インフォメーション
米国農務省は、9月12日(現地時間)、2012/13年度の5回目の世界及び主要国の穀物・
大豆に関する需給見通しを発表した。その概要は以下のとおり。
2012/13年度の穀物全体の生産量は消費量を下回るが、大豆の生産量は消費量を上回る
見込み
1世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量:22億3,625万t(対前年度比3.2%減)
(2)消費量:22億8,135万t(対前年度比0.6%減)
(3)期末在庫量:4億3,188万t(対前年度比9.5%減)
(4)期末在庫率:18.9%(1.9ポイント減)
≪主な品目別の動向≫
<小麦>
生産量は、前年度、悪天候による被害を受けた米国の他、インドで増産となるもの
の、凍害や乾燥の影響を受けたロシアをはじめとする旧ソ連諸国、EUで減産となり、世
界全体では前年度を下回る見込み。
また、消費量もインド等を除き前年度より減少するものの、世界全体の生産量は消費
量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。
(1)生産量:6億5,873万t(対前年度比5.2%減)
米国、インド等で増加、ロシア、カザフ、ウクライナ、EU、豪州、アルゼンチン
等で減少。
(2)消費量:6億8,066万t(対前年度比2.0%減)
インド等で増加、ウクライナ、ロシア、EU等で減少
(3)期末在庫量:1億7,671万t(対前年度比11.0%減)
(4)期末在庫率:26.0%(2.6ポイント減)
(5)前月からの主な変更点
生産量は、ロシアで下方修正。
<とうもろこし>
生産量は、主産国の米国ではコーンベルトの高温乾燥により減産となり、前月予測か
らもわずかに下方修正(273.8→272.5百万トン)され低水準、EUも高温乾燥により減産
となり、世界全体では前年度を下回る見込み。
また、消費量も、米国での飼料用需要の上方修正はあるものの、前年度より減少し、
世界全体でも減少する見込み。米国では、輸出量の下方修正等から、期末在庫率は6.5%
と、前月予測(5.8%)に比べ0.7ポイント上方修正。
(1)生産量:8億4,106万t(対前年度比4.1%減)
中国、アルゼンチン、メキシコ、南アで増加、米国、EU、ブラジル等で減少。
(2)消費量:8億5,670万t(対前年度比0.9%減)
中国、ブラジル等で増加、米国、EUで減少。
(3)期末在庫量:1億2,395万t(対前年度比11.2%減)
(4)期末在庫率:14.5%(1.6ポイント減)
(5)前月からの主な変更点
生産量は、南欧の高温乾燥の影響からEU等で下方修正、消費量は、EU等で下方
修正。
<米(精米)>
生産量は、中国や東南アジア諸国で増産となるもののインドの減産により世界全体で
は、前年度を下回り、中国、インド等の消費量の増加から、世界の生産量は消費量を下
回り、期末在庫率は低下。
(1)生産量:4億6,420万t(対前年度比0.2%減)
中国等で増加、インド等で減少
(2)消費量:4億6,769万t(対前年度比2.1%増)
中国等で増加
(3)期末在庫量:1億223万t(対前年度比3.3%減)
(4)期末在庫率:21.9%(1.2ポイント減)
(5)前月からの主な変更点
大きな変更なし。
2世界の大豆需給の概要(見込み)
生産量は、米国はコーンベルトの高温乾燥により減産となり、前月予測からわずかに
下方修正(73.3→71.7百万トン)されたものの、南米は増産見込みにより増加すること
から、世界全体では前年度を上回る見込み。米国の期末在庫率は、輸出量が下方修正さ
れたことから前年度(4.1%)並みの4.3%となるも、期末在庫量は過去9年間で最低水
準。
(1)生産量:2億5,813万t(対前年度比8.9%増)
ブラジル、アルゼンチン、ブラジル、アルゼンチンで増加、米国で減少。
(2)消費量:2億5,673万t(対前年度比0.9%増)
中国、アルゼンチン等で増加、米国で減少。
(3)期末在庫量: 5,310万t(対前年度比1.0%減)
(4)期末在庫率:20.7%(0.4ポイント減)
(5)前月からの主な変更点
大きな変更なし。
詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html
内「米国農務省穀物等需給報告」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_usda/index.html
でご覧ください。
