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2017-01-11 12:55:00

キャトル・バイヤーズ・ウイークリー紙の調査による「2016年全米肥育牛業者トップ30社」によると、上位30社合計の肥育能力は123フィードロット・591万頭(前年は120フィードロット・594万頭)。これは、米国における収容能力1000頭以上のフィードロットの55%に相当し、ほぼ前年と同規模である。

ただ、2016年は上位企業3社で大きな変化があった。フリオナ・インダストリーズは7月にカーギル・キャトル・フィーダーズがテキサスに所有していたフィードロット2施設を買収、肥育能力を13万8000頭増加し、6施設合計で43万8000頭に拡大した。これによりカーギルは14万5000頭減少し、4施設計・15万5000頭となった。

オプリガー・フィードヤードは、フィードロット2施設、肥育能力で4万1000頭分を増加し、前年の13位から7位に上昇した。アグリ・ビーフはカンザスとテキサスのフィードロット3施設を売却したことから、肥育能力は6万5000頭に減少し、11位から21位になった。

フィードロット業界の2017年の課題は①牛肉の消費意欲②輸出機会の拡大③肥育牛の収益性④価格回復などが山積しているが、フリオナのブラッド・スタウトCEOは、最大の課題は「製品の透明性を強化し、ベストな経営の遂行と持続可能な基盤を示す努力を通じて、産業全体として牛肉の販売を促進し、消費意欲を刺激するために注力することだ」という。

キャトル・エンパイアのロイ・ブラウンCEOは、特に輸出拡大が重要であると述べ、「鶏肉、豚肉、牛肉と全ての食肉の生産、供給が増加する中で、輸出を拡大しなければ米国農業の生産力は製品価格を圧迫し続けるだろう。世界市場で米国産牛肉の取引を拡大するために、関税の引下げなど新政府とともに取り組めることは全て行わなければならない」と指摘している。

 

※2016年12月19日 CATTLE BUYERS WEEKLY

 2016 肥育業者ランキング上位30社(上位21社まで抜粋)
 
 

養豚企業上位35社、2016年は22社で母豚増加

 
 

The Successful Farming誌 が発表している全米のPork Powerhouses Top35(母豚の保有数による養豚企業上位35社)によると、2016年の上位35社合計の保有母豚数は377万頭で、2015年に比べ12万3000頭増加した。1位のスミスフィールドは保有頭数が減少したが、35社中22社で保有頭数が拡大した。

特に増加が目立つのは、シーボードフーズ(29万頭)で7万3000頭の増頭。同社はトライアンフフーズとともに2017年夏にアイオワ州に新工場を稼働させる予定で、この工場への供給確保のため、提携関係にあるトライアンフフーズのクリステンセンファームから3万5000頭を、また買収したテキサスファーム(2万5000頭)を4万頭規模に拡張した。

Clemens Food Groupは2017年9月にミシガン州でと畜工場を操業開始する計画で、これに連動してオハイオ州に本拠地をもつ企業養豚4社で計2万頭が増加した。独立系のプレステージファームは、2019年の操業開始を目指して新工場を建設中。同工場は1日当たり1万頭の処理能力を備え、同社では60%を自社農場から供給、残りの40%は独立系の生産者から購入するという。

これらの大規模工場の新設を見越して、サウスカロライナ州のグリーンウッド・パッキング社は1日3000頭の工場を閉鎖したが、今後も旧来工場の閉鎖は続くかもしれない。また繁殖場も操業から25年以上を経過している施設が多い。クリステンセンファームは、ネブラスカ州で2つの大規模な生産施設を建設するプロジェクトを推進しているが、同社のCEOは「豚肉産業界には今後3~5年で大きな変化が起こる。それは1990年代半ばのような非常にエキサイティングなものになるだろう」と予測する。

 2016 全米養豚企業トップ35社(20社まで抜