8.継続主義のできる人財
9.興味主義をもてる人財
10.調和主義のできる人財
これらの「計画能力」は、そうそう具備できるものではないので、「将来目標」としてかかげさせ、「自己努力」をさせていくことが不可欠である。また全項目を達成する人はあまりいないので、「自己の特徴」を勘案して、「長所」を伸ばすことを心がけることが肝腎なのである。
当面の「部下能力」の向上のためには、「計画性」「着実性」「目標性」「創造性」「反省性」などについて、「計画」に基づいて、直接「能力向上」を図ることである。
