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2012-10-27 23:06:00

東証1部上場で、飲食フランチャイズを展開する物語コーポレーション(愛知県豊橋市)は21日、上海市徐匯区のショッピングモール「光啓城」内で火鍋料理屋「鍋源」をオープンした。同社にとっては初の海外出店。地元の中国人客を意識したメニューに加え品質の高いサービスを武器に中国市場へと挑む。

開店した店舗では火鍋を主体に、日本食として知名度の高い寿司や刺身も提供する。ターゲットとする顧客層は地元の中国人客。火鍋以外の料理も中国人の嗜好(しこう)に合わせ、日本にはない中国独特の巻き寿司などをメニューに加えたほか、味付けでは中国人スタッフと綿密な打ち合わせを行ってきた。

同社の高山和永専務は、火鍋の市場規模が大きいことから、日本国内の店舗でも取り扱ったことのない火鍋を提供品目に選んだと説明。火鍋を取り扱う地場系飲食チェーンに対抗しつつ、一からノウハウを作っていきたいと述べた。

同社は昨年11月、上海市に現地法人「物語(上海)企業管理」を設立し、市内での出店を目指して準備を進めてきた。出店に当たっては日本での人材研修受け入れなどでこれまで交流のあった、台湾系飲食チェーン「一茶一坐」を運営する上海一茶一坐餐飲から、物件の選定などで支援を受けた。

開店した店舗の売り上げ目標は1カ月当たり100万元(約1,270万円)。今後の出店計画に関して高山専務は、「将来的には全国展開を既に視野に入れているものの、まずは開店した店舗でじっくりとコンセプトを練るため2号店の開店は早くても半年後になる」と述べた。

同日にはオープニングセレモニーが開かれ、あいさつに立った同社の小林佳雄会長は、「反日デモなどの影響が周囲から懸念されているものの、ここ中国での成功は確信している」と強い意気込みを語った。その後の昼食会では、招かれた上海一茶一坐餐飲の社員とその家族へ料理が振る舞われ、「おいしい」とほほ笑んでいた。

 

http://news.nna.jp/free/news/20121022cny018A.html