インフォメーション

2017-07-16 09:11:00

シンガポールでも日本の「弁当」が定着しており、地元のスーパーやコンビニ
などで「Bento」として売られています。ただ、一般的には、各店舗とも日本と
比べて売場面積は小さく、種類も多くはありません。
その一方で、シンガポールでよく利用されているのが、飲食店での「持ち帰り」
です。シンガポールにはホーカーセンター(屋台街)やフードコートといった
飲食店街が数多くあり、1食240円くらいからできたてのおいしい料理を食べら
れることはもちろん、「テイク・アウェイ」と言えば(注:「テイク・アウト」
とは言いません。)容器に入れて持ち帰ることもできます。このため、昼食・
夕食時にはたくさんの人でにぎわいます。
そこで、ここでは「弁当」と「持ち帰り」を「外食・中食」の一つと捉えて、
シンガポールの「外食・中食」事情についてご紹介します。

1 食費の3分の2が「外食・中食」
 統計によると、シンガポール家庭での食費における「外食・中食」の割合は
 3分の2を占めており、日本(3割)のほぼ2倍にのぼります。
 「シンガポーリアンは家ではあまり料理をしない」ということをよく見聞き
 しますが、調査結果にもその傾向がよく表れています。

2 5世帯のうち4世帯が共働き
 「外食・中食」の割合が高い要因の一つとして、「共働き世帯が多いこと」
 があげられます。民間のアンケート調査によると、シンガポールの共働き世
 帯の割合は84%で、5世帯のうち4世帯が共働きとなっています(日本は48%)。
 冒頭で述べたように、ホーカーセンターなど安くておいしい飲食店街の充実
 もあり、お互い忙しい中で料理をするよりも、「外食・中食」を利用しよう
 ということが背景にあると考えられています。

このように家ではあまり料理をしないシンガポーリアンですが、料理への関心
が低いというわけではないようです。
2015年にオープンした日本食の料理教室「ABCクッキングスタジオ」には、
20~30代の女性を中心に多くのシンガポーリアンが通っています。関係者の方
に聞いたところ、「ケーキ作りなど料理を余暇として楽しんでいる方がほとん
ど」とのことで、料理との関り方が日本とは少し異なっています。
このようなシンガポーリアンの間でどのように家庭での料理が広がりをみせる
のか、今後も目が離せません!

                  (シンガポール事務所所長補佐 中山)