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2020-10-30 23:59:00

 

今回は、江口克彦著「経営者の教科書」を紹介しましよう。江口克彦は、松下電器産業、PHP総合研究所、松下幸之助秘書を歴任し政治家になる。したがって、松下幸之助に関する研究の第一人者で3.。

 

 

 

現代経営者の条件(21)

 

 

 

[7]経営者の教科書()

 

 

 

1.経営では、「目に見える要因」とともに「目に見えない要因」が大切

 

 

 

2.生産者が「いい物を安くたくさん」という考えで物をつくらなければ、企業の発展はありえない。

 

 

 

3.正しい人間観なき経営者は決して一流とはいえない。

 

 

 

4.経営者に必要なことは、傲慢に振舞うことではなく、謙虚に振舞うことである。

 

 

 

5.経営者に部下を拝む心があれば、会社は必ず発展する。

 

 

 

6.「世間は正しい」と考え、その上で経営判断をするところに経営成功の王道がある。

 

 

 

7.すべて百点の仕事でなければ仕事ではない。

 

 

 

8.経営は「勝てば官軍」ではなく、勝ち方の美しさが大切。

 

 

 

9.経営者が社員を感動させなければ、その会社の発展はありえない。

 

 

 

10.“商い”経営もまた礼の道に即していなければならない。

 

 

 

11.即断即決ができない人が経営者として居座るならば、その企業に明日はない。

 

 

 

12.「正しい仕事」を日々積み重ねる以外に、成功の道はない。

 

 

 

13.熱意こそが成功の第一のボタン。熱意があればこそ、創意工夫、知恵も生まれる。行動力も出てくる。

 

 

 

14.暴飲暴食の経営は長持ちしない。経営もまた健康管理に気をつけなければならない。

 

 

 

15.超高速超複雑な時代では、「速さ」が成功と失敗の分岐点になる。

 

 

 

16.治にいて乱を忘れず、その心がけがなければ乱に生き残ることができない。

 

 

 

17.「人生マイナス仕事=ゼロ」を甘んじて受け容れる覚悟なくして、経営を引き受けるべきではない。

 

 

 

18.同じタイプの人を集めない、社員1人ひとりの個性を伸ばす、そういう心がけ実践するところに強固な組織、個性的魅力的集団ができる。

 

 

 

19.励ましを与えられる経営者でなければならない。励ましの連続が大きな成果を生み出す。

 

 

 

20.決してあきらめないこと、決して希望を失わないことが大事。そこから経営成功の扉が開く。

 

 

 

21.経営の教科書を学び、マニュアルを紐解いても、それで経営が身につくものではない。いわく言い難し。そこに、経営成功の秘訣、すなわちコツが隠されている。

 

 

 

22.偉くなるほど愛嬌が大事。

 

 

 

23.基本理念を曲げずに守り抜くことが、会社を着実に発展させる要諦である。

 

 

 

24.経営者にとって大事なことは、己の面子よりも、経営の発展である。

 

 

 

25.自分一人設けることを考えるより、世のため人のためを先に考えるほうが、結果的に儲けることにつながる。

 

 

 

26.雨が降ったら傘をさすように、ごく自然な振る舞いの中にこそ成功の道がある。

 

 

 

27.方針とは「考え方(基本理念)」プラス「具体的目標」プラス「夢(理想)」である。

 

 

 

28.方針というものを出せない指導者は、それだけで失格である。

 

 

 

29.夢のないところは決して生まれない。

 

 

 

30.夢とは、実現することだけが目的ではない。夢に向かって突き進むことこそが尊い。

 

 

 

31.人間の本質を信じ、認めることが人間関係の根本である。

 

 

 

32.なんとしてもこれをやり遂げたい、成功させたいという強い熱意を持ったとき、すでにことは半ば成し遂げられたと同じである。

 

 

 

33.夢を夢で終わらせるのか、夢を現実の成功へと導いていくのか、その差はただ一つ、熱意を持っているかどうかである。

 

34.カンの働かない経営者は、一流とは言えない。

 

 

 

35.天分を見出し、それをより高める努力をしていくところに、風格や品格が生まれてくる。

 

 

 

36.責任ある人がチャレンジ精神を失ったら、それはその場から去る時である。

 

 

 

37.「長」のつく人間の責任は3つである。1つ目は自分のグル-プの仕事をやり遂げる責任、2つ目は自分のしたにいる人材を育てる責任、そして3つ目は新しい仕事を創造していく責任である。

 

 

 

38.リストラの原因は、経営者の怠慢にある。

 

 

 

39.ほどほどの能力、十分な熱意、そして正しい考え方があれば、仕事を任せるべきである。

 

 

 

40.責任ある立場が人を育てる。

 

 

 

41.他人を客観的に見ていくク-ルさと、人間として見守る温かさ。この二つがなければ指導者は務まらない。

 

 

 

42.その時点の能力だけで、永遠の評価をしてはならない。

 

 

 

43.肩書きは、その時点での一時的な立場の表現に過ぎない。

 

 

 

44.社内、社外を問わず、うわべだけで人間を判断してはならない。

 

 

 

45.経営者は問題処理の担当者である。

 

 

 

46.会社の成長発展はすなわち、人の成長発展でもある。

 

 

 

47.自分より能力が上の人間をいかに使えるかが、責任者の大事な能力である。

 

 

 

48.「冷静に考えて叱り、感情いっぱいにほめる」ことが部下育成のコツである。

 

 

 

49.上司は部下を怖がらせてはいけない。いかに伸び伸びと、それでいて上司の思いとおりに動くようにするかを考えなければいけない。

 

 

 

50.部下は上司にとって、自分を映す鏡である。