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2013-11-09 16:51:00

マレーシア  2013年11月6日(水曜日)
京都のホテル、認証取得のハラル弁当を販売[観光]

JR西日本ホテルズ系列のホテルグランヴィア京都(京都市下京区)が、イスラム教徒(ムスリム)旅行者の取り込みに力を入れている。8月から提供を開始したハラル(イスラム教徒向け)メニューのうち、特に人気の高い「ハラル・洋食弁当」は3カ月間で約50食を販売。これに先立ちマレーシア・ハラル・コーポレーション(MHC)から非イスラム国向けのハラル認証も取得した。

館内のレストラン「ル・タン」では、ハラル専用の食器や調理器具を用意。ハラル認証を受けたオーストラリア産の肉など、ハラル食品だけを保管するためのスペースも設置した。従業員に対しイスラム研修も実施し、洋食弁当のほか、ハラルのキッズプレート、アラカルトメニューなどを提供している。洋食弁当の価格は、税・サービス料込みで3,500円。

今年6月には、非イスラム国向けの「ローカルハラル」認証を取得した。これまでも事前の要望があればハラル食材を利用した食事メニューを提供していたが、さらに1歩踏み込んだ形だ。同認証は、マレーシアの認証基準をベースに、日本で実現可能なハラル基準を提案したもので、マレーシアのハラル産業開発公社(HDC)が認めたハラル監査人の資格を保有するMHCが発行している。

グランヴィア京都の担当者は「マレーシアのハラル認証は、厳格であることなどから世界での評価が高い」と説明。ムスリム客の大幅な増加など、数としてはっきりした効果はまだ表れていないが、ローカルハラルでも十分との声が聞かれるなどムスリム利用者から好評を博しているという。

同ホテルでは、お祈り用マットを用意するなど、利用者の声を受けて3年ほど前からムスリム旅行者の受け入れ体制を整えてきた。当初は中東諸国の富裕層を対象と考えていたが、中間層の拡大や格安航空(LCC)の就航などによってマレーシアやインドネシアなど東南アジアのムスリム客も増えるとみている。外国人宿泊者に占める両国からの利用者の割合は8月時点で0.5%と少ないが、今後団体客を中心に誘客していく方針だ。このほか、同じJR西日本ホテルズ系列のホテルグランヴィア大阪や奈良ホテルでも、ムスリム対応を進めているという。