インフォメーション

2017-12-07 10:16:00

2017/12/06(水)

ジェトロ、香港で日本食品のフォロー商談会

香港の食品見本市「フードエキスポ」に今年出品した日本食品企業向けのフォローアップ商談会が開かれ、出展6社は香港の流通業者に商品を売り込んだ=5日、尖沙咀(NNA撮影)

香港の食品見本市「フードエキスポ」に今年出品した日本食品企業向けのフォローアップ商談会が開かれ、出展6社は香港の流通業者に商品を売り込んだ=5日、尖沙咀(NNA撮影)

日本貿易振興機構(ジェトロ)は5日、香港九龍・尖沙咀の商業施設「K11」に入居するABCクッキングスタジオで、食品見本市「香港フードエキスポ2017」に出展した企業のフォローアップ商談会を開催した。日本の食品メーカーの商機拡大と香港の流通業者による食材発掘の場を提供するのが目的。日本から6社が参加し、香港からは約40人のバイヤーが集まった。

清酒などアルコール飲料の製造を手掛ける大関(兵庫県西宮市)は、香港の量販店への進出を目指してフォローアップ商談会に参加。ABCクッキングスタジオの会員40人向けに試食会を開き、白鳳桃と完熟南高梅を使用した「もも梅酒」が特に人気だった。

香港の食品販売代理業者、利楊飲飲食食の関係者は、大関の日本酒と梅酒を試飲し、「甘いがさっぱりしていて、とてもおいしい」とコメントした。

フードエキスポに今年5回目の出展となったエバラ食品工業の関係者は、「ラーメン関連の商品は香港で既に好調。今後は地場のラーメン店への販売を強化しつつ、火鍋(中国式の鍋料理)店や茶餐庁(香港式大衆カフェ)向けを開拓したい」と述べた。

鶏肉加工ーメーカーのありた(佐賀県有田町)は、フードエキスポで設けた試食コーナーで手ごたえを感じたため、今回の商談会で拡販につなげ、香港で自社の「ありたどり」を広げたいと意気込んだ。