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健康志向が進んでいる英国で、白い食パンの代わりに全粒粉やシード(ヒマワリなどの種)入りの「黒い」食パンが人気を集めていると「デイリー・メール」紙が伝えた。
独立系小売アナリスト「Kantar Worldpanel」によると、ホワイト・ブレッド(精製した小麦粉からつくられる、いわゆる「白パン」)の昨年の売上げは、小売店全体で1%減少したという。
一方で、シード入りパンの売上げは9%、ブラウン・ブレッド(※)も6%増加している。
ホワイト・ブレッドが健康に与える影響については近年疑問の声があがっており、ホワイト・ブレッドが性的活力を減退させるという説もあるという。
一方で、全粒粉を使うホールグレイン・ブレッドなどのブラウン・ブレッドは、繊維質、ビタミンB6、ビタミンE、マグネシウム、亜鉛、葉酸、クロムなどの栄養素が豊富に含まれ、健康的なチョイスとして考えられている。
ハーヴァード大学の科学者たちが10年間にわたって行った研究によると、高繊維のパンを食べている人は、ベーグルやバゲットを食べる人よりも心臓発作や脳卒中を起こす割合が少ないという。
また、ワシントン大学の研究では、ホワイト・ブレッドからブラウン・ブレッドに変えることで、心臓発作の危険性が20%も下がるとしている。
しかし、ホワイト・ブレッドの人気が後退しているといっても、売上げ自体は依然としてブラウン・ブレッドよりも圧倒的に優性。毎日販売される1,200万斤のパンのうち、ホワイト・ブレッドは66%の790万斤を占め、ブラウン・ブレッドは27%の324万斤、シード入りは7%の84万斤。
年間売上げでは、ホワイト・ブレッドが10億ポンド、ブラウン・ブレッドは4億2,300万ポンド、シード入りは1億100万ポンドと、まだまだ差がある。
※ブラウン・ブレッド=小麦の皮や胚芽を除かずに製粉した全粒粉と小麦粉で作ったパンのほか、ライ麦パン、胚芽パンなども含む、褐色のパンの総称。いわゆる「黒パン」。
