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2022-08-18 12:46:00

調理から接客、配達まで…外食産業でのロボットの仕事ぶりを見てみよう

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Miso Robotics

  • 多くのファストフード・チェーンがコスト削減のためにロボットやAIをテストしている。
  • 高度な技術を使うことで、調理やサービスに必要な人員を減らすことができる。
  • 受注、調理、さらには配達にまでも、ロボットが使われるようになってきている。

複数のファストフード・チェーン、ファストカジュアル・チェーンが、調理にロボットを導入している

フライドポテト

フライドポテトを大量に調理するマクドナルドの従業員。イリノイ州シカゴで。

Ralf-Finn Hestoft/Corbis/Getty Images


人員不足と人件費高騰によって雇用コストは上がっており、ロボットはそれを削減する手段となっている。まだ計画段階ものもあれば、すでに料理を作っているロボットもいる

レストラン

 

Bloomberg/Inside Chipotle documentary


ホワイト・キャッスル(White Castle)は、Miso Roboticsの調理ロボット、Flippyを導入した

調理ロボット

調理するFlippy。

Flippy.Miso Robotics

出典:Insider


最初のモデルは、フライヤーにバスケットを入れ、油の中で揺らし、チキン・テンダーやテイター・トッツ(Tater Tots)をちょうどいい具合に揚げることができた

調理ロボット

ポテトを揚げるFlippy。

Miso Robotics


Flippyは天井に取り付けられたレールをつたい、厨房を行き来する

調理ロボット

Flippyの全体像。

Miso Robotics


Flippyは、高温の油で揚げるような厨房での危険な仕事を人間のスタッフの代わりに行うことができる

フリッピー

複数のフライヤーを同時に操作するFlippy。

Miso Robotics


フライヤーをFlippyに任せれば、ファストフード店のスタッフは他の仕事に集中することができる

調理ロボット

点検を受けるFlippy。

Miso Robotics


Flippyは人工知能(AI)を使って食品を区別してフライヤーに入れ、調理が済んだら保管場所へと移す

調理ロボット

Flippy用のフライヤー。

Miso Robotics


同じくMisoが販売しているFlippy Wingsはチキン・ウイングを作ることができる

調理ロボット

手羽を移動させるFlippy Wings。

Miso Robotics


バッファロー・ワイルド・ウィングス(Buffalo Wild Wings)もFlippy Wingsをテストしている

調理ロボット

Flippy Wingsが作ったから揚げ。

Miso Robotics


Misoの最新ロボット、CookRight Coffeeは、今まさにパネラ・ブレッド(Panera Bread)でテスト中だ

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クックライト・コーヒー

 

Miso Robotics


これはAIを使ってコーヒーの量や温度を管理するシステムで、スタッフがマニュアルに従ってチェックする必要がない

クックライト・コーヒー

 

Miso Robotics


この技術のお陰で、パネラの従業員は完璧なタイミングでコーヒーを入れることができる

クックライト・コーヒー

 

Miso Robotics


MisoのCEO、マイク・ベル(Mike Bell)は「パネラが、コーヒーの管理システムを改善したいという我々のビジョンに共感してくれて感動している。CookRight Coffeeがパネラに正式に導入され、顧客と従業員の役に立つ日が来るのが楽しみだ」と声明で述べている

クックライト・コーヒー

 

Miso Robotics


チポトレ(Chipotle)では、カリフォルニアのテストキッチンで、AIキッチン・アシスタント、Chippyによるトルティーヤ・チップス作りをテスト中だ

チポトレ

 

Chipotle

出典:Insider


わざと出来上がりにばらつきがでるよう、Chippyをプログラミングしたという。現在の手作り感を再現するためだ

チポトレ

 

Chipotle


ロボットはピザ業界にも進出しており、食品技術企業のPicnicは、1時間に最大100枚のピザを作ることができるロボットを販売中だ

ピクニック

 

Picnic

出典:Picnic


これまでのところ、シアトルのT-モバイル・パークとテキサスA&M大学に導入されていて、2022年時点の技術使用料は、月約2500ドル(約32万円)だ

ピクニック

 

Picnic


スムージー・チェーンのジャンバ(Jamba)はスムージーロボットのBlendidを使って、スムージー・キオスクを作った

調理ロボット

Blendidがスムージーを作っている。

Blendid

出典:Insider


Blendidはロボットアーム、ミキサー、ディスペンサーを駆使してスムージーを作る

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ブレンディッド

ロボットがスムージーを作るキオスク。

Blendid


このシステムは材料の計測から決済処理まで、人間が行う仕事をすべて行うことができる

ブレンディッド

スムージーを受け取る利用者。

Blendid


厨房以外に、ロボットは商品を顧客に届ける手段でもある

ニューロ

 

Nuro


ドミノ(Domino's)は2021年、ニューロ(Nuro)の自律型自動運転ロボットによる配達をヒューストンでテストすると発表した

ドミノ

 

Domino's/Nuro.

出典:Insider


チポトレも2021年ニューロに投資したが、正確な金額は明らかにされていない

ニューロ

公道を走るニューロ。

Nuro

出典:Insider


同じ頃、チックフィレイ(Chick-fil-A)もKiwibotを使い、カリフォルニアでロボットによる配達のテストを開始した

キウイボット

Kiwibotの最新モデル。

Kiwibot

出典:Insider


カリフォルニアの3店舗では、配達にKiwibotを選択することができた

キウイボット

 

Photo by Smith Collection/Gado/Getty Images


外食産業は8000億ドル(約103兆円)規模で、他の職に比べ離職率も高いため、配達から調理、オーダーまで、自動化が今後も進む可能性が高い

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ドミノ

 

Sunday Alamba / AP Images

[原文:Robots are taking jobs flipping burgers and making smoothies as automation invades fast food — see how they work

(翻訳:Ito Yasuko、編集:Toshihiko Inoue)

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