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今回は「マ-ケティング関係の新しい考え方」の最終回の説明である。
マ-ケティングの役割⑨ |
[3]マ-ケティング関係の新しい考え方(5)
(15)ナレッジ・マネジメント
「ナレッジ・マネジメント」というのは、社内の「知識資源」を効果的に活用するための「マ-ケティング」に最も活用できるものである。つまり、社員が業務活動で得た知識を企業が一元管理をすることである。このことによって、社員相互の情報交換や知識のレベルアップを図ることを目的としている。 この効果としては、次のことがあげられる。 ・意思決定が早くなる ・お客様の感動の向上 ・商品、サ-ビスの質的向上 ・業務の効率化 「ナレッジ・マネジメント」は、企業の構成員のもっている知識やノウハウを提供してもらい、構成員全員が共有化するものであるから、個人へのインセンティブの制度化と、個人の知識を他に伝達できるシステムを設計しなければならない。 |
(16)ビ-ジョナリ-・カンパニ-
「ビジョナリ-・カンパニ-」について、コリンズとポラスは、「ビジョナリ-・カンパニ-」で次のように説明している。
ビジョナリ-・カンパニ-とは、ビジョンを持っている企業、未来志向の企業、先見的な企業であり、業界で卓越した企業、同業他社の間で広く尊敬を集め、大きなインパクトを世界に与え続けてきた企業である。 重要な点は、ビジョナリ-・カンパニ-が組織であることだ。個人としての指導者は、いかに優れたビジョンを持っていても、いつかはこの世を去る。先見的な商品やサ-ビスといった「素晴らしいアイデア」も、すべて、やがては時代遅れになる。それどころか、市場そのものが時代に取り残され、姿を消すこともある。 しかし、ビジョナリ-・カンパニ-は、商品のライフサイクルを超え、優れた指導者が活躍できる期間を超えてずっと反映し続ける。 |
【ビジョナリ-・カンパニ-の条件】
① 基本理念=基本的価値+目的
1.基本的価値観
組織にとって不可欠で不変の主義。いくつかの一般的指導原理からなり、文化や経営手法と混同してはならず、利益の追求や目先の事情のために曲げてはならない。
「ビジョナリ-・カンパニ-」の「基本的価値観」は、理論や外部環境によって正当化する必要などないものである時代の流れに左右されることもない。市場環境が変化した場合ですら、変わることはない。
「ビジョナリ-・カンパニ-」の「基本理念」は、進歩への飽くなき意欲と密接に関係している。進歩への意欲は、「基本理念」以外のすべての分野で、変化と前身を強く促す。進歩しようとする意欲は、探求し、創造し、発見し、達成し、変化し、向上しようとする人間の奥深い衝動から生れる。
2.永遠に輝き続ける道
たかなるカネ儲けを超えた会社の根本的な存在理由。地平線の上に永遠に輝き続ける道しるべとなる星であり、個々の目標や事業戦略と混同してはならない。
② 高い業績
「ビジョナリ-・カンパニ-」は、短期的な業績または長期的な成功の二者択一が必要だという考え方を受け入れない。何よりも長期的な成功を目指しながら、同時に、短期的な業績についても高い基準を掲げている。
③ 人材投資
「ビジョナリ-・カンパニ-」は、人材投資も積極的で、採用、研修、能力開発に力を入れている。
④ 組織
「ビジョナリ-・カンパニ-」の真髄は、基本理念と進歩への意欲を、組織のすみずみにまで浸透させていることである。目標、戦略、方針、過程、企業文化、経営陣の行動、オフィス・レイアウト、給与体系、会計システム、職務計画など、企業の動きのすべてを浸透させていることである。
「ビジョナリ-・カンパニ-」は一貫した職場環境をつくりあげ、相互に矛盾がなく、相互に補強し合う大量のシグナルを送って、会社の理念と思想を誤解することはまずできないようにしている。
