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ドラッカーの著書は、数多く日本に紹介され、「サクセシイブ・カンパニー」の「経営者」は愛読書の一つとしてあげてい.。
今回紹介するのは、国際経営評論家で産業能率大学教授(発刊当時)の小林薫の「ドラッカーが語るリーダーの心得」青春出版社(2004)である。
小林薫は、ドラッカーとの50年以上の親交があり、国際経営評論家としては、ドラッカーの「マネジメント」の啓蒙者の一人として「ドラッカー学会」でも活躍をし、「21世紀の企業経営」(ビデオ8巻+解説書)の総監修や、「経営新次元」「新しい経営行動の探求」の翻訳も行っている。
現代経営者の条件(8) |
[4]ドラッカ-が語るリ-ダ-の心得(1)
【リ-ダ-の資質】
(1)リ-ダ-のタイプは千差万別である
――カリスマ・リーダ-などは滅多にいない
「生まれながらのリ-ダ-というものは、実際にいるとしてもほんのわずかであり、いかなる組織も、そういった人々にのみ頼ることは不可能である。」
さらに、リ-ダ-に必要な資質であるリ-ダ-シップは、学び取らなければならないものであり、また学び取れるものとしている。
ただ、一つだけリ-ダ-に共通した点は、部下(フォロワ-)がいることと、また、もし、「性格的資質」なるものがあるとするならば、それは、世間でよくもてはやされる「カリスマ性」や「マジック性」や「ヒ-ロ-性」などまったくないということと、そういったものには訴えていないことである。
(2)効果的なリ-ダ-は尊敬されるが、必ずしも好かれるとは限らない
ドラッカ-が上司を尊敬した理由として「部下の人間としての実力と潜在力を的確に把握し、その「強みを十分に仕事に活かさせ、弱みを介入させない」ということである。
教訓その1
人間は、は、すべてそれぞれの強みにベ-スを置いて、異なった取り扱いをせよ。
教訓その2
高い目標水準を設定せよ。しかし、それぞれの職務の遂行に際しては、自由裁量の余地と責任を持たせよ
教訓その3
人事考課は正直で、正確であるべきであり、また職務の重要不可欠な一部分を構成すべきものである。
教訓その4
他人を教えるときこそ、もっともよく学べる
教訓その5
効果的なリ-ダ-は尊敬されるが、必ずしも好かれるとは限らない。
(3)有能さは習得できる
有能性は、習慣でもなく、慣行でもなく、態度である。しかも、この態度は学習(ラ-ニング)によって後天的に身につけることができる。
リ-ダ-にとって自分の考えを他人に理解させるのが重要な仕事である以上、仲間の言葉を知らなければ自分を理解させることはできない。
したがって、有能なリ-ダ-になるためには、積極的に個室から飛び出し、部下などまわりの人たちの言葉を理解することに努め、組織的系統的に勉強をし続けなければならない。リ-ダ-にとって、主な業務内容について学ぶのは私の仕事だ。
したがって、少なくとも私は道具箱とその中の道具を理解しておきたい。役に立つほど十分に使いこなせないかもしれないが、少なくともその使用方法くらいは知っておかなければならない。
ドラッカ-はリ-ダ-に対して、「自分以外の人間を有能にするのがリ-ダ-としての仕事でもある」と言い聞かせ、「自分のできないことは何か」とか、「彼のできないことは何か」ではなくて、「自分にできることは何か」「彼にできることは何か」というように問題をプラス面中心に突きつけていく態度をとることをすすめている。
