インフォメーション
米国農務省は、7月12日(現地時間)、2016/17年度の3回目の世界及び主
要国の穀物・大豆に関する需給見通しを発表しました。その概要は以下のとお
りです。
-2016/17年度の穀物全体の生産量は消費量を上回り、大豆の生産量は消費量
を下回る見込み-
1.世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量
25億2,215万トン(対前年度比 2.8%増)
(2)消費量
25億1,288万トン(対前年度比 3.1%増)
(3)期末在庫量
6億310万トン(対前年度比 1.6%増)
(4)期末在庫率
24.0%(対前年度差 0.4ポイント減)
《主な品目別の動向》
〈小麦〉
生産量は、EUでフランスの多雨により減少、ウクライナ等でも減少するも
のの、米国で冬小麦の単収が史上最高となり増加、ロシアでは春小麦の播種面
積拡大により増加すること等から、世界全体では史上最高となる見込み。また、
消費量は、中国、米国等で飼料用需要増に伴い増加すること等から史上最高と
なる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上
昇。
(1)生産量
7億3,851万トン(対前年度比 0.5%増)
・米国、ロシア、アルゼンチン等で増加、EU、ウクライナ等で減少
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(2)消費量
7億2,934万トン(対前年度比 3.1%増)
・中国、米国、インド等で増加
(前月に比べ、中国、米国等で上方修正)
(3)期末在庫量
2億5,370万トン(対前年度比 3.8%増)
・中国、米国、ロシア等で増加、インド等で減少
(前月に比べ、中国等で下方修正)
(4)期末在庫率
34.8%(対前年度差 0.2ポイント増)
〈とうもろこし〉
生産量は、中国で国家備蓄政策廃止及び国内価格低下に伴う播種面積減によ
り減少するものの、米国、ブラジル、南アフリカ等で増加することから、世界
全体では前年度を上回る見込み。また、消費量は、米国、中国、ブラジル等で
増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回る
ものの、期末在庫率は前年度より低下。
なお、2015/16年度のブラジルの生産量は、同国中央部の乾燥及び南部パラ
ナ州の2016年6月前半の季節外れの降霜による冬とうもろこしの作柄悪化から、
前月より750万トン下方修正。
(1)生産量
10億1,074万トン(対前年度比 5.3%増)
・米国、ブラジル、南アフリカ等で増加、中国等で減少
(前月に比べ、米国等で上方修正、ブラジルで下方修正)
(2)消費量
10億925万トン(対前年度比 5.0%増)
・米国、中国、ブラジル等で増加
(3)期末在庫量
2億839万トン(対前年度比 0.7%増)
・米国等で増加、中国等で減少
(前月に比べ、中国等で上方修正)
(4)期末在庫率
20.6%(対前年度差 0.9ポイント減)
〈米(精米)〉
生産量は、米国でカリフォルニア州の中・単粒種米の作付面積拡大に伴い増
加、インド等でも増加することから、世界全体では前年度を上回り史上最高と
なる見込み。また、消費量は、米国等で増加することから史上最高となる見込
み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率はほぼ前年度並み。
(1)生産量
4億8,123万トン(対前年度比 2.3%増)
(2)消費量
4億8,063万トン(対前年度比 0.4%増)
(3)期末在庫量
1億730万トン(対前年度比 0.6%増)
・中国等で増加、タイ、インド等で減少
(4)期末在庫率
22.3%(対前年度差 0.0ポイント増)
2.世界の大豆需給の概要(見込み)
生産量は、米国等で減少するものの、ブラジルで収穫面積の増加及び単収の
上昇から増加、中国では政策変更によりとうもろこしから大豆への播種転換が
促されること等から、世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。ま
た、消費量は、中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の
生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。
(1)生産量
3億2,595万トン(対前年度比 4.4%増)
・ブラジル等で増加
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(2)消費量
3億2,878万トン(対前年度比 3.6%増)
・中国等で増加
(3)期末在庫量
6,710万トン(対前年度比 7.0%減)
・アルゼンチン等で減少
(4)期末在庫率
20.4%(対前年度差 2.3ポイント減)
