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2016-04-15 17:57:00

台湾  2016/04/15(金曜日)
カルビー、2Qに台湾合弁を清算[食品]

カルビーは第2四半期、台湾に設けている合弁会社を解散・清算し、台湾のスナック菓子市場から一時的に撤退することを決めた。

 



 

カルビーは2012年12月に頂新国際集団傘下の台湾食品大手、味全食品工業と合弁で台北市内に「台北カ楽比食品(カ=上の下にト、台湾カルビー)」を設立。出資比率はカルビーが51%、味全が49%で、味全が雲林県斗六市に設けている工場の敷地内にラインを設け、じゃがいもを主材料とするスナック菓子「じゃがビー」を生産している。ただ業績は思わしくなく、2016年3月期上期(15年4~9月)の売上高は前期比44%減の2億100万円、15年3月期通期(14年4月~15年3月)の売上高は前期比30%減の5億7,000万円で、ともに赤字を計上した。

カルビーのコーポレートコミュニケーション本部広報部はNNAに対し、合弁解消の経緯について「味全から昨夏、台湾カルビーの全持ち分49%の売却を打診されたため、社内で検討の結果、買い取りや継続ではなく解散・清算することに決めた」と説明。今後については、「台湾市場ではカルビーとじゃがビーの認知度が高い。できるだけ早い時期に現地法人か新たな合弁会社を設立し、事業を再開したい」と述べた。 

頂新グループでは13年から、傘下企業の違法な食用油の製造・販売が相次いで発覚。市民の間で同グループの製品を避ける動きが加速し、事件とは直接関わりのない味全も巻き添えを食う形で売り上げが大きく落ち込んだ。カルビーは「事件によって小売店頭での棚の確保などにも影響が出ており、このまま事業を継続することは困難と判断した」と説明している。

味全は資産の売却による経営の立て直しを図っており、今年1月にはUCCグループとの台湾合弁会社である優仕コーヒー(コーヒー=珈琲の王へんが口、UCC台湾)と優味企業の2社の株式について、持ち分の全てをUCCグループのシンガポール法人に売却すると発表していた。

味全の蘇守斌総経理は聯合報に対し、じゃがビーの売り上げが「理想的ではなかった」と振り返り、「今後はチルド食品や乳製品などの本業に注力していきたい」と述べた。