インフォメーション
米国農務省は、10月12日(現地時間)、2016/17年度の6回目の世界及び主
要国の穀物・大豆に関する需給見通しを発表しました。その概要は以下のとお
りです。
-2016/17年度の穀物及び大豆の生産量は消費量を上回る見込み-
1.世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量
25億4,249万トン(対前年度比 3.6%増)
(2)消費量
25億2,577万トン(対前年度比 3.9%増)
(3)期末在庫量
6億1,833万トン(対前年度比 2.8%増)
(4)期末在庫率
24.5%(対前年度差 0.3ポイント減)
《主な品目別の動向》
〈小麦〉
生産量は、EUで多雨(フランス)により減少するものの、ロシア全土で良
好な作柄と高単収に恵まれ増加、米国で冬小麦の単収が史上最高となり増加、
豪州でも作柄が良好で記録的な単収が見込まれること等から、世界全体では史
上最高となる見込み。また、消費量は、EU等で減少するものの、インド、中
国、米国等で増加すること等から史上最高となる見込み。世界全体の生産量は
消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
(1)生産量
7億4,444万トン(対前年度比 1.3%増)
・ロシア、米国、カナダ、豪州、インド等で増加、EU等で減少
(前月に比べ、EU等で下方修正)
(2)消費量
7億3,573万トン(対前年度比 3.4%増)
・インド、中国、米国等で増加、EU等で減少
(3)期末在庫量
2億4,837万トン(対前年度比 3.6%増)
・中国、米国、ロシア等で増加、インド、EU等で減少
(4)期末在庫率
33.8%(対前年度差 0.1ポイント増)
〈とうもろこし〉
生産量は、中国で国家備蓄政策廃止、国内価格低下に伴う播種面積減、7,
8月に黒竜江省西部及び内モンゴル自治区を襲った乾燥型の天候により減少す
るものの、米国で中西部の多くの州で単収が前年度を上回り増加、ブラジルで
も国内価格が比較的高いことにより南部で夏とうもろこしの播種面積の増加が
見込まれること等から、世界全体では史上最高となる見込み。また、消費量は、
米国、中国、ブラジル等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体
の生産量は消費量を上回るものの、期末在庫率は前年度より低下。
(1)生産量
10億2,569万トン(対前年度比 6.9%増)
・米国、ブラジル、アルゼンチン等で増加、中国等で減少
(2)消費量
10億1,893万トン(対前年度比 6.4%増)
・米国、中国、ブラジル等で増加
(3)期末在庫量
2億1,681万トン(対前年度比 3.2%増)
・米国等で増加、中国等で減少
(4)期末在庫率
21.3%(対前年度差 0.6ポイント減)
〈米(精米)〉
生産量は、タイで降雨により乾季米の灌漑用水量が十分確保され作付面積が
拡大、インドでは収穫面積が増加、米国でも長粒種米の生産量が2010/11年以
来最高となることから、世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。
また、消費量は、インド等で増加することから史上最高となる見込み。世界全
体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
(1)生産量
4億8,326万トン(対前年度比 2.4%増)
・タイ、インド等で増加
(2)消費量
4億7,816万トン(対前年度比 1.5%増)
・インド等で増加
(3)期末在庫量
1億2,070万トン(対前年度比 4.4%増)
・中国等で増加
(前月に比べ、タイ等で上方修正)
(4)期末在庫率
25.2%(対前年度差 0.7ポイント増)
2.世界の大豆需給の概要(見込み)
生産量は、米国で単収の上昇から増加、ブラジルでも収穫面積の増加及び単
収の上昇から増加、中国では政策変更によりとうもろこしから大豆への播種転
換が促されること等から、世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。
また、消費量は、中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体
の生産量は消費量を上回るものの、期初在庫が低いことから、期末在庫率は前
年度より低下。
(1)生産量
3億3,322万トン(対前年度比 6.5%増)
・米国・ブラジル等で増加
(2)消費量
3億2,875万トン(対前年度比 4.3%増)
・中国等で増加
(3)期末在庫量
7,736万トン(対前年度比 2.5%増)
・米国等で増加、中国等で減少
(4)期末在庫率
23.5%(対前年度差 0.4ポイント減)
