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2011-09-10 21:42:00

米インターネット検索大手グーグルは8日、地域のレストラン、ホテルなどの情報を提供するザガット・サーベイを買収したことを明らかにした。地域に根ざした企業の情報を拡充し売り上げを伸ばす狙いだ。

Zagat.com

グーグルによる買収を発表したザガットのウェブサイト

 グーグルは自社のブログ上で、今回の買収がレストランなど地域サービス業の「充実した紹介、評価を提供することにより消費者を喜ばせる当社サービスの礎となる」とのコメントを発表した。

 ワインカラーの小型ガイドブックで知られるザガットは、世界の100を超える都市のホテル、レストラン、バー、ショッピングエリアなどの情報を提供している。

 グーグルは、ニューヨークに本拠を置くザガットの各種情報を自社の検索結果や地図に組み入れる方針だ。

 今回の買収は、多機能携帯端末の市場が情報提供企業と消費者の双方から注目を集めていることを改めて示すものだ。ザガットはこれまでアップルの「iPhone(アイフォーン)」や「iPod Touch(アイポッドタッチ)」用に「ザガット・トゥー・ゴー」のガイドブック・アプリを9.99ドル(約775円)で発売しているほか、リサーチ・イン・モーション(RIM)の「ブラックベリー」など他の多機能携帯端末製品向けのアプリも販売している。

 グーグルは買収条件の詳細について明らかにしていないが、32年前にザガットを創業したティム・ザガット氏とニーナ夫人は同社に残るという。

 ザガットは米経済が落ち込み同社の業績も不振に陥った2008年、ゴールドマン・サックスをアドバイザーとして会社の身売りを検討したことがあった。

 ザガット買収の報道を受け、グーグル株は8日午後、前日比2.73ドル上昇し536.76ドルとなる一方、レストラン情報の提供と予約サイトを運営するオープン・テーブルの株価は8%下げて57,66ドルで取り引きされている。