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2013-11-09 16:40:00

タイ  2013年11月4日(月曜日)
豆腐料理「梅の花」、バンコクに海外1号店[食品]

湯葉・豆腐料理店を展開する梅の花(福岡県久留米市)は1日、バンコク中心部のトンロー通り(スクンビット通り・ソイ55)に海外1号店となる「和・梅の花」を開設した。タイのレストラン運営大手S&Pシンジケート(S&P)との合弁会社を通じて運営。豆腐を中心とする懐石料理をタイ人富裕層に広める狙い。

本多裕二専務取締役とS&Pのパタラ会長が1日、契約を交わした。本多氏は、「バンコク1号店を皮切りに、アジアから世界に梅の花を広げていきたい」とあいさつした。2007年にS&Pと梅の花出店に向けた覚書を交わして以降、リーマンショックや東日本大震災、タイの大洪水を経て11年に再びS&Pと提携を確認。約7年越しで開店にこぎつけた。

合弁会社「梅の花S&P」は、資本金2,500万バーツ(約6,500万円)で、S&Pが60%、梅の花が40%を出資する。梅の花は2003年、別の現地法人、梅の花タイランドを設立し、タイ式のスパと料理を融合した「ブア・スパ」を運営したが、撤退した。同社は今後、豆腐の製造部門として使う。梅の花はかつて進出した米国からも撤退しており、仕切り直しての海外1号店となる。

■日本流おもてなし

本多氏は、「まずは1号店を成功させ、タイに2号店、3号店を開きたい。海外展開についても、S&Pの海外経験を生かせる可能性がある」と意欲を示した。上海や台北、ソウルも検討したが、タイの国民性やS&Pとの関係から、タイを選んだ。「店の運営はS&Pに任せるが、梅の花は、おいしい料理とともに、日本の文化であるおもてなしや、感謝の気持ちを伝えたい」と述べた。

タイの店は、日本で展開する主力の湯葉と豆腐の店「梅の花」を主体としつつ、系列の「かにしげ」で出すカニや寿司もそろえ、「和・梅の花」と名付けた。豆腐の原料となる大豆は日本から輸入。S&Pの工場内に導入した設備で生産する。

日本の梅の花で定番の「梅の花膳」は約1,000バーツ、カニや寿司を含む「梅遊膳」は約3,000バーツ。ソフトオープン後の客層は日本人7割、タイ人3割程度で、接待の利用も多いという。



■S&Pは日本食強化

タイのレストラン運営各社はタイでの和食人気を受け、合弁やフランチャイズ(FC)を通じて日本のブランドをタイに持ち込んでいる。

大手の中では後発だったS&Pにとって「梅の花」は、FC展開する「とんかつまい泉」に続く2ブランド目。S&P関係者によると、とんかつまい泉は年内にバンコクに4店、来年にはチェンマイにも出店する計画という。

S&Pはタイで主力のレストラン「S&P」や、「パタラ」「サイアムキッチン」「ブルーカップ・コーヒー」をチェーン展開。冷凍食品の製造販売やケータリングも手掛ける。「パタラ」はすでに海外に多数出店している。