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2016-10-14 13:51:00

USDA(米国農務省)のトム・ヴィルザック農務長官は9月22日、中国の米国産牛肉の輸入再開に関して「中国の農林大臣より、米国の牛肉供給システムに対する見直しを完了したことから、米国産牛肉に対する禁輸を解除するとの声明を受けたことを大変喜ばしく思う。これは米国産牛肉と牛肉製品の販路の回復に向けた決定的な第一歩である。貿易を再開するための明確な条件に関しては、さらなる技術的な協議をすることになるが、関連機関による迅速な取り決めを期待する」との声明を発表した。

声明の中で、米国の最優先事項は市場アクセスが科学的な根拠と貿易の国際基準に基づくものになることであるとし、世界で最も高品質な牛肉を生産する米国の生産者にとって、人口13億人の中国は重要な市場であるとしている。

2003年度の米国産牛肉の輸出額は、112カ国に対して計30億ドル(輸出量90万トン)だったが、BSE発生を受けて2004年度には11億ドル(30万トン)まで落ち込んだ。USDAは、まだ一部に制約が残っているものの、輸入再開への取り組みを推進してきた結果、2015年度には58億ドル(80万トン)、輸出先国は112カ国までに回復したとしている。

2003年の中国の牛肉輸入額は計1500万ドル(1万2000トン)で、米国からは1000万ドルだった。近年、中国の牛肉輸入は劇的に増加し、2015年には23億ドルに達している。USDAは、2016年の中国の牛肉輸入量は約82万5000トンとなり、米国に次いで世界第2位の牛肉輸入国である日本を上回るだろうと予想している。

 

※2016年9月22日 USDA NEWSRELEASEほか

 
 

中国への輸出再開に向けた第一歩―セング会長

 
 

USMEFのフィリップ・セング会長兼CEOは9月22日、中国の国家品質監督検験検疫総局局長が米国産牛肉の輸入に対する禁輸措置を解除することを発表したことについて、「これは中国への牛肉輸出再開の重要な第一歩だ。USMEFは中国とUSDAが今後も米国から輸出される牛肉に適用する条件について協議しなければならないことを理解している。米国のサプライヤーが製品の出荷を開始するために必要な今後のステップについて、より詳細な情報が早期に明らかになることを期待する」とのコメントを発表した。

また、全米牛肉生産者協議会(NCBA)の国際取引ディレクターのケント・バッカス氏は、中国政府が30カ月齢未満の米国産牛肉の輸入を再開する方針を示したことについて「これは米国の牛肉生産者にとって素晴らしいニュースだ。これから技術的な交渉を続け、公式に輸出認可証明の手順を進めなければならないが、中国は世界で二番目の牛肉購買国。さらに中流階級の成長もあり、米国の肉牛生産者にとっては輸出拡大の大きなチャンスだ」と語った。

 

※2016年9月22日 USMEFNEWS、FOODMARKET.com