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2016-05-14 15:58:00

米国農務省は、5月10日(現地時間)、2016/17年度の1回目の世界及び主
要国の穀物・大豆に関する需給見通しを発表しました。その概要は以下のとお
りです。
-2016/17年度の穀物全体の生産量は消費量を上回り、大豆の生産量は消費量
を下回る見込み-
※現時点では、北半球で作付作業中、南半球で未だ作付作業が始まっていない
ため、本報告は極めて暫定的なものである。

1.世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量
25億633万トン(対前年度比 1.8%増)
(2)消費量
24億9,522万トン(対前年度比 2.1%増)
(3)期末在庫量
6億499万トン(対前年度比 1.9%増)
(4)期末在庫率
24.2%(対前年度差 0.1ポイント減)

《主な品目別の動向》
〈小麦〉
 生産量は、アルゼンチン等で増加するものの、EU、ウクライナ等で減少す
ることから、世界全体では史上最高の前年度を下回る見込み。また、消費量は、
EU等で減少するものの、インド等で増加することから史上最高となる見込み。
世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
(1)生産量
7億2,699万トン(対前年度比 1.0%減)
・アルゼンチン等で増加、EU、ウクライナ等で減少
(2)消費量
7億1,256万トン(対前年度比 0.7%増)
・インド等で増加、EU等で減少
(3)期末在庫量
2億5,734万トン(対前年度比 5.9%増)
・中国等で増加、インド等で減少
(4)期末在庫率
36.1%(対前年度差 1.8ポイント増)

〈とうもろこし〉
 生産量は、中国で国家備蓄政策廃止及び国内価格低下に伴う播種面積減によ
り減少するものの、米国で播種面積の大幅増により増加、アルゼンチン、南ア
フリカ、EU等でも増加することから、世界全体では前年度を上回り、史上最
高の2014/15年度をわずかに下回る見込み。また、消費量は、中国、米国等で
増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、
期末在庫率は前年度より低下。
(1)生産量
10億1,107万トン(対前年度比 4.4%増)
・米国、アルゼンチン、南アフリカ、EU等で増加、中国等で減少
(2)消費量
10億1,190万トン(対前年度比  4.4%増)
・中国、米国等で増加
(3)期末在庫量
2億704万トン(対前年度比 0.4%減)
・米国等で増加、中国等で減少
(4)期末在庫率
20.5%(対前年度差 1.0ポイント増)

〈米(精米)〉
 生産量は、米国で長粒種米の作付面積の大幅増に伴う増加、インド等でも増
加することから、世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。また、
消費量は、米国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産
量は消費量を上回るものの、期末在庫量の伸びに対して消費量の伸びが大きい
ことから、期末在庫率は前年度より低下。
(1)生産量
4億8,071万トン(対前年度比 2.2%増)
・インド等で増加
(2)消費量
4億8,053万トン(対前年度比 0.4%増)
(3)期末在庫量
1億661万トン(対前年度比 0.2%増)
・中国等で増加、タイ、インド等で減少
(4)期末在庫率
22.2%(対前年度差 0.1ポイント減)

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 生産量は、米国等で減少するものの、ブラジルで収穫面積の増加及び単収の
上昇から増加、中国では政策変更によりとうもろこしから大豆への播種転換が
促されること等から、世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。ま
た、消費量は、中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の
生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。
 なお、アルゼンチンは、2016年4月の洪水の影響により、2015/16年度の生
産量が前月から250万トン下方修正。
(1)生産量
3億2,420万トン(対前年度比 2.6%増)
・ブラジル等で増加、米国等で減少
(2)消費量
3億2,796万トン(対前年度比 3.1%増)
・中国等で増加
(3)期末在庫量
6,821万トン(対前年度比 8.1%減)
・米国、アルゼンチン等で減少
(4)期末在庫率
20.8%(対前年度差 2.5ポイント減)