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2012-05-26 22:34:00

北海道発祥のラーメンチェーン「らーめん山頭火」は16日、ジャカルタにインドネシア1号店を開業した。初日から数日間は連日1時間以上待ちの行列ができるなど活況。来店者からは「スープがおいしい」との声が相次いだ。山頭火を運営するアブ・アウト(札幌市)は、当初予定していた目標を大幅に上回る年商1億円の達成に自信を見せた。【久保英樹】

1号店は都心部の商業施設「プラザ・インドネシア」の5階に出店した。香港の一部店舗、マレーシアと同様に現地企業によるフランチャイズ店舗。店舗面積は118平方メートルで、店外に設置するテーブル席と合わせた席数は58席となる。

日本で定番の「らーめん(しお、しょうゆ、みそ味、7万3,000ルピア=約620円)」「辛みそらーめん(8万3,000ルピア)」「チャーシュー麺(8万8,000ルピア)」などに加え、シンガポールやマレーシアの店舗でも提供している、ごはんものやサイドメニュー、定食といった海外独自のメニューをそろえた。麺とつゆは日本から輸入し、その他食材は主に現地で調達する。

■3年で4店舗体制に

日本と同じラーメンの味にするため、技術指導、品質の管理などは、アブ・アウトと日本の総合商社カメイの合弁会社で、東南アジアの山頭火の直営・フランチャイズ店を統括するサントウカ・カメイ・シンガポールが担当する。

店舗指導のためにジャカルタを訪れたアブ・アウトの植田昌紀・取締役兼経営企画室室長は、NNAに対し「平日300人、週末500人の来店を見込んでいたが、開店後は予想以上の客入りで驚いている。このままいけば売上高が目標の月間600万~700万円を超える約900万円、年間で1億円の売り上げが見込める」と語った。

家族7人で来店したレオナルドさんは「シンガポールで暮らしていたときから山頭火を知っていたが、インドネシアでも濃厚でありながら飲みやすい豚骨スープの味を楽しめた」と満足な様子。初めて山頭火のラーメンを食べたアンドリューさんは「ほかの店とはスープの質が違う」と話した。

植田取締役は「同じようにイスラム教徒が多いマレーシアの店舗でも中華系を中心に当社の豚骨ラーメンが好評であることや、主な顧客となる高所得者層が急速に増えていることもあり需要を見込んで参入を決めた」と説明。今後3年で、ジャカルタに2店舗、バリ島に1店舗を追加出店する計画も明らかにした。

山頭火は現在、直営・フランチャイズなどを合わせ、日本国内で30店舗、海外7カ国・地域で17店舗の計47店舗を展開している。昨年の売上高は約36億円で、このうち海外の割合は45%だった。

今年に入ってからは4月に台湾で1号店をオープンしたほか、秋ごろにフィリピン1号店、カナダ2号店、年内にタイ1号店の開業が控えている。一方で日本の店舗数は横ばいのため、今年は海外の売上高が国内を上回る見通しだ。

http://news.nna.jp/free/news/20120521idr003A.html