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2016-02-27 14:26:00

マレーシア  2016/02/26(金曜日)
日本から旬の水産物、高い付加価値PR=全漁連[農水]

全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)と水産物・水産加工品輸出拡大協議会は25日、マレーシア・クアラルンプールの和食レストラン「笹川」で、同国初めての「日本産水産物のPRセミナー&試食会」を開催した。首都圏から参加した和食レストラン関係者ら約50人に、新鮮な日本の魚を摂取することで健康が維持できることを紹介したほか、空輸した新鮮な旬の魚13種を使った料理を提供し、本場の味をアピールした。

 

全漁連は日本食人気の高まりを受け、海外で日本産水産物拡販に向けた取り組みを強めている。東南アジアでは昨年1月にシンガポール現地法人が情報発信を行うアンテナショップの役割を兼ねた和食レストランを開業。同国を東南アジア市場のマーケティング拠点と位置づけ、6回にわたるPRセミナー・試食会を開催してきた。

■マレーシアは和食への意識高い

大森敏弘常務理事は、マレーシアについて「国内400店以上の和食レストランがあり、東南アジアでも相対的に高品質な和食への意識が高い」と指摘。今後の需要拡大を見込み、今年初めてマレーシアでの開催を決めたと説明した。さらに、ベトナムやタイなども今後の展開先としてにらんでいきたいという。

セミナーでは、大森常務理事が「季節によって異なる旬の味に恵まれた、日本の水産物のファンになってほしい」と挨拶した後、三英食品販売営業本部特販部の増田裕担当次長が、魚を摂取することで健康が維持できる仕組みを解説。和食ならではの「生食」では特に多くの栄養分を保てる点などについて説明した。全漁連販売事業部直販事業グループの渡辺聡グループマネジャーは鹿児島県産の「枕崎ぶえん鰹」を取り上げ、味や高い栄養価、実際の漁獲方法などについて紹介した。

JFは、今回のイベントに合わせ、日本国内の各県JFグループにより、地元漁業者が自信を持って勧められるとして選定された「プライドフィッシュ」を中心に、13種の水産物を空輸。笹川の協力を得て、ぶえん鰹のたたきや大分産かぼす鰤のしゃぶしゃぶ、サクラエビのかき揚げ、シメサバの切り身など多彩なメニューで提供した。

■生食、若者に人気=地元飲食業者

スランゴール州スバンジャヤで和食レストランを営む華人系マレーシア人女性は、「刺身の新鮮さに驚いている。マレーシアではまだ火を通した魚料理を好む人が多いが、生食は若者を中心に人気が高まっており、今後はメニューに加えていきたい」と語った。

水産物の空輸は、ANAフーズ(東京都港区)がクアラルンプール国際空港(KLIA)直送で請け負った。また、マレーシア側では、同国内で日本産農産物や水産品を卸しているJMGトレーディングがイベント運営に携わった。