インフォメーション
2011-12-23 22:59:00
日清製粉グループは、東南アジアでパン事業強化に本腰を入れる。22日には傘下のオリエンタル酵母工業がシンガポールに駐在員事務所を設立すると発表。初の東南アジア拠点として、現在輸出ベースである東南アジア向けベーカリー事業の足元を固める。まずは市場調査を手掛け、将来の現法設立、生産拠点設置を視野に入れる。
事務所は来年1月に設置する。オリエンタル酵母工業の広報担当者によると、駐在員事務所は現地採用のスタッフが2人常駐。また所長は同社の山口直樹海外事業部次長が兼任する。
精度の高い情報を収集するため、インフラが整備されアクセスの良いシンガポールに拠点を設置することに決定した。東南アジア展開を強化する背景について日清製粉グループの広報担当者はNNAに対して「かねてグループとして海外市場が重要になるとの方針を打ち出しており、ビジネス基盤拡充および製造拠点化を目的に活動してきた。東南アジアはもともと製菓・パン食文化を受け入れやすい土壌があり、人口増や経済成長に伴う生活の欧米化が進んでいることで、同地域のベーカリー事業は年率2桁以上の成長をみせており、高い将来性があると判断した」と説明。同地域のベーカリー市場が成長をみせている中でスピード感を持って展開したいとの考えを示した。
オリエンタル酵母工業はパン用イーストや、「フィリング」と呼ばれるカレーパンやクリームパンの中身を生産する日本国内最大手。新拠点では、こうしたパン素材のほか、製菓パンや製麺に関する市場、顧客動向についても情報を収集。既存の顧客との取引量を拡大させるほか、地元の新規取引開拓やM&A(合併・買収)の可能性についても模索する。
http://news.nna.jp/free/news/20111223spd004A.html
