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2012-07-13 23:36:00
菓子、食品メーカーの谷八(栃木県日光市)はこのほど、新竹市と台北市で洋菓子販売の直営店を開業した。台湾ではコンビニエンスストアでの販売や、百貨店内での期間限定の販売にとどまっていたが、独自の店舗を持つことでブランド力の向上を目指す。年内にも台南市に工場を増設し、生産を大幅に拡大する。
以前は台湾の地場企業との合弁会社を通じ、日本で生産した商品を販売していたが、原発事故による食品の輸出規制を受け、昨年10月に台北市で新たに子会社を設立。今年3月から台湾での生産を始め、コンビニや百貨店などでの販売を始めていた。
直営店は、6月下旬に新竹市の大型商業施設「遠東巨城購物中心」と台湾鉄路(台鉄)台北駅に直結する「京站時尚広場(Qスクエア)」内にそれぞれオープン。売り場面積は台北店が約33平方メートル、新竹店が約15平方メートル。今年度の台湾での売上高は4億円を目指す。
新工場の増設計画も進んでいる。日光市と観光友好都市を結んでいる台南市から誘致を受けており、既存の新北市の工場の5倍強となる約3,000坪の工場を設ける計画。台南の名物であるマンゴーやコーヒー豆を使ったケーキなどオリジナル商品も生産する。「台南を訪れる観光客が必ず食べるような商品作りを目指す」(谷津友章社長)。工場は遅くとも2014年には稼働する見通しで、稼働初年度の売上高は台南工場生産分だけで年間74億円に達するとみている。
同社の主力の生菓子「もちもちロール」は農林水産省の「世界が認める有望加工食品」でベスト4に選ばれている。これまでも日本から香港や韓国などに輸出していた実績がある。今年からは台湾で生産した商品を東アジア、欧米に輸出する。
