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2016-06-11 22:49:00

シンガポール  2016/06/10(金曜日)
JA全農合弁、新業態の実験店開設へ[食品]

JA全農などが出資するわしょくワークス(東京都品川区)は2017年3月までをめどに、シンガポールに新たな業態の実験店を開設する。店内での飲食と持ち帰りの両方が可能な、すし和食店とする計画だ。

同社はすでに同国南部のケッペル島で高級和食レストラン「花蝶(かちょう)」を運営している。今後はすし店の海外展開を強化する方針で、比較的手頃な価格で楽しめる店舗をシンガポールに設置することを決めた。

海外事業の推進に向け、今月中にすし店や鮮魚店を展開する魚力(東京都立川市)を引受先とする第三者割当増資を実施。魚力はわしょくワークスの19.2%株を取得し、同社の事業に参画する。

わしょくワークスには全農が49%、飲食店の運営や外食のコンサルティングなどを手掛けるフードワークス(東京都品川区)が51%を出資している。フードワークスの広報担当者によると、新業態の店舗では既存の花蝶と同じく、同社の急速冷凍システムを活用し、日本で板前が調理したメニューを船便の冷凍コンテナで輸送。現地に専門の料理人がいなくても、本格的な和食を提供できる事業モデルを導入する。

料理の価格は、持ち帰りで1人前当たり1,300円程度を想定。店内でのディナーでは、同3,000円弱を見込んでいる。花蝶の1万円以上と比べ、多くの人に手が届きやすい水準だ。

店舗の立地は現在、検討中。「(新業態の)1号店となるので、成功が見込める場所を慎重に選んでいく」(フードワークスの広報担当者)という。