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2011-12-09 12:12:00

師走を迎え、忘年会、クリスマス、お正月準備と気忙しい季節となりました。クリスマスに比べてなんとなく気が重いのがお正月料理の準備です。早々と豪華なお節や少人数用のお節の予約を済まされた方も多いと思います。

お節料理のルーツは、平安時代の朝廷行事にさかのぼります。当時五節句に供えるすべての料理を御節供(おせつく)と呼びました。江戸時代後半には、お正月の料理だけをお節料理と呼ぶようになり現代のお節料理の形ができました。しかし料理が現代のように豪華になったのは、昭和30年代後半です。雑誌や料理番組、料理教室、料理屋のお節料理などの影響です。

地方や家々によって異なりますが、お節を詰めるお重は、一昔前は、四段重が主流でした。一の重に祝い肴(黒豆、数の子、ごまめ、たたきごぼうなど)、二の重に口取り(きんとんやかまぼこ)、三の重に焼き物(海の幸)、与の重に煮物(山の幸)が入れられました。お重に入る料理は、いずれも語呂合わせも含めて縁起のよい、無病息災と子孫繁栄を願うものが中心になります。黒豆はまめに元気、数の子は子孫繁栄、ごまめ(田作り)は豊年豊作、たたきごぼうは豊年息災、昆布巻きは喜ぶ、蓮根は見通しが利く、キントンは財産が貯まる、伊達巻は文化発展、紅白ナマスは水引や平和、橙は代々子孫繁栄、ヤツ頭は人の上に立つなどです。

もともとお節料理は保存食で、日持ちをさせるために濃い味付けでした。今は、冷蔵庫での保存もでき、お節は元旦だけという家庭も多くなり、味付けは薄味にと変わってきました。お節料理は、ゴボウやニンジン、サツマイモなど食物繊維を多く摂ることのできる健康食でもあります。お重を一杯に詰めるのは大変でも、「家の味」を伝えるためにも家族の好む料理を中心にお節料理の何品かを手作りするのはいかがでしょうか。(写真提供:大阪ガスクッキングスクール 株式会社アプリーティ セサモ)

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