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シンガポール 2016/02/02(火曜日)
岩手県産米をPR、シンガポールで初セミナー[農水]
岩手県は1日、シンガポールで「岩手県産米セミナー・試食交流会」を初めて開催した。県産米の最大の輸出先であるシンガポールで、現地の飲食店や小売店など業界関係者へ県産米の特徴や炊飯法を紹介。PRを強化し、輸出拡大を狙う。
セミナー・試食交流会は繁華街オーチャードのホテル、グランド・ハイアット・シンガポールで開催。現地の和食レストランや小売店などの関係者約50人が出席した。
セミナーでは、JA岩手ふるさとの担当者が県産米の産地や特徴、「世界一安全・安心な産地づくり」への取り組みなどを説明。米穀の加工・販売などを手掛ける純情米いわて(岩手県盛岡市)の担当者は、精米・精選など米収穫後の作業工程や、お米のおいしい炊き方を紹介した。
その後開かれた試食交流会では、岩手の特産品、南部鉄器を使って炊いた県産米のほか、牛肉、水産物、日本酒、菓子類など県産食品が振る舞われた。県庁やJA、生産者など岩手側の関係者との意見交換会も同時に行われた。
岩手県農林水産部の佐藤実・流通改善担当課長はNNAに対して、「シンガポールには県産米として『ひとめぼれ』と『あきたこまち』を出荷している。特にBtoB(企業間取引)は安定的かつ確実に供給できるので、今後さらに販路拡大を進めたい」と説明した。
シンガポール向けの県産米輸出量は179トン(2014年度)で、2位の香港(23.4トン)、3位の台湾(18トン)を大きく上回っており、全体の輸出量の約8割を占める。佐藤課長は「シンガポールの外食大手RE&Sの和食店で扱ってもらっていることが大きい。日本産米の輸出が加速する中、産地間競争の激化が予想されるが、昼夜の温度差が大きい気象条件から岩手ではおいしい米がとれることをアピールしていきたい」と話す。
BtoC(企業対個人取引)では、これまでシンガポールの日系スーパーマーケットで年1回、数週間ほどイベントを実施してきたが、今後は開催期日を計約40日に増やし、開催店舗も追加するなどしてブランド浸透を図る。
岩手県は、2008年ごろからシンガポール向けに県産米の出荷を開始している。
日本の農林水産省の統計によると、14年の商業用日本産米の輸出額で、シンガポールは前年比24%増の3億7,100万円となり、国・地域別で香港(4億9,700万円)に次いで2位だった。輸出量でも35%増の1,295トンで2位につけている。

